• "核兵器"(/)
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  1. 島田市議会 2010-12-01
    平成22年第4回定例会−12月01日-02号


    取得元: 島田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-01
    平成22年第4回定例会−12月01日-02号平成22年第4回定例会  平成22年第4回島田市議会定例会会議録  平成22年12月1日(水曜日)午前10時00分開議      出席議員(23名)         1番   清 水 唯 史 君        2番   八 木 伸 雄 君         3番   藤 本 善 男 君        4番   星 野 哲 也 君         5番   村 田 千鶴子 君        6番   曽 根 嘉 明 君         7番   橋 本   清 君        8番   大 石 節 雄 君         9番   桜 井 洋 子 君        10番   紅 林   貢 君         11番   坂 下   修 君        12番   原 木   忍 君         13番   杉 村 要 星 君        14番   仲 田 裕 子 君         15番   中 野 浩 二 君        16番   平 松 吉 祝 君         17番   冨 澤 保 宏 君        18番   溝 下 一 夫 君         19番   松 本   敏 君        20番   佐 野 義 晴 君         21番   福 田 正 男 君        22番   河原崎   聖 君         23番   小 澤 嘉 曜 君      欠席議員(なし)
         説明のための出席者        市  長  桜 井 勝 郎 君       教育長   松 田   宏 君        企画部長  仲 安   寛 君       総務部長  藤 田 和 義 君        市民福祉部長兼               環  境              甲 賀 房 江 君             石 間 鉦 哉 君        支所長                   経済部長        スポーツ             前 田 勇 夫 君       建設部長  渡 辺   学 君        文化部長        市民病院              中 野 恵 之 君       教育部長  北 川 清 美 君        事務部長        消防長   河原崎 隆 夫 君       参  与  大 石 重 範 君        監査委員  伊 藤   孝 君      議会事務局職員出席者                              次長兼        事務局長  鈴 木 昌 之               石 川 桂一郎                              庶務係長        議事調査              久保田   誠         主  査  榑 林 弘 三        係  長        主  査  松 本 健 一 議事日程(第2号)  第1.議案第95号 財産の取得について  第2.一般質問 本日の会議に付した事件  議事日程(第2号)と同じ  一般質問(個人質問)    13番 杉 村 要 星 君    8番 大 石 節 雄 君    5番 村 田 千鶴子 君    9番 桜 井 洋 子 君    7番 橋 本   清 君    2番 八 木 伸 雄 君    3番 藤 本 善 男 君 △開議の宣告   (午前10時03分) ○議長(平松吉祝君) 出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  ───────── ◇ ───────── △議事日程の報告 ○議長(平松吉祝君) 議事日程は、お手元に配付したとおりであります。  ───────── ◇ ───────── △議案第95号の上程、説明 ○議長(平松吉祝君) 初めに日程第1、議案第95号を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  桜井市長。     〔市長 桜井勝郎君登壇〕 ◎市長(桜井勝郎君) ただいま上程されました議案第95号 財産の取得につきまして御説明いたします。議案の1ページをごらんください。なお、参考の1ページに入札結果表及び機器の概要がありますので、あわせてごらんいただきたいと思います。  本議案は、アナログ式地域防災無線の廃止に伴うデジタル式MCA無線の整備のため無線機器130台を購入しようとするものであります。この物品購入契約について、去る11月29日に指名競争入札を執行いたしました結果、6社が参加し、株式会社バハティが2,026万5,0000円で落札いたしました。つきましては、物品購入契約を締結するため議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めるものであります。何とぞ適切なる御議決をお願いいたします。 ○議長(平松吉祝君) 説明は終わりました。  ただいま提案理由の説明がありました議案第95号についての質疑は12月7日火曜日に行います。議案質疑の通告は12月3日金曜日の正午をもって締め切りとなりますので御了承願います。  ───────── ◇ ───────── △一般質問(個人質問) ○議長(平松吉祝君) 次に日程第2、一般質問を行います。  一般質問の一問一答方式での発言時間は、議員の発言時間、執行当局の答弁時間を含めて50分以内となっておりますのでよろしくお願いいたします。  なお、終了時間の3分前には議員の発言並びに執行当局の答弁にかかわらず1回ブザーを鳴らしますので、質問のまとめをお願いいたします。終了時間にはブザーを2回鳴らしますので、御承知おきください。  それでは、一般質問の通告がありますので、順次発言を許します。  初めに、杉村要星議員。     〔13番 杉村要星君登壇〕 ◆13番(杉村要星君) 私からは、次の1点について質問をいたします。  金谷地区の公図の取得について。金谷地区の土地の公図は、平成21年3月までは金谷支所で入手できましたが、金谷南支所がオープンした4月以降は、ここ、島田本庁でなければ入手できなくなりました。これは金谷地区住民に対するサービスの低下ではないかと思います。そこで、なぜそうなったのか、その経緯と理由をお伺いします。  以上です。     〔13番 杉村要星君発言席へ移動〕 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。     〔市長 桜井勝郎君登壇〕 ◎市長(桜井勝郎君) 杉村議員の1の御質問についてお答えいたします。  金谷支所での公図交付業務を廃止した理由は、機器のリース期間が満了を迎えたこと、交付実績が年々減少し、平成20年度は1日0.6件と極めて低いこと、交付請求者のほとんどが事業者、不動産業者とか建設業者であること、公図の交付に伴う問い合わせ本庁税務課職員の専門的な知識が必要なことなどであります。  以上、答弁申し上げました。  なお、再質問については担当部長から答弁させる場合がありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平松吉祝君) 杉村議員。 ◆13番(杉村要星君) それでは、私がこの質問を行うことになった背景を最初に少し述べさせていただきたいと思います。  実は、先月の11月、私の知人に土地の所有権に関するいざこざが発生しまして、私のところに相談に来ました。そこで私は、その土地の公図を取りまして、その地番を確認して、次に法務局へ行ってその地番の登記簿を取りまして、その所有権をはっきりさせるとこういうことをしたいと思いました。そのために北支所に電話して金谷の支所で今まで公図が取れたけれども、今度は北支所ができたんだから、北支所で公図が取れるのですかということを尋ねましたら、南支所へ行ってくれということで最初はそういうふうな答えがありました。で、しばらくして訂正がありまして、南支所ではなくして島田の本庁のほうへ行ってくれということになりました。そこで私は、なぜ金谷で取得できていたものが島田まで行かなければ取得することができなくなったのかととても疑問に思いましたけれども、とにかく公図が必要ということで、この島田の本庁へ来て税務課で公図を発行してもらいました。しかし、先ほど言いましたように、今まで金谷支所で取得できたものが、どうしてこの島田まで来なければならないのかととても疑問に思い、そして少し腹も立ったわけです。何よりも私が疑問に思いましたのは、市長はこの金谷支所を南と北に分けるに当たっては、サービスを低下させるようなことは絶対ない、そういうことはしないということをこの議会で何度も言っておられました。にもかかわらず、南支所がオープンするやいなや、公図が金谷では取得できなくなったでは、これは少し話が違うなと。約束違反ではないかというふうに思って、きょう質問をさせていただくことになった次第です。  したがって、私が気づいたのが先月だったということで、昨年4月から少し日にちがたってしまっての質問になりましたことを御了解いただきたいというふうに思います。  で、今、市長のほうから幾つかその理由を述べられたわけなのですけれども、その中で最初にリース期間が切れたからというようなお話がありましたけれども、これはどういうことですか。何のリースが切れて、何でこの金谷ではできなくなったのか、そこを質問したいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 甲賀市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼支所長(甲賀房江君) 廃止した理由の中の機器のリース期間が満了を迎えたことについてお答えいたします。廃止する前、金谷庁舎では公図専用の機器をリースしておりまして、公図の交付をしておりました。これはリース契約でもって機器を使っておりましたけれども、そのリース期間が平成20年10月で切れるということになっておりました。南支所がオープンする際に少し期間はあったわけですけれども、当時、金谷支所が北支所と南支所に分かれるに当たりまして、金谷地区での市民サービスについて改めて検討を行いました。そこで両支所での業務の振り割りを行ったところ、少しリース期間が残っておりましたけれども、全体の業務の割り振り、また事務改善等々あわせまして、公図の交付については廃止をしたという経過がございます。 ○議長(平松吉祝君) 杉村議員。 ◆13番(杉村要星君) 交付を管理発行するその機械のリース期間が満了したからということですけれども、公図の管理と発行はコンピューターでやっていますよね。これはちょっと私聞きましたら、パソコンでやっているということですので、その機械、コンピューターということだと思いますけれども、そのリース期間が満了しても、私はほかのパソコンにその公図管理のプログラムをインプットして、それでデータであるCD−ROMをそこにセットすれば、そのパソコンで公図というのは管理、それからアウトプットができるのではないかというふうに思いますので、このリース期間が切れたからというのは私はちょっと理由に当たらないのではないかというふうに思いますけれども、ほかのコンピューター、パソコンでは継続できなかったわけですか、質問します。 ○議長(平松吉祝君) 甲賀市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼支所長(甲賀房江君) 以前、金谷支所で取り扱いをしていた機械とは現在、税務課で公図を交付する機械とは別物です。現在は税務課のほうでCD−ROM、議員が今おっしゃいましたように、特定のコンピューターにCD−ROMをインストールして公図を交付しておりますが、それとは取り扱いが違うということです。  それと、この業務を廃止した理由はそれだけではございません。先ほど申し上げましたとおり非常に件数が少なかったり、あるいは市民の方というより、市民の方ももちろん事業者の方でも市民の方はいらっしゃいますが、いわゆるビジネス絡みの事業者が9割以上そういう方であったこと、そうしたいろいろな点で検討した結果、とりやめたという経過がございます。 ○議長(平松吉祝君) 杉村議員。
    ◆13番(杉村要星君) 機械がちょっと違うということでしたけれども、私はパソコンで管理してそれでアウトプットしているということであれば、私が機械が違ってもそれは継続できたものだというふうに思います。したがって、コンピューターリース期間が満了になったからできなくなったというのはちょっと理由としてはどうかと、納得できないというふうに思います。  で、次の質問ですけれども、引き上げたその理由のほかの部分ですけれども、業者が多いからというのがその理由にありましたけれども、私は業者は公図を取得するときに一々専門的な知識を持った人から説明を聞くということは必要ないことだと思うのです、彼らはプロなんですから。だから、私は業者が9割くらい、多いからといって引き上げるというのはちょっと納得いかないわけですけれども、その業者は公図を取得するのに主にどういう使用目的で公図を取得するか、その辺はどのように理解していますか。 ○議長(平松吉祝君) 甲賀市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼支所長(甲賀房江君) 先ほども申し上げましたけれども、金谷の支所にあっては9割方が業者の方からの申請によるものであるということ、それとその内容については個々には細かくは私、把握しておりませんが、多くは不動産売買、そうしたものの用途で申請をされたということです。  それと、先ほど税務課職員の専門的な知識が必要だということですが、ここに関して少し申し添えますと、業者の方は恐らくそうした専門的なお問い合わせはなかったのではないかというふうに思います。いわゆる1割の市民の方、そうした申請時に市民の方から公図の交付申請に当たって問い合わせがあったというふうに承知をしております。 ○議長(平松吉祝君) 杉村議員。 ◆13番(杉村要星君) わかりました。ちょっと話のつじつまが合わないような気がしますけれども、業者の方は9割以上であると。で、その人たちは専門的な知識を知らせてもらわなくてもいいけれども、残りの1割の方が専門的な知識が必要だから、その人のために金谷に置いておかないで島田に引き上げたと、こういうことになるのではないかと思いますけれども、ちょっと納得がいかないわけです。  それでは、業者の方が9割ぐらいだということですけれども、島田の本庁でなければ取得できなくなるということについては、その人たちに対して事前にお話をしたり、あるいは根回し、了解を取るというようなことはされましたか。 ○議長(平松吉祝君) 甲賀市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼支所長(甲賀房江君) 市民の皆様には業務内容が変わるということで、金谷地区限定であります金谷コミュニティ新聞ほほえみですか、こうした広報がありますので、この発行に合わせて平成21年3月に南支所、北支所で取り扱う業務一覧表ということで市民の皆様にはお知らせをしてあります。それ以外の部分については広報等で、個々の事業者あてにということではございませんが、広報等でお知らせをしてございます。 ○議長(平松吉祝君) 杉村議員。 ◆13番(杉村要星君) はい、わかりました。  それでは、川根地区はどうなっていますか。川根地区も現地では公図が取れなくて、その専門的知識を説明するために島田へ来いということになっていますか。 ○議長(平松吉祝君) 甲賀市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼支所長(甲賀房江君) 川根支所につきましては、取り扱いはいわゆる合併前と合併後では変わっております。現段階では川根支所は島田の税務課が対応していると同じようにコンピューター1台、職員のコンピューターにインストールして交付申請に対応している現状があります。ただ、川根支所については5割ぐらいは、件数自体はやはり規模が小さいですから枚数も少なくなっておりますけれども、川根支所については実績から申し上げますと5割ぐらいは市民の方からの申請であること、またこれまではですけれども、そうした公図の交付申請に当たっては、交付するに当たっては、そうした専門的な問い合わせもなかった、そんなような実績もあります。 ○議長(平松吉祝君) 杉村議員。 ◆13番(杉村要星君) 川根は川根地区で取得できると。それから専門的な知識も説明してあげられているということですね。だったら、金谷でも同じようにやってもらえばよかったのではないかというふうに思います。  今までお聞きした答弁では、どうしても金谷から島田に移さざるを得なかったというような理由だとか根拠が私にとりましては少し希薄だというふうに思います。  そこで、平成21年3月まで取得できていたものが取得できなくなった。1がゼロになったというのは私はまさにサービスの低下であり、専門的な知識で説明してあげるから島田まで来いというのはサービスの押しつけだと私は思います。したがって、これまでどおり金谷で取得できて、さらにその専門的な知識も必要な人には説明が受けられるようになるというのが私は真の行政のサービスの向上ではないかというふうに思うところであります。  そこで提案ですけれども、よかれと思って島田に引き上げたということであれば、それを非難するつもりはありませんけれども、しかし市民にとってサービスの向上というのが真の願いでありますから、それはこれまでどおり公図だけ入手できればよい、これは業者の方がほとんどだと思いますけれども、そういう人は金谷北支所で、あるいは南支所、どちらか一方でよいと思いますけれども、金谷の支所で取得できる。そして専門的な知識、これは固定資産税のことだとか、そういったことだと思いますけれども、そういった説明を受けたい人は島田本庁で説明を受けながら取得できるというようにぜひ両立てにしていただきたいというふうに思います。私はそれが市民に対する行政の真のサービスの向上だとこういうふうに思います。来月からとは言いませんので、何かの機会をとらえて来年度からで結構ですので、ぜひ両立てで実施するという方向で検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。 ◎市長(桜井勝郎君) サービスの低下というお話がありましたけれども、100のうち1つぐらいはそれは金谷地区にとってはサービスの低下があるかもしれませんけれども、金谷側の立場になればそういうふうに思うかもしれませんけれども、旧島田市側の立場になれば、やはり教育委員会が金谷のほうにおるということは、島田市民にとっては、この旧島田市民にとっては、やはりサービスの低下になるということでございまして、いろいろなことを総合的に判断して、そして全体的に両市、川根も含めて金谷、旧島田を含めて全体がサービスの向上になる。一つ一つ挙げると低下は確かにありますけれども、そういうことはやはり多少そういう痛みは我慢していただかないと全体のサービスの向上には私はならないと思いますので、その点は見解の相違ではございますけれども、島田は島田市民のサービスの低下が結構あるのです。そういうことも了解していただきたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 杉村議員。 ◆13番(杉村要星君) こういう問題で市長から直接答弁いただくのは大変恐縮なのですけれども、私は物理的に、あるいはコスト的にどうしても金谷に継続できなかった。島田へ持ってこざるを得なかったのだと。だから理解してくれというのであれば、私は無理は言いません。だけれども、パソコンにその公図の管理するプログラムを入れてCD−ROMをセットしてプリンターにつなげば公図は出てくるわけなのです。だから、物理的にどうしても金谷に置いておくことができなったということではないということと、それから先ほど話がありましたように専門的な知識を必要とする人は1割ぐらいの人だと。残りの9割の人は業者の人だから、公図をもらえばそれでいいのだというのであれば、それは残しておいてもいいのではないかと思うのが私は普通の考え方ではないかと思いますので、何回も言います。ハード的にすごく難しいとか、コストがすごくかかるというのであれば私は無理は言いません。だけれども、そうではないということを聞いたので、それだったら残しておいてくれればいいではないか。そのほうが金谷の人たちに対するサービスの継続、サービスの向上になるのではないかとそういうふうに素直に思うから私は言っているだけなのです。これ以上議論しても何だと思いますので、金谷のほうで継続してもらえるようにぜひ検討していただきたいということを要望しまして、質問を終わります。  以上です。 ○議長(平松吉祝君) 次に、大石節雄議員。     〔8番 大石節雄君登壇〕 ◆8番(大石節雄君) 議長のお許しをいただきましたので、以下3点について一般質問をさせていただきます。  1として、島田市家族と地域の時間づくり推進事業についてであります。島田市では今年度、観光庁の家族の時間づくりプロジェクトの指定を受け、大人と子供の休みのマッチングを行う実証事業を行いました。観光庁では事業実績後に家族の過ごし方の変化等をアンケート調査により把握し、社会的効果や問題点、課題点とその改善方法を検証するとしていますが、当島田市として実施した社会的効果や、今回の問題点、課題点について以下、お伺いします。  (1)として、SL列車無料乗車体験最終参加人数と成果はどうであったか伺います。  (2)として、親子ふれあいイベント“ハッピーフライデーin川根”の成果はどうであったか伺います。  (3)として、富士山静岡空港を利用した家族旅行への助成の利用状況はどうであったか伺います。  (4)として、公共施設の無料開放の利用状況はどうであったか伺います。  (5)として、全体を総括してみて、今後の取り組みの展開はどのように考えているか伺います。  次に2として、山村振興計画についてであります。中山間地の国土保全や水源の涵養、自然環境の保全等の重要な役割を発揮させるため、森林等の保全を図ることなどを目標に山村振興法が制定され、山村振興計画が策定されています。そこで、以下の点について伺います。  (1)として、第5期の山村振興計画の現状について伺います。  (2)として、平成26年度までの計画であると思いますが、今後の具体的な取り組みについて伺います。  次に3として、島田市団体バス運行事業についてであります。先月の広報しまだにも掲載されていましたが、バスの受付期間を変更するとのことだったが、バス利用の現状と有効利用の可能性について以下、伺います。  (1)として、利用状況、稼働率はどうか伺います。  (2)として、行政側の利用状況はどうか伺います。  (3)として、合併後の3地域間の、これは旧島田、旧金谷、旧川根でありますが、交流活動として利用できないか伺います。  以上、壇上での質問といたします。     〔8番 大石節雄君発言席へ移動〕 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。     〔市長 桜井勝郎君登壇〕 ◎市長(桜井勝郎君) 大石議員の1の(1)の質問からお答えします。  参加人数は314世帯、1,120人でした。予想以上の反響があり、地域の魅力を再認識するとともに、親子の触れ合いの場として活用され、一定の成果を得たものと考えております。  次に、(2)についてお答えします。当該事業の実施につきましては、地域間交流の促進とともに、さまざまな地域づくり団体の参画や地元住民の主体的な取り組みなど今後の地域づくりにつながるものがあったと考えております。また、参加者の皆さんについても川根の豊かな自然を満喫させるために、会場では地元の温かいおもてなしに感動していただけたものと思っております。  次に、(3)についてお答えします。当該助成事業については16件、61人の方が利用され、45万5,000円の助成を行いました。  次に、(4)についてお答えします。島田市総合スポーツセンターをはじめとした公共施設6施設の無料利用者は4日間の合計で4,355人でした。  次に、(5)についてお答えします。本年度の取り組みで多くの事業所に御協力をいただいた点や、地域を越えた連携が図られたことなど一定の取り組み成果があったものと考えております。来年度についても親子の触れ合いがより一層深まるよう取り組んでいきたいと考えております。  次に、2の(1)についてお答えします。山村振興計画は、川根地区の旧伊久美村及び旧笹間村地区における交通、産業基盤、文教、社会、生活環境、国土保全等、各分野における振興施策であり、事業の推進については各種助成措置等を活用し、計画的に進めております。  次に、(2)についてお答えします。現在の山村振興法の法期限は平成27年3月末となっております。その後の情報は現在示されておりませんが、期限が延長される場合には次期計画を策定し、計画的な事業実施に努めていきたいと考えております。  次に3の質問についてですが、(1)から(3)については関連がありますので、一括してお答えいたします。団体バスの利用状況でありますが、現在、市内の老人クラブ、町内会、子供会、福祉団体等の皆様に御利用いただいており、平成21年度の実績で稼働率は約78%となっております。利用対象については市内の団体としておりますので、このバスにつきましては行政側の利用はありません。また、合併後の3地域間の交流活動として各種のイベントなどの実施にあたり団体からの申し込みがあればバスを御利用いただくことは可能であります。  以上、答弁申し上げました。  なお、再質問については担当部長から答弁させる場合がありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) 一通り答弁いただきました。順次、一問一答にて再質問させていただきます。  まず1の(1)でありますけれども、この事業を取り組んで参加者というか、すべては無理かもしれませんけれども、アンケートなど意識調査というか、そういったものは行ったかどうかお伺いします。 ○議長(平松吉祝君) 仲安企画部長。 ◎企画部長(仲安寛君) 参加者の皆さんのアンケート調査についての御質問でございますけれども、アンケート調査は観光庁が実施いたしました。10月末に行いまして、小学校8校あるいは中学校5校、それから幼稚園5園、こうしたものを抽出いたしまして、各保護者の皆様方約5,000人強でございますけれども、対象として調査したというふうに聞いております。  それからあと学校の校長、あるいは学級担任ということで、これもいろいろな意向を確認させていただいたと。それから事業所につきましても1,400社程度の事業所にアンケート調査をやったということでございまして、国土交通省のほうで実施をいたしました。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) 観光庁のほうで行ったということで、市としてはそれはまだ把握していない、結果というか内容は把握していないということでよろしいですか。 ○議長(平松吉祝君) 仲安企画部長。 ◎企画部長(仲安寛君) 観光庁は12月に公表するということでございましたので、昨日までそういう答弁をする予定でおりましたが、実はきのうの夕方ですか、概要ということで少しまとめた概要が届きまして、私も実はけさ議会の開会直前に担当のほうからいただきまして、まだ見ておりませんが、一定程度、概要はいただいてございます。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) けさの話ですから、なかなかそれを答弁されるのは難しいと思いますが、ただ、方向性としてはこういった実証実験を行って、ある程度、その成果というか、こういう休日の分散化も含めてよしという感覚で概要がされているかどうかだけお伺いします。 ○議長(平松吉祝君) 仲安企画部長。 ◎企画部長(仲安寛君) アンケート結果につきましては、私たちも個々の内容について詳細の検証をさせていただきたいと思いますが、ざらっと概要を見ますと、休日としたことにつきましては保護者の皆様の約3割ぐらいが評価をされていると。このうちの45%の保護者の皆さんが、休暇としたことによりまして家族との思い出、あるいは家族の話す機会ができて非常によかったというような反応をされています。ただ、休めなかったという方も6割強ございまして、一つの課題というふうに思っております。  それから学校のほうも、学校運営に支障があるということがどうかということが懸念されましたけれども、学級担任の皆さんのアンケートでは7割以上が学校運営に影響なかったということでございます。  それから休日の設定につきましても、校長あるいは学級担任の皆さんの設定についての賛意といいましょうか、校長の皆さんでは約5割弱ですが、46%を超える皆さんが賛意を示されたと。学級担任の方も65%強の皆さんがそうした休日の設定については賛成だというようなことがあったと。  それから企業の関係で申し上げますと、当初私たちは13社が完全休業したというふうに私たちは思っておりました。それは我々が10人以上の企業にお願いに回ったときにそうしたお答えをいただきましたのでそう思っておりましたが、実はアンケート調査をやりますと、その他の企業でも全社休業したところがありまして、全体で57社あったというような状況でございます。全体では企業の25%程度が休暇取得にかかわる取り組みをされたというような状況でございます。一応、もう少し分析しなければなりませんが、私たちはやはり家族の時間づくりというのは非常に重要な問題であると思っておりますので、前向きに取り組んでいくという姿勢でございます。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) 私、川根のイベント会場で、その参加された御家族というか、父兄の皆さんともお話しする機会がありまして、ちょっと愚問だったのですが、あなたはどこですかと言ったら、すべて島田市の人間ですと、当たり前ですけれども、今回こういった取り組みはどうですかという質問をしたら、いや、本当にこういったことをしてくれることによって子供と触れ合う時間が設けられたし、大変ありがたいことだという声の方がほとんどでした。それは私も大変いいことだと思って聞いていましたが、これはもう島田市の活動、市内だけだろうと思っていましたら、静岡市の小学生たちが、これは家族ではありませんでしたけれども、先生が連れて川根を訪れてくれたという事象もありました。本当に島田市が中心になってこういったものを県下に、もちろんこれは全国版ですけれども、発信するということは大変すばらしいことだということを私は感じました。そういった広がりがあったということを私も感じましたけれども、そういった部分は把握されているか確認したいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 仲安企画部長。 ◎企画部長(仲安寛君) 島田のイベントに市外の皆さんがどの程度おいでになったかということにつきましては、少し把握をしてございませんが、この事業そのものを実施するに当たりまして、近隣の川根本町あるいは静岡市、あるいは吉田町、こうしたところの皆様方にも声をかけさせていただきました。実はSLの乗車につきましては静岡市長みずから御参加をいただいて、桜井市長と同じ列車に乗っていただいたり、それから私らは上流の3つの小学校から親子の参加をいただいたというふうなことで、100人余の参加をいただきました。また川根本町からもさまざまな、イベント絡みももちろんございますけれども、御参加をいただいたというふうなことで、ある一定程度、その流域の連携の足がかりというか、そういうことにはつながったというふうに思っております。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) それをちょっと具体的なことで、実際川根ではハッピーフライデーin川根ということでチャリムを中心にいろいろな取り組みをされたわけですけれども、先ほどの答弁の中にございました。各種団体、いろいろなところの協力をいただいて、おもてなしの心で市外の方というか、市内方も含めてお客さんを受け入れたということでありますが、中心的な役割を担った団体というのはどんな団体があるかお伺いします。 ○議長(平松吉祝君) 仲安企画部長。 ◎企画部長(仲安寛君) 基本的には川根の地区の団体の皆さんが非常に多数、チャリムが会場となったということもありまして、川根のほうの皆さんが多数御協力いただきましたが、主にはNPOのまちづくり川根の会の皆さんが中心になりまして、イベントの運営につきましてはそちらにお任せをしたという点がございまして、ここの団体がその他の川根婦人会とかさまざま参加されます皆さんのコーディネートをしていただいたということでございます。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) 細かいことで申しわけありません。それぞれの団体が例えば具体的に、今、婦人会とかほかの団体も名前が出ましたけれども、具体的にはどんな取り組みをされたか、この場でお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 仲安企画部長。 ◎企画部長(仲安寛君) 当日、SLで金谷のほうからたくさんの御家族の皆さんに乗車をしていただきました。川根の駅に着きまして、川根地区の市民の皆さんに駅前にお出迎えをいただきました。そして中学生の生徒の皆さんにも横断幕などを持ってお出迎えいただきました。途中、休憩所なんかも用意しましたけれども、川根の婦人会の皆様方がお茶等のおもてなしをしていただきました。それからチャリムではいなりずしを振る舞うということで、これも川根婦人会あるいはそのOBの皆さんなどにも御協力をいただきました。それからオープニングにつきましては、川根の小学校の児童の皆さんにおはやし、これらをお願いいたしました。それから出店関係で実は全体で42の団体に御協力をいただきましたけれども、これらについても各種団体の皆さんが御協力いただきました。川根の地区以外でも、島田で言いますと、食推協の皆さんが具だくさん島田汁の、これはいなりずしを食べた後、そうしたものも振る舞っていただきまして御協力をいただきました。そうした形でいろいろな形で団体の皆さんに御協力いただいたわけでございます。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) それこそ多くの団体、または市民が参加したということで、そういった親子の触れ合いの場をつくるということに関しては本当に大変評価をいたしたい、意義ある取り組みだと思っておりますけれども、実際、時間的な問題であるとか、地域の協力した団体等の中には、もう少し自分たちが主体的にというか、いろいろ制約も受けていたような、もちろんそれはそれぞれ一応制約を受けないと、なかなか自由奔放にはできないですけれども、主体的な取り組みをしてみたかったというような、そういった不満というよりも意見をいろいろ聞かされました。先ほどの話で大変成果があるものであるから、今後もぜひこういった取り組みは展開していきたいという御答弁がございましたけれども、今後も実施するのであるならば、もっと早い時期からその地域の人たちがどんなことができるのか、どんな受け入れができるのかということを準備していく必要があるのではないかということを思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 仲安企画部長。 ◎企画部長(仲安寛君) 実施するということであれば、先ほど議員の言われましたように早い時期にやはり皆様方にそうした提案をさせていただいて、準備に取り組んでいただくということは非常に重要なことだと思います。イベントに参加をされる皆さんもそうですが、もう少し言いますと、この休暇取得ということで休日にするということについて、企業の協力、あるいは学校の協力を得るという意味におきましては相当程度やはり早い時期に方針決定をいたしませんと、それぞれがやりにくいという点がございますので、既に市長のほうでは来年もやるのだということで表明はされておりますが、具体的な日時等につきましても明確にしていきたいというふうに思っております。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) この後、同様の質問をする同僚議員もいますので、このことについては以上で終わりたいと思います。  次に山村振興計画についてでありますけれども、これは川根町時代に計画を策定したわけでありますけれども、もちろん合併したということで、これは島田市になっても同様の扱いというか、そういう認識でよろしいか伺います。 ○議長(平松吉祝君) 石間環境経済部長。 ◎環境経済部長(石間鉦哉君) この計画そのものが旧川根町で策定しておりますので、合併時に島田市に引き継がれております。そうしたことから、合併前と変わることなく計画に基づいた事業の推進を図っているところでございます。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) これが平成21年ですから平成19年度になりますけれども、策定をされたわけですが、そんなに年数はたっていませんけれども地域の現状とこの計画が出されたときの整合性について、いろいろ地域も社会も変化しておりますので、整合性についてはどのように考えておられるか伺います。 ○議長(平松吉祝君) 石間環境経済部長。 ◎環境経済部長(石間鉦哉君) 現状と計画の整合性のことについてですけれども、この山村振興計画につきましては議員がおっしゃったように平成19年度の作成をされた計画でありまして、その時点での地域の実情を踏まえた計画内容であるというふうに認識しています。ですので、そう大きくは変わっていないかと思っているのですが、今後、地域の実情の変化等によりまして計画の変更が必要となれば、その時点でまた対応していくと、そういったように考えております。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) わかりました。本当に日々、十年一昔ということは全然違って日進月歩で変わってきますので、そういった見直し、現状にあわせてやっていかなければならないのではないかと思います。計画の具体的なことで大変恐縮ですけれども、ちょっとお伺いしたいと思いますけれども、社会生活環境施策の中の小規模多機能型の居住介護施設というものも計画の中に盛り込まれておりますけれども、こういったものは今現状どうなっているかちょっとお伺いしたいと思います。
    ○議長(平松吉祝君) 甲賀市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼支所長(甲賀房江君) 川根地区においての小規模多能居宅介護施設整備についてですけれども、合併後、島田市の第4期介護保険事業計画の中にも盛り込んでおります。そうした中で、本年度も市内の社会福祉事業者に少しアプローチをした経過がございます。内容としては少し事業展開が困難だというふうに聞いておりますが、一方では近在の医療法人から少し問い合わせなども入っている状況です。その後の動きについては承知しておりませんけれども、当地区のいわゆる利用者のニーズの把握に努めまして、今後についても民間の事業者の参入、そうしたものに努めていきたいと考えております。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) この山振計画自体が本当に中山間地域のそういったいろいろな条件の悪いところと言うとおかしいですが、生活基盤も意外と都会に比べていろいろな部分で劣るところがあるようなところですので、ぜひこういった生活環境、福祉活動、福祉のこういった施設についても取り組んでいただきたいと。できれば計画年度中にも実施できるようなことをお願いいたしたいと思います。  また細かいことで申しわけございません。川根地域、そういったことで中山間地域で、この中にも携帯電話の話がございます。携帯電話のそういった電波が届かない地域もございますけれども、この現状についてお伺いしたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 藤田総務部長。 ◎総務部長(藤田和義君) 計画によりますと一色の地区と上河内の地区について記載されておりますけれども、一色地区につきましてはソフトバンクの携帯電話の利用が可能になっております。それから上河内地区につきましては、通信事業者から遅くても平成23年度までにはサービスを開始する予定というふうに聞いております。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) 今、一色地区はソフトバンクだと。上河内地区については事業者ということで、その事業者名というのはどこになるのでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 藤田総務部長。 ◎総務部長(藤田和義君) NTTドコモが平成23年度にやるという意向を示している中で、その後、ソフトバンクのほうから平成22年度中に自主整備をする予定というような話が来ておりますので、早いほうでソフトバンクで実施するという可能性はあると思います。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) これは市民の意見ですけれども、ソフトバンクがいいとか悪いとかということではございませんが、本当にソフトバンクは事業所と一生懸命やっているものでから、そういった取り組みを、空白地帯をなくすということを努力されていますけれども、当初はNTTドコモのことで市民は認識をしていたということなのですが、そういうことについて、そういう予定ですけれども、変更について市民の皆さんからの意見とか疑問とか、そういったものはなかったのでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 藤田総務部長。 ◎総務部長(藤田和義君) この整備は事業者が行うことに対して市が補助するというような形をとっておりますので、ソフトバンクのほうから自主整備をするということになりますと、NTTドコモのほうの整備事業というのはやらなくなることになると思いますけれども、特にこの件について地元の方の意向を確認したということは行っておりません。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) ぜひまた意見を聞く機会があったならば住民の意見を聞いていただきたいというのが1点と、それからこれはある地域の方の意見なのですが、基本的にはまだソフトバンクは後から出てきた事業者であって、我々の地域はNTTドコモの人が多いのだと。ソフトバンクが入ってくるということは、おれたちは買いかえなければならないのかというような素朴な疑問もあったりして、そういったこともございます。かといって、それが何が何でもソフトバンクが悪いとかいいとかということではないですけれども、せっかくいいこと、そういった電波を、ちゃんと携帯電話がつながるようにしていただけるのに、結果として、いや、おもしろくないということがないように、事前にきちっと説明なり意見を聞いていただければと思いますので、その点はお願いをしたいと思います。  それから計画の中に鳥獣被害防止対策というのがございます。最近、気候の変化によって本当にイノシシとかいろいろなシカであるとか、そういったものが我々の生活を脅かすというか、大変危害を加えるわけですが、これは人間社会の我々のわがままかもしれませんが、現実的には本当に大変な被害が、この平成19年作成当時よりも現状は大変厳しいというかひどいのではないかと思います。猟友会の皆さんにもいろいろ御厄介になってやっていただいているわけですけれども、こういった鳥獣被害防止策等をもっと強化するというか、そういった考えはないかお伺いしたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 石間環境経済部長。 ◎環境経済部長(石間鉦哉君) 現時点で状況というのがだんだん変わってくるということで、この計画につきましては鳥獣被害防止対策の地区の拡大だとか、そういったものにつきましては、特にこの計画の中に載せていなくても対応ができるということでありますので、事業としては計画的に進めていきますので、現時点ではいつやるというようなことは考えておりません。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) はい、わかりました。ぜひこの計画云々とは別の時点でそういった対応は強化をしていただきたいと思います。  それで、それこそ山村振興法であるとか山村振興計画なんていうのは、これは旧島田市というか、なじみのない言葉ではないのかと思います。前議会で過疎計画というものをつくっていただきましたけれども、過疎計画の中に含まれるようなことがほとんどだと思いますけれども、これは一体どんな補助率というか、国とか県の支援が得られるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 石間環境経済部長。 ◎環境経済部長(石間鉦哉君) こちらの計画につきましては、特別事業ですとか特別措置、あるいは補助率のかさ上げというような優遇の措置の適用があります。例えば林野火災対策用施設の整備という場合につきまして申し上げますと、一般でいきますと国費では3分の1の補助になっておりますが、この計画に基づいて行う場合には55%という率に上がっております。それからさらに県費のほうで17%の補助がありますので、それらを合わせますと大変有利な助成が受けられるような形で、全体的に有利な形になっております。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) ぜひそういったものを活用していただいて、有利な形で地域の振興を図っていただければと思います。るる細かいことも含めて質問してまいりました。まだ計画をつくって3年くらいですので、そんなに変化はないという御答弁でございましたけれども、ぜひ細かいところも含めて現状に照らし合わせた計画の見直しであるとか、それから地域の住民の皆さんの意見を聞く場であるとか、そういったものをやっていきながら、この計画を実行していっていただきたいというようなことを提案なり要望させていただきまして、この質問を終わりたいと思います。  次に、3の島田市団体バス運行事業についてでありますけれども、私自身ちょっと勘違いしておりまして、大変申しわけございませんでした。この団体バスを民間と行政が両方共有しているものだと思ったものですから、質問の趣旨がちょっと間違えたような感じがあったかと思いますけれども、先ほど78%、多くの市民団体が利用しているということは大変評価をいたしたいと思います。それで今回、受付期間を設けたと、変更したというか6カ月前からということで、何か問題があったものでこういう変更をしたのか、この変更した理由についてお伺いしたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 仲安企画部長。 ◎企画部長(仲安寛君) 申し込みの期限ですが、利用される2カ月前ということで今までやっておりましたけれども、3カ月前までということに変えさせていただきました。これはお申し込みをいただいたときに、その団体の皆さんが既に埋まっているということで、後でいろいろ団体の皆さんがその対応策に非常に苦労されるということもありまして、なるべく少し早い時期、余裕を持って重なっている場合の対応ができるようにということもありましたし、それから稼働率が非常に高くなっておりまして、重なる場合があります。それが何回も使われる方もありまして、我々のほうもなるべく初めて使われるような方を優先的にということもありまして、若干調整もしたいという点で、少し日にちを変更させていただきました。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) ぜひ多くの方が利用できるように、また今後も努力をしていただきたいと思います。  私は先ほど言いましたように、これはちょっと勘違いしまして、このバスも行政側が使っているかと思ったものですから、ちょっと質問の趣旨があれだったですけれども、行政側としてはそういった利用するバスというか、そういったものはあるのか、行政専用のバスが、あるということで認識していいかお伺いします。 ○議長(平松吉祝君) 仲安企画部長。 ◎企画部長(仲安寛君) 行政サイドで利用しているものは、一応、3台ございます。1台はほとんど長寿介護課の予防事業、あるいはこれがほとんど終日使うということでありまして、あとの2台につきましては、その他の健康づくり課における地域触れ合い事業とか、あるいは公民館での事業、こういったところの行政サイドの事業に利用しているということでございます。今までの状況で申し上げますと、平成22年度は4月から10月までに都合280回の運行をしているという状況でございます。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) 行政側サイドでもそのバスを利用されているということですけれども、先ほど言いました福祉の関係でも、実は保健委員会で蓬莱橋を歩こうというか、そんなようなのが、ちょうどミニハイキング参加募集というのがあったわけですが、大変いいことだと思ったのです。こういったものが本当に実施されるのは大変いいことだと思ったものですから、これは保健委員ですので、もちろん担当の方がだれか乗られていると思いますけれども、そのほかにこのような、健康づくりの関係ですけれども、これはたまたま川根からですけれども、その逆もあったりするのかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 甲賀市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼支所長(甲賀房江君) 市内には大勢の保健委員並びにその保健委員を協力する協力員がおります。こうした企画はそうした団体の方が計画をしていただいているのですが、非常に多くの市民の方に参加をしていただいて、健康につながるものとして多数参加していただいているということで大変うれしく思っております。今、議員のほうから提案のありました、また逆な、そうしたものも今のところ私のところへは計画というか、聞いておりませんけれども、そんなことも考えていきたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) これはもちろん行政側の専用バスを利用しているということでちょっと確認しますけれども、いいですね。先ほどの団体バスとは違うということでよろしいですね。  それでいろいろな細かいことをちょっと提案なり聞かせていただきたいのですけれども、先ほど各公民館の交流もあるというようなことをお話がございましたけれども、私は公民館をあちこち回ってもらって、本当にそれぞれ特色があって地域に根付いて活動していると思うのです。できれば公民館という一つの固まりが、固まりと言うとおかしいですけれども、そういった組織がほかの他地域の公民館のところを訪れながらそれぞれが交流活動をするというような、公民館が団体ということであるならばあれなのですが、行政側としてそのようなことを計画してみたらどうだろうかというようなことをお聞きしたいですが、どうでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) 現在、公民館同士の交流事業は市民学級生を対象として約80人の参加があります。市内の施設やレクリエーションと懇談会を行っております。本年度はみんくるで行い、昨年度、一昨年度は大津の農村環境改善センターのほうで行いました。今後参加者から他の公民館や他の市町への交流あるいは視察等の希望があれば、バスの利用等についても検討してまいりたいと考えております。  なお、各公民館等の市民学級や高齢者学級では、先ほど申し上げました公用バスを使用し、県内の施設や企業を視察するという移動学習をそれぞれの公民館で年2回ほど実施しております。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) ぜひそういったことは利用していただきたいと思いますし、今より以上の活動の取り組みをしていただくことを期待いたしたいと思います。  根本的にこのバスの利用、運行について自分がなぜこんな質問を始めたかということなのですが、ある川根地域の高齢者の方が市民病院までは行くけれども、それ以外の島田のまちの中はおれは知らないという、もちろんそれは用事があって市民病院へ行くわけですが、それ以外のところはなかなか行けない。あるいは公共交通を使って行くわけですけれども、合併したと言っても、島田がどんなふうになっているのだろうか、金谷がどんなふうになっているのだろうかということをおれは知らないと。もちろん車でだれか若い人に頼んで行けばいいけれども、なかなかそれも頼みにくいと。できればそういったところへこんなバスを使って連れていってもらえないというような意見がございました。  今、公民館の関係、それから福祉の関係も取り組んでおられるということですけれども、ぜひそれを強化していただきたいし、そのお年寄りが言ったことは、この前行われました本当に大盛況の島田市の大祭、おれはあれは行ってみたかったと。行ってみたかったけれども、行く方法がないと。自分一人では行けないし、あんなのもぜひおれも行って見てみたいものだというような話もございました。  そういったところで、この島田市は合併して金谷、旧川根も含めていろいろな観光スポットというか、我々も知らないところもありますけれども、直接行ったことのないところがあちこちたくさんあるのではないかと思います。そういった部分でいくと、おもてなしの心というと、そこの地域のこと、いや、川根に来たらこの川根のことだけ話すのではない。島田へ来たら島田のことだけ話すのではなくて、ぜひこの金谷にはこんなすばらしい石畳があって、こういったお茶の施設もありますとか、川根へ行けば温泉があります。本当に野守の池もありますというような話ができるような、どこへ行ってもこの島田市の観光スポットを説明できるような、一人でも多くのそういった人たちをつくっていくというのも必要だろうと思います。可能かどうかわかりませんが、せめてそんな代表的な観光スポット等をそれぞれがそれぞれの地域で移動しながら、川根の人間は金谷、島田のことを、島田の人たちは金谷、川根のことをとかというような、そういった観光スポットをめぐるような、そういったものが企画できないかということを思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 前田スポーツ文化部長。 ◎スポーツ文化部長(前田勇夫君) これまでの団体バス、公用バスの使用状況を踏まえながら、民間事業の気配り等をするスタンスの中で、課といたしましては、観光の側面、文化的な側面も踏まえて十分関係する皆様との議論とか御意見を把握しながら、こういう企画面についても検討をしてまいりたいというふうに考えてはおります。 ○議長(平松吉祝君) 大石議員。 ◆8番(大石節雄君) 検討するということはなかなか難しいということかもしれませんけれども、ただ川根地域にはおもてなしの気持ちで自分たちの地域を自分たちのところで学習しようというような取り組みがされています。これは、その地域を自分たちが知ることによって、訪れたお客さんに対しても説明をできるということであります。これは川根地域ですけれども、例えば島田にも金谷にもそういった地域別にそういったおもてなしというか、そういった団体等はたくさんあると思います。そういった方々を通じながらお互いが説明し合うということも必要だろうし、先ほど言いましたように島田に来たならば、金谷のことも川根のことも話ができます。この地域全体のことが説明できますという人を一人でも多くふやすということは大事なことだろうと。これは自主的にやることももちろん一番重要ですけれども、一つの音頭取りというのは行政で行っていくということも重要ではなかろうかと思います。そういった面で、検討というのはなかなか難しいかもしれませんが、ぜひ考えをしていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(平松吉祝君) 前田スポーツ文化部長。 ◎スポーツ文化部長(前田勇夫君) まさしくいろいろ交流という言葉が今盛んにうたわれていますけれども、実践することが非常に重要だと感じています。そういう面で行政が誘導していくということは非常に必要なことというふうに考えておりますので、十二分に議論をしながら対応してまいりたいというふうに考えております。 ◆8番(大石節雄君) 終わります。 ○議長(平松吉祝君) 次に、村田千鶴子議員。     〔5番 村田千鶴子君登壇〕 ◆5番(村田千鶴子君) 私は、さきに通告いたしました3点について質問いたします。  まず1点目は、駅南地域コミュニティタクシーのあり方についてであります。島田駅南口の開設に伴い、駅南地域住民の要望に呼応して平成21年4月1日から島田駅東線の運行が開始されました。現在、島田市地域公共交通総合連携計画を策定中とのことで、利用率の低い路線等のバス運行体系の見直しを行っていく予定であると聞いています。せっかく島田駅東線も運行されましたのに、聞くところ利用者は1日に1便1人から2人とのことにて残念です。なぜ利用者が少ないのか。私はその最大理由として、地元住民の声は市民病院への足の確保が一番の願いであるからではと考えます。私は、ぜひ生活交通として継続運行を強く要望いたします。  そこで、利用率アップの方策として以下について考えますが、当局の見解を伺います。  (1)として、島田駅東線利用者の市民病院への無料タクシー運行はできないでしょうか。  (2)として、住民に周知する意味でも、遠くから一目でコミュニティタクシーであるとわかるような工夫は考えられないでしょうか。  (3)として、横井二丁目への停留所の設置はできないでしょうか。  (4)として、駅南地域経由なのになぜ東線なのかと一般には理解しにくいようです。わかりやすいネーミングに改名できないでしょうか。  次に2点目として、島田産業まつりと駅南ミニフェスタとの連携についてです。去る11月13日、第1回駅南ミニフェスタが開催されました。主催者は島田駅南口周辺まちづくり推進会議であります。この会は、島田駅南口開設を機に高砂・宝来、南町、横井町の駅南3自治会の有志で「駅南地域をもっと、住みやすく、発展させようかい!」を目的に組織されました。今回のフェスタはその活動の一環であり、南口階段活用の設置目的が達成できたイベントでありました。ちょうどこの日は島田産業まつりの初日でした。私は来年以降、島田駅南北自由通路を通してこの2つのイベントの連携を図ることができれば、さらなる市民の連帯意識が深まるのではと考えますが、当局の見解を伺います。  最後に3点目として、子育て施策についてであります。桜井市政は子育て支援、少子化対策を重点施策として取り組んでおられます。平成15年5月から開始されたさわやか子育て支援金支給事業は今年度、平成22年度で終了する一方で、同年4月から開始された不妊治療費助成についてはことしの9月分から全額公費助成へと拡大される方向です。そこで、以下について伺います。  (1)として、既存事業の現状と見直しについてはどうでしょうか。  (2)として、当初予算に向けた新たな子育て支援事業の考えがあるのでしょうか。  (3)として、平成20年11月議会で提案しました公共施設での赤ちゃんの駅設置について、再度当局の見解を伺います。  以上で、壇上での質問を終わります。     〔5番 村田千鶴子君発言席へ移動〕 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。     〔市長 桜井勝郎君登壇〕 ◎市長(桜井勝郎君) 村田議員の1の(1)の質問からお答えします。  島田駅東線から無料の乗り継ぎタクシーを利用して市民病院へ乗り入れることは、乗り継ぎ場所や経費などの問題から大変難しいと考えております。  次に、(2)の質問についてお答えします。島田駅東線の車両につきましては、現在のマグネットシートによる表示に加えて、遠くからでもわかるようにシートの色や文字の大きさ、行き先表示の追加など、他市の事例を参考に工夫していきたいと考えております。  次に、(3)についてお答えします。本年9月から10月にかけて実施したバス交通に関する地区懇談会におきましても、第3地区から同様の要望をいただいておりますので、今後の島田駅東線の見直しの中で課題としていきたいと考えております。  次に、(4)についてお答えします。島田駅東線という名称は、発着点が島田駅であること、また循環する区域が駅南側も駅北側も島田駅より東側の地域であることから、この2つの要素を反映して決定したものであり、この名称が特に不適当であるとは考えておりません。  次に、2の御質問についてお答えします。この2つのイベントが連携することは中心市街地活性化のための集客事業としての有効な手段であり、来年以降、相互のイベントが連携を図れるよう主催である産業まつり実行委員会等、島田駅南口周辺まちづくり推進会議に働きかけを行ってまいりたいと考えております。  次に、3の(1)についてお答えします。さわやか子育て支援金支給事業については、今年度から第3子以降、一律30万円に改正し、10月末現在でも65人に支給しました。育児サポーター派遣事業についてはことし9月から対象者を拡大し、10月末現在で86人に利用していただいております。また、不妊治療費助成事業については9月にさかのぼり県補助以外の治療費全額を補助する方向で拡大に伴う補正予算を本議会に上程しております。10月末現在で20件交付決定しております。家庭的保育事業は、現在、3人の家庭的保育者が共同で4人の乳幼児を保育しております。また見直しについてですが、さわやか子育て支援金支給事業は子ども手当の創設等により子育て家庭の経済的支援が図られることから、今年度で事業を終了する予定であります。  次に、(2)についてお答えします。毎月市が発行している子育てカレンダーの情報を携帯サイトからも閲覧できるポータルサイトの構築費用を本議会に上程しております。構築後は家庭のパソコンや携帯電話から簡単に乳幼児相談などの子育て支援情報が入手できるようになります。この子育て支援ポータルサイトを運営するための関係予算を計上する予定であります。  次に、3の(3)についてお答えします。現在、赤ちゃん駅のいわゆる専用授乳室を持つ公共施設は市民病院と総合スポーツセンターですが、今後、建設が計画されております中心市街地交流拠点施設内にも専用授乳室の設置を予定しております。  以上、答弁申し上げました。  なお、再質問については担当部長から答弁させる場合がありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平松吉祝君) 村田議員。 ◆5番(村田千鶴子君) それぞれ答弁をいただきました。では、一問一答にて1点目の駅南地域コミュニティタクシーのあり方について再質問をいたします。  まず、市民病院への無料タクシー運行につきましては、ただいま、乗り継ぎ場所とか経費の面で難しいという答弁をいただきました。現在、相賀線の島田駅行きを利用する方で市民病院へ通院などされている方に限り、送迎タクシーがはなみずきバス停から市民病院への乗り継ぎタクシーが無料で実施されております。私も過日、実態を把握するために島田駅東線に久しぶりに乗車しました。この路線も相賀線同様にはなみずき保健福祉センター入口バス停が設置されております。ということは市民病院との連携がとれる条件にありますので、そういった意味でも行政サービスの公平性からも乗り継ぎタクシーの便宜をぜひ図ってほしいと思うわけであります。ただ、先ほども乗り継ぎの場所が難しいという御指摘がございましたけれども、この乗り継ぎバスのバス停につきましては、私も実際に乗ってみまして、今、保健福祉センター入口バス停よりも東線の場合はビック元島田店、現在、名前が変更されまして元島田公園西バス停になっておりますけれども、そちらから乗り継ぎをされればそんなにも交通の渋滞にもなりませんし、少しタクシーの運転手さんにもその点をお聞きしましたら、例えばタクシーが待機するにしても、少し歩道に上げていれば何らその辺は問題ないというようなこともお話を聞かせていただいておりますし、また市民病院へUターンすることなく、そのままタクシーの進行方向を右折して行かれますので効率的であると思います。  また、経費について難しいとおっしゃられましたけれども、しかしながら、せいぜい乗っても満杯が9人ぐらいなのです。ですから、その辺はそんなに経費が極端にふえるというものではないし、むしろ赤字採算である路線だからこそ、やはり市民のニーズ、声を聞いていただきたいと思いますけれども、再度、市民病院の無料タクシー運行についてお伺いいたします。 ○議長(平松吉祝君) 藤田総務部長。 ◎総務部長(藤田和義君) 再度の御質問ですけれども、新たにかかる経費といたしましては80万円ほどの経費がかかってくるというふうに想定されております。そうした経費の増になるということ、それからスーパーマーケットの前付近というのは非常に渋滞を起こしやすい箇所でありまして、そういう意味では車両待機の安全性とか乗り継ぎの安全性等を考えますと課題が多いというふうに考えます。 ○議長(平松吉祝君) 村田議員。 ◆5番(村田千鶴子君) 今、試算をしていただいたようで、一応80万円経費がかかりますということでございました。しかしながら、先ほども、今、バス運行の見直しをしている中で、第3地区の地区懇談会をやった中でいろいろとやはり要望がそちらのほうにも届いていらっしゃると思います。その中で二丁目のバス停と同じように、ぜひ市民病院へ行きたいというような、そういったことも要望が上げられていると思いますので、再度またその辺もぜひ市民の声に耳を傾けていただきたいというふうに思っております。  それで、スーパーマーケットの前が大変渋滞になって、車両の面で安全性に大変課題があるということでございますけれども、その辺もまたぜひ、もう一度、再度検証していただきたいというふうに私は強く要望いたします。ですので、ここでできないという否定ではなくて、そういった公共の策定の中の地域の皆さんの声を再度、耳を傾けて、その80万円が本当にまた将来的にこれが本当に費用対効果でだめだったのかという、でも、やはり市民の気持ち、市民はやはり市民病院に行きたい。せっかくもう一つの相賀線のほうでははなみずきセンターのほうから無料バスが行っているのに、同じところの近辺にいるのに、こちらのほうはできないというのはあまりにも私自身も納得がいきませんので、その辺もぜひ研究していただきたいと思いますけれども、再度お伺いいたします。 ○議長(平松吉祝君) 藤田総務部長。 ◎総務部長(藤田和義君) 現在、地域公共交通総合連携計画の中で路線の見直しをしておりますけれども、そういった中で乗り継ぎタクシーという方法ではなくて、この島田駅東線が市民病院へ乗り入れるという方法が全くとれないかどうかということについては民間事業者との協議が必要になってきますけれども、そういった手法、ある意味で便数が非常に限られているということで、民間事業者への影響も向こうの相賀、伊久身線のほうから比べると影響が少ないということで、協議ができないかということは検討はしておりますので、そういった計画の中で乗り継ぎタクシーではない方法でも利便性が図れる方法があれば、その辺については協議をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(平松吉祝君) 村田議員。 ◆5番(村田千鶴子君) 今、部長のほうからそういうお話をいただきまして、うれしく思います。本当にもう否定ではなくて、そういった乗り継ぎタクシーではなく、また違った方法で市民病院のほうへ何らかの方法を模索していただいているということを聞かせていただきまして、また大変期待をいたしておりますので、またその点もぜひ策定の委員の皆さん方とまたぜひ諮って、いい方向、いい答弁をいただけることを心待ちいたしております。
     次に、コミュニティタクシーの周知でございますけれども、先ほど他市の事例を参考にしてマグネットシートの色とか何か、そういったものを研究して工夫していきますという御回答をいただきました。それはそれで一つの方法として私はいいことだというふうに思います。ただ、私も前にこのことにつきましては質問したことがありまして、そのときたしかコミュニティタクシーは市の所有ではなく、市内のタクシー会社さんで持っていらっしゃるジャンボタクシーを借用して運行している。それ以外の時間帯は各会社で営業に使われていますので、コミュニティバス同様に黄色にすることはできないとの回答をいただきまして、それは当然だというふうに理解いたしまして、それ以上は触れませんでした。しかしながら、この東線が運行されましてもうはや1年半以上運行している現在においても、まだ駅南にコミュニティタクシーが走っているのは知らない、見ない、わからないという住民の声がたくさん聞こえております。先ほどそちらの行政側のお考えのマグネットシートとか、シートの色、それも私は一つの一案だと思いますけれども、私もここで少し提案させていただきますけれども、今言ったように周知には、もう一目でぱっと遠くから見てシンボルマークがやはり絶対に必要だと思うものですから、そういった意味で黄色にはタクシーは色塗りはできないならば、取り外しが可能な、バスと同じ黄色の旗を目印にしてどうかと考えますが、この点についてはいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(平松吉祝君) 藤田総務部長。 ◎総務部長(藤田和義君) 車両に旗をということなのですけれども、当然、車両に改造が必要になってくるということで、コミュニティタクシーだけのために使っているものではないものですから、その車両に影響ができるだけないような形でマグネットシート等の対応をしているということで、そういった旗をつけるということについては検討というか考えておりません。 ○議長(平松吉祝君) 村田議員。 ◆5番(村田千鶴子君) これは市のものではないものだから、なるべく改良はしたくないという部長の答弁でございまして、全くそのとおりで、マグネットシートとは私もどういうものなのか、ちょっとまだイメージがわかないのですけれども、それがマグネットシートも大きくて、もう本当に走っているのが遠くからでも見えるようなマグネットシートであれば、それは取り外しができるからそれはそれで私もいいのですけれども、今、旗につきましも、改修は、改良というか、そういう手を加えたくないからこそ、旗をやはり、よく新聞社なんかも報道ですと、何か旗が前にたっていますと、ああ、あれは遠くから見ても報道のあれだというふうにわかるものですから、そういった意味で旗のほうがよりいいかというふうに私は思ったわけでございます。  それで、テレビで何かコミュニティバスの変わった運行方法といたしまして、停留所を設置しないで、旗を目印にバスを走らせて、どこでも手を上げると乗ることができる町村を紹介していたということをお伺いしました。まさに住民にとってはこれは大変都合のいいサービスにてうらやましいのですけれども、この地域事情が違いますから、島田市ではこれは到底、こんなサービスは総務省では許可されないと思います。しかしながら、周知するシンボルマークとして、この目印としては旗というのは大変効果があることがこういったことでもうかがえるものですから、一応、その検討課題の中にマグネットシート、それとシートの色、それとプラスこの黄色の旗というのもぜひ検討課題の中に入れていただきたいと再度お伺いいたします。 ○議長(平松吉祝君) 藤田総務部長。 ◎総務部長(藤田和義君) 意見としては伺っておきますけれども、こちらとしてはそういった方法以外に毎年時刻表を配布しておりますけれども、そういった時刻表、ルート図の中に車両の写真を入れて、島田駅東線はこういう車両が走っているということがわかるようなことで市民に周知するというような方法も考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(平松吉祝君) 村田議員。 ◆5番(村田千鶴子君) それはそれで周知する意味でも大変よろしいと思うのですけれども、時刻表というのはいわゆるここを利用する高齢者の方々はあまり見ないですよね。やはりそのものずばり、本当に黄色のコミュニティバスが走っているのを見て、ああ、コミュニティバスだというふうにわかるものですから、その検討はないようでございますけれども、ぜひそういった意見もあったということだけまた胸の内に入れていただきたいというふうに思っております。  次に横井二丁目の停留所の設置についてでございますが、これにつきましては第3地区の懇談会のほうでぜひ二丁目に設置してほしいということで要望があったので、今後課題としていきたいというふうに答弁をいただきました。本当に島田駅東線は1便が島田駅南口8時30分始発で運行を開始し、島田駅に8時53分に到着しております。2便は逆回りして島田駅南口に9時23分着です。6便運行しておりまして、1便から3便は聞くところによりますと島田タクシー会社さんのジャンボタクシーとのことでございます。この二丁目にあります島田タクシー会社の車庫からこのジャンボタクシーは南口に来ておるものですから、当初より地元住民、高齢者の要望であります二丁目の停留所をぜひ設置していただきたいというふうに思っております。先ほどスーパーのところでは交通の妨げになって安全面ではいかがかということを先ほどの元島田ビックですか、今はタイヨーさんになっていらっしゃるのですけれども、その辺のことをおっしゃられましたけれども、一応、私も具体的にはちょうどこの南口と中間あたりぐらいに位置しております、例えばこのサークルK島田横井店さんとか、その辺のところも結構スペースが広いものですから、こういったところの御協力を得て設けられれば利用者もふえるだろうし、効率面でも無駄ではないと思いますので、ぜひそのこともまたお考えくださいまして、検討課題としてやっていただきたいと思いますけれども、再度その点についていかがでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 藤田総務部長。 ◎総務部長(藤田和義君) 横井二丁目のほうへの延伸ということになりますと、通常考えられますのは島田駅南口から駅西陸橋までというふうな感じがしますけれども、そこまでですと距離が1.3キロメートルぐらいあるということで、現行の路線に比べると距離の延長が25%延長ということで経費増がどうしてもあるということになってきます。あるいは迂回する回転する場所をどういうふうにするかということとか、いろいろ課題があろうかと思いますけれども、利用者の意見としてそういった要望があるということも承知しておりますので、これから連携計画の中でどういうふうにするかということについても検討していきたいというふうに考えています。 ○議長(平松吉祝君) 村田議員。 ◆5番(村田千鶴子君) 今、一応二丁目の停留所を設置すれば費用面もまた何かかかるような答弁でございましたけれども、私が申し上げるのは、いわゆる島田タクシーさんの車庫からで南口に今毎日来ているものですから、そうであれば、その間の途中で設置をしていただければ費用対効果がまたいいのではないかという提案でございますので、一応もうそちらのほうで検討課題として取り組んでいただけるということでございますので、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいというふうに思います。  そして次にわかりやすいネーミングに改名できないかということでございまして、今、答弁の中で島田駅東線の命名についての、何でこういうふうに命名したのだというお話を伺いました。いわゆるこの島田駅を発着して、駅よりいわゆる東側だから、2つのことから東線にして、全く不適当な考えではないというふうな答弁でございました。私の聞くところによりますと、しずてつジャストライン島田学園線及び島田市内線の廃止代替路線としてつけられた名前であると前に伺ったこともあります。いわゆる退出する島田市内線を補完する形で田代の郷温泉線を島田学園方面の西部ルートとしたことから、島田駅から東側の市街地をカバーする交通として路線をつくったことから島田駅東線としたとお聞きしております。確かにおっしゃるとおり行政としては筋の通った名前であると思いますし、行政側としてはその名前が満足かもしれませんけれども、しかしながら日常利用する人たち、特に高齢者の方々にとっては、この説明を聞かないと理解しがたいと思うわけであります。事実、なぜ駅南地域を経由しているのに東線なのかと聞かれます。私自身もそういう説明を伺いながらも、どこかしら違和感を抱いておりました。名は体を表すと言われますように、ほかの路線名は例えば伊久身線であれば伊久身地域へ、相賀線であれば相賀地域への経由であると思うし、実際にそのルートであります。しかし、島田駅東線からのイメージは一般的にはやはり六合方面とか東町の市街地の本当に東方面へ行くものだと想像します。明治22年に島田駅が開設されて以来、やっと平成20年に駅南地域の長年の念願でありました駅南口が開設されました。この島田駅東線は南口駅が始発で運行を開始されます。島田駅から南口駅方面にまた経由されて戻ってくるのですから、利用者がどこを通るのかわかるように素直に島田駅南線とは改名できないでしょうか、再度お聞きいたします。 ○議長(平松吉祝君) 藤田総務部長。 ◎総務部長(藤田和義君) バスの路線名というのはいろいろな名称のつけ方があるのですけれども、わかりやすいのは行き先の名称を使った例とか、あるいは起終点を使った例、経由地を使った例、そういったものがありますけれども、島田駅東線のようにどちらかというと循環型の路線の場合には、島田市内線とかあるいは静岡市の例では南線とかという例があるのですけれども、今回、駅北側も走っているものですから、南側という言い方が果たして適切かということになりますと、先ほどの答弁もありましたけれども、やはり東側というエリアをカバーしているという意味合いが強いというふうに考えますので、妥当な名称ではないかというふうに考えます。 ○議長(平松吉祝君) 村田議員。 ◆5番(村田千鶴子君) 確かにそうだと思うし、ただ一般に駅北というのはあまり感じないで、駅はもう当然、北というのは市街地で、もう中心市街地だというふうに我々一般市民というのはそういうふうに思っているものですから、駅南地域というのがやはりこれから富士山静岡空港の玄関口というところで出発しているものですから、そういった意味でもやはり駅南地域というのがこれから発展というか、そういった名前を周知という意味でも、ぜひ私は島田駅南線というような名前のほうがいろいろな意味でこれからの発展に向けてもいいのではないかというふうに強く思うわけでございます。これにつきましても、またぜひ検討課題に入れて、いろいろな方の交通体系策定の委員の方がどういう方かよく存じ上げませんけれども、皆さんのそういった御意見もぜひ踏まえていただきたいというふうに思っております。  現在、島田地域公共交通総合連携計画を高齢者など公共交通を必要とする市民の皆様のために経済的で効率的なバス交通体系を整備し、持続可能な生活交通として維持していくことを目的に策定中とのことであります。現在、バス路線は採算が取れない赤字路線とのことでありますけれども、地域住民からの要望により運行を開始された路線に対しては、稼働率が上がるように再度地域住民の声を聞いて検討していただきたいと強く要望いたします。  また、駅南口ができれば、河原町への路線ルートも前には何か検討課題にあったように思いますけれども、先ほど申し上げましたようにしずてつジャストラインの廃止によりましてルートを変更した経緯もあったように思います。今、バス交通体系を整備する中で、ぜひまた河原町への路線ルートも検討していらっしゃるのかどうかわかりませんけれども、そういったこともまたあわせて検討課題の中に入れていただきたいと要望いたします。  続きまして、2点目の島田産業まつりと駅南ミニフェスタとの連携について再質問に入ります。  島田産業まつりの中に駅南ミニフェスタを考えていきたい。それでまた今後、島田産業まつりの実行委員会と駅南ミニフェスタの皆さん方に働きかけていくという答弁をいただきました。本当にそういうふうにしていただければ、どちらも弾みなるのではないかと思っておりますので、積極的にぜひ進めていただきたいというふうに思います。  参考までに第1回目の駅南ミニフェスタの内容を御紹介いたしますと、午前中だけのイベントとして階段を観客席にいたしまして、その下の広場で島田第一中学校吹奏楽部の演奏、島田第三小学校お囃子クラブの演奏、同小学校有志児童による鹿島踊りがあり楽しませていただきました。当日はほかに地元食推協の皆さんの御協力によりB級グルメ島田汁の試食会として200食用意したところ、あっという間になくなってしまいました。来年はこの島田産業まつりとお互いに協力し合って市の活性化につなげられればと大いに期待いたし、また、どのように連携をとっていくかはこれからの問題であると思います。  少し私の考えを述べさせていただきます。南北自由通路をいかに活用して回遊させるかでありますが、スタンプラリー形式でやって、交流拠点となりますステーションを南北自由通路の一画に設置して交流の流れを誘導してはと考えます。また、駅南ミニフェスタの会場は駅広場に限らず駅南地域を視野に入れ、例えば南町のちびっこ広場の活用もどうかとの声もあります。  また、産業まつりと違って敷地も限られていますので、多くのテントでの出店は難しいと思います。今各地で話題になっています軽トラ市での出店開催をぜひやってみたいと考えています。御存じのように軽トラ市とは個人や商店が軽トラックの荷台を利用して店を開くことであり、出店者にも手軽で受けているそうです。これからの一つの方法ではないかと思います。  以上、私の今後の取り組みについて意見を述べましたが、今後の連携について市長のお考えがあればお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。 ◎市長(桜井勝郎君) 駅南と駅北の産業祭の絡みですけれども、できることならそれぞればらばらにやらないで、またやる日も先ほどのほかの議員からの連休の分散化でお話ししましたけれども、そういうものに乗せながら、ただ産業祭と駅南のにぎわいのいろいろなイベントを同時にやるのは大いに結構ですけれども、それはまたほかの相乗効果を生むような形で来年予定しております4連休のあたりにぶつけるとか、あるいは来年は、後から質問があるけれども、あまり言うと次の質問者に怒られるかもしれませんけれども、お茶サミットとかSLサミットとか、そういうものに乗せてそしてやっていただければ、ただ横井地区だけのことを考えてやらずに全体のことを見ながらやっていただくのが私はよろしいのではないかと。そういう場合は市も行政もやはり何らかの対応をしなければいけないというふうに思っております。  以上です。 ○議長(平松吉祝君) 村田議員。 ◆5番(村田千鶴子君) 私も全く市長と同感の考えでありまして、やはり本当に我々だけというのではなくて、やはり市全体が活性化するように、ぜひ行政とまたそういった市民との協働でそういった生き生き活力のあるまちづくりにしていっていただけるような、そういうお祭りにイベントにしていただきたいというふうに大いに期待しておりので、よろしくお願いたします。  では、最後の質問であります子育て施策について再質問に入ります。既存事業の現状はわかりました。さわやか子育て支援金については見直されずことしいっぱいで終了することが確認されましたけれども、先ほどやめる原因としては子育て手当ですか、それが創設されるからというような、そういったことでさわやか子育て支援金は今年度でやめるという答弁のように解釈いたしますけれども、しかしながら、今現在は第3子以降の子供のみ30万円の島田市金券支給に改められていますし、少子化対策ともう一つ島田市の金券が発行されているものですから、やはり経済活性化のためにももう少し継続をしてはいかがと思いますけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。 ◎市長(桜井勝郎君) この子育て支援金は当初は3人目が30万円、4人目が40万円、財政的な規模がだんだん大きくなりまして、いろいろな国の施策もございましたものですから、本来ならばこの平成22年度からやめようと思ったのですけれども、急にやめるといろいろな方、子育てに3人目の赤ちゃんを産む予定の人たちから苦情が来ましたものですから、では1年だけ3人以上は全部、30万円の金券で支給しようと。一番迷ったのは、金券の発行をすることによって商店街のある程度の売り上げ増になるということでちょっとちゅうちょしたのですけれども、やはり子ども手当は民主党政権になりまして1万3,000円、それでことしは1万3,000円を間違いなくくれることだけれども、もし万が一くれなかったらということで30万円の金券を維持したのですけれども、来年はどうも引き続き1万3,000円の支給があると。年間にすると1万3,000円の12倍でございますので、15万何がしの金が毎年入るということでございますので、私どもは金券つきの3人目の30万円はもう来年度からやめたほうがいいのではないかというふうに思っております。  それは、そのかわりですけれども、不妊治療、やはり少子化対策は赤ちゃんを産みたくても、不妊治療は1回やると30万円、40万円かかると。そしてお母様方は相当な体力が要るということで、保険も効かないということでございますものですから、その不妊治療を今度、国・県がやっていますけれども、それはたしか15万円ぐらいですけれども、やはりそのあとの残りの分は私ども島田市はそういう形で人口増対策とかいろいろな施策の方針から、子育て3人目の金券30万円を支給するよりも不妊治療のほうへ、やはりそっちのほうへ重点を置いたほうがいいのではないかということで、これだけやるだけでも島田市の出るお金はたしか年間にしますと、国からは15万円出ても、その足し前分は年間2,600万円ぐらいになります。そういう形でやはり不妊治療の助成に重点を置くということで、また金券は子ども手当が出まして、島田市は要するに子ども手当をいただいた方に、5%値引きの金券、事業者の皆さん、商業者の皆さんには3%見てもらって島田市が2%負担するのですけれども、これを要するに買っていただきたいということで、今のところたしか2回子ども手当は支給されまして、そのときに島田市発行の金券、5%値引きの1万円の券だと9,500円で買えるということで、そちらのほうへ重点を置くことによって、それで商店街の売り上げ増にしようと。これは2回、毎月買いに来る人はいないです。子ども手当支給のときだけ買っていただくものですから、今のところ3,000万円近く金券をもうこの2回の支給で買っていただいていますから、ですから子ども手当の主な30万円の金券というのは商業の売り上げ増のためにやった要因の一つでございますので、それはクリアできるのではないかということでございますので、3人目の30万円の金券は子ども手当の5%値引きの金券で商店街にとっては十分相殺できるのではないかと。またもっとふえるのではないかと。2回ですから、ですから単純にいけば、今のところ3,000万円買っていただいたものですから、あと2回やれば6,000万円ぐらいの金券は買っていただけるのではないかというふうに考えておりますので、そういうことを総合的に判断して、まことに申しわけないですけれども、今回はやめるという情報が行ったときには、前回は相当、3人目の赤ちゃんを欲しい方からえらい苦情が来たのですけれども、今回は1件しか、その30万円を廃止するのはまかりならぬというお母さんから手紙が来ましたけれども、平成22年度からやめると言ったときには10数件の苦情が来ていたものですから、大体理解していただいたといふうに考えております。 ○議長(平松吉祝君) 村田議員。 ◆5番(村田千鶴子君) 今の市長の答弁で、今後の考え方、よく理解させていただきました。  すみません。時間の関係上、質問を少し前後させていただくことをお許ししていただきたいと思います。  先に、私の調査テーマであります赤ちゃんの駅について再質問させていただきます。  赤ちゃんの駅とは、外出中の親子がおむつがえや授乳などのために気軽に利用できる場を提供するもので、平成20年に板橋区に行政視察した経緯があります。この目的は、授乳やおむつがえの場を提供すること、ミルク用のお湯を提供すること、乳幼児とともに気軽に外出することを促すこと、そして保護者が事業福祉施設に立ち寄る機会をふやすことで、子育ての悩みなどを気軽に話せる育児相談施設としての役割を一層機能させることとあります。ことしの帯まつりに赤ちゃんの休憩所を設置された報告書を島田市子育て支援ネットワークからいただきまして大変うれしく読みました。これを見ますと利用者も大変多く、これからの社会の中でやはりこういったものの需要が求められているという結果内容でありました。3日間のお祭り中、取り組んでくださいました皆様方に感謝であります。  市民サイドで取り組んでいる赤ちゃんの駅で、先ほど公共施設の中には市民病院と総合スポーツセンターの中にはありますということをお聞きしましたけれども、私はやはり子育て応援都市でありますこの本庁の中にぜひ設置すれば官民共同の取り組みの実現になるのではと考えますけれども、再度、桜井市長、子育て応援施策を重視して展開されている市長のお考えをいかがかお伺いいたします。この本庁の中での設置の考え方についてお伺いいたします。 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。 ◎市長(桜井勝郎君) 授乳室の件ですけれども、公共施設にそういう授乳室をつくっていかなければいけないと思っていますし、今度の民間でやりますビックの、元ユニーのところの建設についても、先ほど答弁しましたけれども、そこへ専用の授乳室を設けたいと思っております。この市役所も今、元収入役室としていたところを市民相談室にしようということで、3部屋ぐらいつくる予定でいるものですから、そこを相談がないときには共用できるような方法でやったらどうかということで担当の部に指示を出してあります。大体、市民相談数の年間の数でいくと3部屋弱でございますものですから、2部屋で市民相談がカバーできれば1つを授乳室にしたらいいかというふうにも考えておりますけれども、いろいろなデータ等を見ながら、場所的にはそこしかないということでございますので、そういう方向でやっていきたいと思います。そしてまだ先の話ですけれども、これをやるからにはやはり川根・金谷地区の支所にもスペースがあったら、そういうものを、川根は新しくなったものですから、ちょっとトイレがわりに授乳室があるようなないような感じですけれども、そういうこともやらなければいけないかというふうに考えております。  以上です。 ○議長(平松吉祝君) 村田議員。 ◆5番(村田千鶴子君) 何か今、市長のほうからこれから前の収入役のところの出納室のところで3部屋、市民相談室をつくる中で1つをという、そういうような指示をしてくださっているという答弁を今いただきまして、何か大変私も本当にそれはぜひ積極的にやっていただきたいと、うれしいと素直に思います。  甲賀市民福祉部長にお伺いしますけれども、今、市長からそういうふうなお話をいただいたわけなのですけれども、前に私もこれは質問をしておりますので、今後、川根や支所にもこれを設置していきたいようなことも今、答弁の中にありましたけれども、またどのような拡大というか対応をされていかれるのか、お考えをお持ちでしたらお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 甲賀市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼支所長(甲賀房江君) 本庁の設置についてはそんな指示を聞いておりますので、進めてまいりたいと思います。  そして川根支所、金谷支所についても同様に計画していくことが必要であるというふうに私も当然認識をしております。ただ現在、乳幼児の相談及び健診は、例えば島田で言いますとはなみずき、金谷ではみんくる、川根ではむくむくといいまして、保育所が運営している子育て支援センターの中でやっております。そうした状況の中で今言ったはなみずき、みんくるにはベビーシートはありますけれども、授乳室等、整備されておりませんので、支所と同様にそういったところからまず手がけることが重要になってくるのかというふうに考えています。 ○議長(平松吉祝君) 村田議員。 ◆5番(村田千鶴子君) ぜひ積極的に展開をお願いいたします。  それで1点、本庁内での設置につきましては看板はしっかり掲げていただきたいというふうに思うわけです。それは何か先ほどお伺いしました出納室のところということだものですから、市役所玄関から見えませんので、せっかくこういった場所を提供しても、市民の皆さん、利用者にわからなくては何もなりませんから、玄関入り口へわかりやすい表示を掲げていただきたいということを強く要望いたします。  そして、その部屋の中に子育てカレンダーなどの情報コーナーの棚や、できればせっかくこの本庁に来て児童課とかそういったところの相談の業務もあるものですから、今後また子育て相談もできる体制もあわせて検討していただきたいと思います。  もう時間もありませんので要望で恐縮なのですけれども、先ほどこれからの新しい子育て支援として今後、携帯電話でポータルサイトで子育て支援の情報を提供していくと。この11月定例会のほうにこの運営経費が計上されているということでございますけれども、今現在は本当に情報はんらん時代でありまして、よしあしに関係なくたくさんの情報が入手できる時代でございます。そういった観点から、子育て家庭にとって本当に必要な情報が入手できるような体制づくりの構築が必要ではないかと思いますので、この点もあわせてぜひしっかりとやっていただきたいというふうに思っております。  以上で一般質問を終わります。 ○議長(平松吉祝君) 暫時休憩いたします。再開は、午後1時といたします。       休憩 午前11時59分  ──────────────────      再開 午後1時00分 ○議長(平松吉祝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続けます。  桜井洋子議員。     〔9番 桜井洋子君登壇〕 ◆9番(桜井洋子君) 通告に従いまして、私は2点について質問いたします。  まず、1点目は図書館の充実についてです。  (1)として、先般、中心市街地交流拠点施設の平面計画図案が示されました。2階、3階に新しい図書館を設置する計画です。施設の面積、間取り等が示されていることから、以下伺います。  1)として、2階、3階に持ってくる図書館機能は何でしょうか。  2)として、閉架書庫は現図書館の2階に残すと聞いています。閉架と開架が分かれるのでは、図書館としての機能を果たせないと考えますが、どうでしょうか。  3)として、学習室は現図書館に置き、新図書館にはないと聞いていますが、必要だと考えます。場所確保の工夫はどうでしょうか。  4)として、図書館を充実させるためには人の配置が必要です。職員や司書の増員計画についてはどうでしょうか。  5)として、協働のまちづくりの位置づけからも、市民から利用され、愛される図書館となるために、市民と行政の協力関係が重要です。具体的な計画段階から市民の意見等を聞き、反映させる手だてをとるべきと考えますが、どうでしょうか。  (2)として、児童・生徒の読書活動、学習活動の充実、発展を図るため、学校図書館の果たす役割は今、ますます重要になっています。以下伺います。  1)として、学校図書館として、本の整備状況や図書室の整備状況はどうでしょうか。  2)として、人の配置について伺います。  アとして、司書教諭が12学級以上の学校に配置されています。図書館運営にどのような役割を果たしているのか、仕事内容を伺います。  イとして、専任の学校図書館司書の配置が近隣市町で進み、図書館活動が活発化しています。当市でも各学校に計画的に配置していくべきと考えますが、どうでしょうか。  3)として、図書館と学校、公民館などの図書を共有できるシステムづくりが必要です。どのように進めていくのか伺います。  2点目として平和行政について伺います。  (1)として、昨年、アメリカのオバマ大統領がプラハで核廃絶を訴えたことを契機に、世界で核兵器廃絶の機運が高まり、運動が進んできました。  静岡県議会では、本年3月1日に「核兵器のない地球を目指すふじの国静岡県平和宣言」を全会一致で可決しました。また、県内35自治体のうち24の自治体が非核平和都市宣言をして、平和への取り組みを進めています。島田市でも2月に平和市長会議に加盟したことを踏まえ、今こそ非核平和都市宣言をして、平和への決意と行動を示すべきではないかと考えますが、市長の見解を伺います。  (2)として、「島田空襲は実は原爆模擬爆弾の投下訓練だった」という事実があります。島田空襲をはじめ、戦争の資料や遺物などを保管、展示する資料館を設け、戦争の悲惨さや平和の尊さを後世に伝えていくべきではないでしょうか。  以上、1回目の質問といたします。     〔9番 桜井洋子君発言席へ移動〕 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。     〔市長 桜井勝郎君登壇〕 ◎市長(桜井勝郎君) 桜井議員の1の(1)の1)からお答えします。2階、3階に配置する図書館機能は、一般図書、児童図書、視聴覚資料、新聞・雑誌閲覧スペース、事務室等を予定しております。  2)についてお答えします。移転後も既存図書館の閉架書庫を使用することにより、広い書架スペースが確保できることから、図書館としての機能は十分果たせると考えております。  3)についてお答えします。図書館の本を使用しない個人学習であれば、学習室が必ずしも新図書館にある必要はないと考えております。また、図書館の本を使用しながら学習を行う場合は、十分な閲覧スペースを用意する予定であります。  4)についてお答えします。図書館の機能を充実させるためには増員が不可欠であることは認識しております。詳細については、新図書館の施設設計や業務内容を勘案しつつ、今後決めていきたいと考えております。  5)についてお答えします。新図書館に対する市民の意見を聞くため、平成21年度に利用者アンケートを実施しました。また平成22年5月には中心市街地交流拠点施設基本計画、島田図書館関係のパブリックコメントにより、市民の皆さんから意見をいただいております。  次に、(2)の1)についてお答えします。学校図書館標準冊数の達成度が100%に近づく学校が年々ふえております。平成21年度には、標準冊数の達成率は、小学校では平均すると114%、中学校では80%となっております。また、施設の状況は図書室として整備している小学校が12校で、中学校が6校となります。小学校6校、中学校1校については、オープンスペースを図書コーナーとしております。  次に、(2)の2)のアの質問にお答えします。司書教諭は学校図書館の経営方針や、図書館教育の年間指導計画をつくり、その計画に基づいて、図書館を活用する調べ学習の指導、読書指導の支援、児童・生徒の図書委員会指導などを行います。そのほかに貸し出し・返却の処理、新刊図書の選定や登録、古い本の廃棄、図書館内の掲示や展示、本のコンピューター管理、図書館ボランティアとの連携などを行っております。  次に、2)のイの質問にお答えします。学校図書館司書が配置されることにより、図書室の整備が進んだり、児童・生徒の利用が多くなったりすることが期待できます。島田市では現在、学校図書館への人の配置をしていませんが、今後図書館がより有効に利用されるよう、学校図書館司書の役割をする人の配置については、検討していきたいと思っております。  次に、(2)の3)についてお答えします。現在、六合公民館ほか6施設では、図書館と同様の情報システムを導入し、図書を共有することができていますが、地域文庫の3施設と各小・中学校は、図書館と同様の情報システムを導入していないため、図書を共有することができていません。図書館と各小・中学校及び地域文庫の3施設との情報システムの一元化については、人的や財政的負担が伴うことから、当面は困難な問題であります。  次に、2の(1)についてお答えいたします。今まで繰り返し議会において答弁をしておりますが、大切なことは宣言行為ではなく、平和に向けての地道な取り組みを続けていくことが重要であると考えております。
     次に、(2)についてお答えします。戦争の悲惨さや平和の尊さを後世に伝えていくことは大変重要だと考えておりますが、展示する資料館を設けることは、今のところ考えておりません。  以上、答弁申し上げました。  なお、再質問については教育長または担当部長から答弁させる場合がありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) それでは、質問していきます。  まず、新しい図書館建設についてですが、先日示された図書館の平面計画図の中では、一番問題になっているのは、閉架書庫が現在の図書館に残されて、そして新しい図書館にはないということを聞いております。これについては閉架と開架を一体で運営していくというのは図書館機能の心臓部に当たるわけですね。図書館に来て、欲しい本とか資料等を請求しても、それはここにはありません。向こうのおおるりのところにあります。そちらの図書館に行ってくださいというのでは、これは市民サービスの後退というか、市民にとって大変だなと思います。  ですから、新しい図書館に来て、自分の必要な本、資料等がきちんと手に届くようなシステムというのはどうしても必要なので、もう一度その閉架の問題につい伺いますが、一時保管庫というところがありました。ここをどのように使っていくかというところで、その閉架の機能を補完できるのか、そういう計画があるのか、それについて伺いたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) 御質問にお答えします。現在、島田図書館の開架には13万冊を収蔵しております。新図書館においては、極力開架スペースを確保して、3万冊から5万冊ほど開架にふやしていきたいと考えております。新図書館のほうには閉架機能を補完する一時的な保管スペースということで考えておりますので、サービス低下は招かないものと考えております。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) 機能は保てるという御答弁でしたけれども、今ある閉架の書庫は198平方メートルの面積があるわけですね。そして、今お話のように13万冊あるということで、これを新しい図書館の開架の部分に持ってくるということでしたが、どのような基準でそれを選ぶのか。  そして、一時保管庫は78平方メートルということで、閉架書庫にしていくには、半分以下でとても難しいのですが、そこら辺の今まで閉架にあった部分、それから今度開架に一部移す、そして残す、そこら辺の基準というか、整理の仕方はどのようになっていくのでしょうか、お伺いします。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) 現島田図書館の閉架書庫には13万冊の本が収蔵されております。この閉架に収蔵されている本の中で、実際に利用されたものが全体の2割から3割と想定されております。したがって、今回、新図書館の開架に1万冊、一時保管庫に1万冊、約2万冊ほどを新しいほうに移動するということで、利用者の利便性を阻害するケースは、全くないというわけではないのですが、少なくなるものと考えております。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) そういうふうに移してでも、やっぱり新しい図書館に来たら、それはありませんというようなことになるということはあり得るわけですね。ですから、そこら辺をどういうふうに克服していくのかというのが大きな課題に残ると思うのですが、例えばその閉架にある図書の分類で、郷土資料とか、行政資料とか、今、清水文庫というのもありますが、そういうものを集めていくというような、閉架に置く部分の図書の考え方というのを、さっきそれもお聞きしたのですけれども、利用されていないものはなるべく今の閉架に残して、利用されている部分を移すのだということなのか、そこら辺の資料の図書の内容の整理はどのようになるのでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) どの部分を持っていくかというのは今後検討すべきだと考えております。利用頻度という観点と、もう1つは、今おっしゃいましたように、例えば行政資料であるとか、郷土資料でありますとか、そういう分類で残すのかというのを、市民にとって一番使いやすいような分けを今後検討していきたいと考えております。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) 一時保管庫の面積も大変狭いので、一時保管庫のスペースを、設計上、もう少し広げていく、そういう変更はないのでしょうか。検討されることはないのでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) 現在、交流拠点施設全体の面積が決まっている中で、2階及び3階をすべて図書館で使うというふうになっておりまして、その一時保管スペースを広げますと、閲覧スペースに影響してきます。現在のところは今の面積でいきまして、現の図書館の閉架書庫との機能分担をよりよくしていきたいと考えております。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) 私も閉架と開架を分離しているような図書館は知らないので、そこら辺が非常に今回の新図書館建設の課題だと思うのですが、市民の皆さんの利用の要望に沿った形で、きちんと図書が届く、資料が届く、レファレンスができる、そういう充実を求めたいと思いますので、機能分担を含めて、今、お話した閉架に残すもの、一時保管庫、それから開架のほうに移すもの、そこら辺の検討がとても重要になってくると思いますので、これは要望しておきたいと思います。  次に学習室のことなのですが、学習室は、はっきり言ってしまえば要らないよということだったのですけれども、窓側に本を読むところもありますし、閲覧スペースをとるということでしたが、やはり手元に本を置いて学習をするということは、図書館の機能として一体のものだと思うのですが、学習室の利用については多くの利用の要望があると思うのですね。  学習室を例えば4階の多目的室のほうに持ってきて活用できるような、そういう使い方はできないのでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。 ◎市長(桜井勝郎君) いろいろ質問を聞いていると、開架書庫よりも閉架書庫を大事にしようというようなことで、図書館の本命は開架書庫が重要でございまして、私の個人的な考えはあそこには閉架書庫を置く必要はないという考えですが、パブリックコメントとかでいろいろな意見があるものですから、一時的なようにしようというわけですけれども、ここの今ある既存の図書館と今度できるであろう図書館の距離は歩いて四、五分です。今はITの時代でございまして、閉架書庫にある本を借りたい、見たいという場合は、それを今現在、探すにも数分かかるのですね。その分だけ人手も要るのです。  同じことでございまして、ITで瞬時にこちらで連絡すれば、そこで見つけて、そしてサービスが落ちる時間というのはほんの数分でございまして、その程度のものをサービス低下と言われると心外でございまして、それから、今ある学習室はほとんどの方は図書館を利用しておりません。自分で参考書を持ってきて、受験勉強だとか、いろいろな勉強をしている学習室でございまして、これはそのまま置くのですね。全然影響はないのです。ほとんど図書室を使っていないのです。  今度できるところは、学習室を置いて、それでも勉強したいという方は、図書館の窓側の壁に各テーブルごとにそれぞれ仕切りを設けて、そして勉強ができるような形になっておりますので、私どもは全然心配しておりません。  以上です。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) 4階の多目的室の利用について、学習室的な利用もできないかということをお聞きしたのですけれども、答弁がありませんが、この4階の多目的室の活用というのは、例えばいろいろな図書館を支えるボランティア団体とか、友の会が先ごろ発足いたしましたけれども、そういう団体の皆さんとか、あといろいろな講演をしたりとか、図書館関係の行事とか、そういうのでいろいろ使えると思うので、そういうときに学習室的な使い方も机やいすをそろえればできるかなという、これは提案をしたいと思います。  それから、職員の配置についてなのですが、増員計画をこれから検討していくという話でしたが、今、島田図書館には正規の方が7名、嘱託が12名いらっしゃると聞いています。そして、7名の正規のうち2名が司書の資格を持っていらっしゃる。それから、12名のうち6名が司書の資格を持っていらっしゃるということで、一生懸命図書館業務に当たっていただいているわけですが、今後新図書館ができるに当たって、具体的な増員人数ですとか、その資格についてはどうでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) 今はスペースだけですけれども、今後いろいろな配置等がだんだん決まってくる中で、あるいはどういった図書を持ってくるかとか、いろいろ今後決まってこようかと思います。そうした中で、増員は間違いなく必要だとは思いますが、どの程度の増員になるか、あるいはそうした中で司書をなるべく多くしていくというようなことについては、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) ぜひその増員、そして司書資格と、充実を求めるわけですが、閉架と開架が分かれるということもありまして、多分そこに配置する人たちは、もっと充実させていかなければ十分な図書館運営ができていかないと思いますので、これも要望しておきたいと思います。職員の増員と、司書資格を持った職員の増員を要望していきたいと思います。  それでは、次に学校図書館のほうに移ります。子供たちを学校の中でも本当に本好きにさせ、学習に意欲的に取り組むということでは、子供たちを本好きにさせるには、1つは環境整備、図書室がきちんと整っていて、本も十分にあり、施設・設備も十分に整っているという環境整備が必要だと思いますし、もう1つは、やっぱり本と子供をつなぐ人の存在ということで、本に詳しい司書の常駐がどうしても必要だということで、今回質問いたしましたけれども、今、環境整備については、図書室がきちんとあるところと、島田市の学校はオープンスクールということで、スペースが図書室という独立したところがなくて、工夫してフロアを区切ったりして使っているところがあります。  環境整備についてですが、まず五和小学校に伺いました。本当に天気がよい日でしたけれども、それでも子供たちが昼休みに図書館にたくさん集まってきました。本がきちんと整理整頓されていまして、本の紹介コーナー、それから掲示物等も工夫されて、司書教諭の先生がそこに来ていらして、いろいろ子供たちの相談に乗っておりました。  六合中学校に伺いました。六合中学校はオープンスクールでしたが、図書室がなかったものですから、最近改装して部屋の壁をつくったのですね。部屋の壁をつくって図書室をつくり、昼休みにまた伺ったものですから、そこに多くの生徒たちが来ていました。今、人気の坂本龍馬のコーナーとかもあったり、ソファがあってとても人気で、ソファでくつろいで読書をするという光景も見られました。  次は先生方がお勧めの、私のお勧め本という紹介コーナーも設けて生徒たちに紹介していくということですが、また一方では、同じオープンスクールでも六合東小学校、ここは1階のコーナーに本棚が置かれて、図書室はなかったのですけれども、司書教諭の先生の手が加えられて、本の紹介や資料が整理されて、子供たちが利用しておりました。子供たちの期待にこたえるような展示がなされたりしておりました。  しかし一方、伺った学校によっては、廃棄本が子供たちの目の前に積み上げられているとか、それから図書室がもう古い。それから、机やいすが1クラスの人数分がないのですよ。1クラスの人数分がない。例えば調べ学習等で1クラス入ったときに、そういう机といすがない、半分しかない。あとはフロアに座って学習するようなことも伺いました。  本が古い、それから数が少ない、調べ学習にするにも、百科事典等は、ポプラディアという百科事典があるのです。これは司書の先生がとてもいい百科事典で、ここからどんどん調べ学習が発展していけるように構成されているポプラディアという百科事典なのですが、これも3セットしかないとか、とにかく本が少ない。  ですから、図書室の整備、それから本の購入、ここら辺をもう少し予算を取っていただいて、ここをぜひ充実させていただきたいと思いますが、先ほど標準図書の達成のパーセントもありましたが、これは中学校ではまだまだ100%にいっていませんし、小学校でも学校によって偏りがありました。この点について、今後のこの充実について、施設整備、本の整備、これについて伺いたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) 特に中学校の整備状況が低いということでありますが、本の購入単価も高いということで、なかなか標準冊数に届いていないというのが現状です。  しかしながら、少しずつではありますが予算をふやして、間違いなく本をふやすということは大事なことだと思っておりますので、全体予算が厳しい中でも、図書の購入費については少しずつ予算を伸ばしております。今後も努力を続けてまいりたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) 本の充実もそうですが、図書館、図書室の机とか、いすとか、床とか、そういうほうもぜひ進めていっていただきたいと思います。  どんなにいい図書室があってもというか、ハードの面であっても、そこに本と子供をつなぐ人の配置がなければそのままになってしまいます。それで図書館司書の配置をぜひ実現させていきたいと私は思っておりまして、先ほど、これについては今後検討していくということで前向きの御答弁がありました。それで、司書教諭の先生だけでは本当に大変だという実態がよくわかりました。  司書教諭の先生はなかなか時間がとれないということなのですが、お聞きしたいのは、司書教諭の先生はこの司書教諭という仕事、先ほど、本当に大きなたくさんの仕事を答弁いただきましたけれども、これらの業務をこなしていく時間数、持ち時間数の軽減はあるのでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) 市内の司書教諭の発令を受けている職員のうち、ほとんどが学級担任を持っているというのも現状であります。持ち時間につきましては、1時間から3時間程度の軽減をして、司書教諭としてその時間は充ててもらっているのですが、まだ確かに十分ではないとは認識しております。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) 図書室に伺ったときに、司書の教諭の先生が一生懸命説明をなさってくれたり、図書館経営のことを話してくださったのですが、その先生方からやっぱり専任の司書がどうしても必要だというお話を伺いました。これは司書の配置もそうですが、司書教諭の先生の持ち時間数の軽減もぜひあわせて進めていただきたいと思いますが、特に学級担任、学年主任、そして生徒指導のほうでも、そういうさまざまな仕事がありまして、本当にもっと仕事をしてあげたいのだけれども、指導をしてあげたいのだけれども、できないという悩みを伺っております。  具体的にこれから図書館の司書、専任司書を導入して計画的にいっていただきたいわけですが、焼津市では学校司書の配置が全校で実施されています。各学校の図書館の利用が、これによって2倍になったということを伺っております。  静岡市では既に司書の配置はあったのですけれども、今度は小規模校に配置をしていくということです。  そして藤枝市なのですけれども、平成22年度のことし、予算が600万円くらいで、学校司書8名を採用ということでした。来年度、平成23年度は14人体制にして、市内小・中学校27校あるのですけれども、2校兼任という形でやっていくということでしたので、もう少し立ち入ってお伺いしたいのですが、島田市でのこの専任の司書教諭の配置については、どのような方向性を持っているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) 学校司書の配置につきましては、先ほどの市長の答弁のとおりで、検討するということでございます。  図書館ももちろん大事だと感じておりますが、学校全体の中で、例えば特別支援の教育でありますとか、ほかにも喫緊の課題がありまして、そういったバランスも考えながら、今後検討してまいりたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) 学校図書館司書、司書ということでありますが、司書教諭の先生がいろいろな図書館計画、指導計画を立てる中で、いろいろな調べ学習などをやるときに、こういう資料を整えたい、こういうふうに授業を展開していくときに、学校担任の先生もこういう本を子供たちに読ませたいというときに、それを学校図書室だけではなくて、市の図書館などとの連携で資料を集めたり、それから、本を配本していただいたりという、そういうこれから学校と図書館をつなぐ連携が必要になってくるので、ネットワークの関連で質問していきたいと思うのですが、司書教諭の先生は、学校が終わってから、仕事が終わってから、図書館が7時まであいているときに、その本を探しに行ったり、資料を提供していただいたりして、本を取りに行くということも伺いました。  それで、今、メール便というのを教育委員会でやっておりますね。そういうメール便を活用して、その学校で必要な本、資料等を、必要な学校に届けられるような、そういう運営はできないでしょうか。これについて伺いたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) 学校図書館と市立図書館の連携というのは、今でもやってはいるのですが、まだまだ十分ではないと認識しておりまして、今言ったように、団体貸し出し等の本を学校まで届けるとか、学校からの調査に答えていくとか、あるいは図書館が持っているノウハウを学校のほうに伝授していくとか、そういったさまざまな連携が考えられます。来年度から、そういったことについても少し研究を深めていきたいと考えております。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) 答弁の中に、まだ学校の図書館の本と、市の図書館の本のデータが一緒ではないというか、そういうネットワークができていないので、それぞれまだ独立しているわけですね。  ですから、そこをつなぐ、非常に財政的にはお金がかかると言いましたが、将来的にはそうしてほしいし、とりあえず今、できることといったら、学校図書室の資料等と、島田の図書館の資料等の有効活用ということで、年間計画の中に大体この学年で、例えば4年生だったら、図書館の利用について勉強するとか、社会科の時間に歴史の勉強をするとか、いろいろな調べ学習を今、総合学習も含めて進めていますが、子供たちが本当に自分から食いついて取り組んでグループで調べたり、積極的に学習に入っていくには、こういう図書室、図書の資料、図書館とのネットワーク、そういうところでの本の活用というのがとても大事になるので、今、御答弁いただきましたが、ぜひ来年度に向けて活用していくネットワークづくりを進めていっていただきたいと思います。  それでは、学校図書館、司書の配置と、そういうネットワークづくりを強く要望して、次の質問に行きます。  平和行政です。私も議員になってから、非核平和都市宣言をぜひ島田市でもすべきという質問は何回もしてきました。そのたびに、大切なことは宣言行為でなく、平和に向けての地道な取り組みを続けていくことだ、もう暗記するほどこの答弁は変わりません。初めから変わりません。本当にがっかりしております。  もう世界は、そして国は、県は、県内は、どんどん非核平和の方向に向かって運動が進んで、行政も一生懸命それに後押しをしているような実態です。  世界では、5月にNPTの再検討会議という核不拡散条約の検討会議があって、そこに核兵器廃絶条約の締結に向けた交渉を要求して、国民、市民、皆さんが大きな行動を起こしていったのですね。  そして、核兵器の廃絶の署名が、世界中共通の署名でした、全部で1,700万人分集められ、ニューヨークに届けられました。その中で日本から集めた署名は約700万人。  私もこれに向けては市民団体の皆さんと一緒に、島田の駅等で署名活動を行いましたけれども、今までにない本当に多くの反響があって、子供たちはじめ多くの市民の皆さんが、核兵器はなくさなければいけないねという、こういう今の世界的な情勢、世論の中で、多くの皆さんにしていただきました。ですからこの700万人、国会に提出した日本の核廃絶署名700万人の中に、島田市民の署名もたくさん入っております。  NPTの再検討会議は最終文書で、すべての国が核兵器のない世界を実現するために特別な取り組みを行うこと、具体的な核廃絶の進展を求めた画期的な文書を取り決めて終わったわけですが、これを進めていくには、やはり地域からの大きな運動が必要だと思います。  ですから、世界の動きや国内の動き、県内でも県議会で宣言を上げたり、今、県内では23の市の中で18の市が宣言をいたしました。宣言して平和行政を進めていくという方向にどんどん進んでいるのに、島田市はまだ相変わらず10年前と同じような答弁で、本当にがっかりしております。  市長は、平和市長会議に参加されたと聞いておりますが、どういう意図を持って参加されたのか、まず伺いたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。 ◎市長(桜井勝郎君) 平和市長会議というのは、焼津市の市長がビキニ、福竜丸の問題で、地元でもあるし、志太・榛原でもあるし、別に反対する理由もないものですから、誘われたものですから入っただけのことでございまして、私はこの際だから言わせてもらいますけれども、平和というのを宣言するのは、言うのは簡単なことだけれども、過去のいろいろな歴史を見ていると、平和、平和と言っている人ほど暴力行為が多いのですね、正直言って。全共闘だとか、革マルだとか、共産党がそこに入るかどうかわかりませんけれどもね。  核実験反対、反対と言って、そういう方面の人たちは、ソ連の核実験はいいが、アメリカの核実験は反対だと言ってみたり、そういう人たちが平和、平和と言われても、そういうのに平和宣言を質問等で言われても、果たして本当にこの人たちは平和のことを身を持って感じているのかなと私は疑問に思うのですよ。  平和というのは、映画とかいろいろなもので本当の、戦争はだめだとか、平和にやるべきという映画は、平和とか戦争反対などという言葉は一言も出てこないのですよ。これはストーリーの中で、見ていて、やっぱり戦争というのはやってはいけないなというのがストーリーの中で脈々と出てくる。これが本当の平和の映画であって、ただ平和、平和だ、暴力反対だと言うだけではだめなのです。  ですからそういう面で、島田市はそういう、私の個人的な考えもあるかもしれませんが、そんなパフォーマンスみたいな平和宣言はしても意味はないよという考えがあるものですから、10年間というと前の市長も宣言をしなかったようですけれども、そういうことを私は思っているものですから、ちょっとそれは偽善的なような感じがあるものですから、ですから、平和宣言をしても意味ないよと。  それだったら、市民の皆さんの地道な、例の扇町の爆弾とかいろいろなことで、行政がそういうことを地道にやったほうが、かえって平和活動に貢献していると私は思います。ですから、平和宣言は、私が市長である限りはいたしません。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) 本当にがっかりします。しませんと、そんな宣言はありません。本当に平和ということで、この核兵器廃絶、非核平和都市宣言というのは、核兵器をなくそうという。日本は唯一の被爆国で、2回原爆の被害に遭い、また焼津は第五福竜丸がビキニ環礁で水爆実験の被害に遭い、そして最近ではビキニ環礁が、負の遺産ではありますが、世界遺産に登録され、今、大きく核兵器廃絶の声が、運動が大きく高まっているときに、島田市が取り残されている。  今、市長はしませんということでしたが、市民の願いを本当に感じているのでしょうか。感じていない。世界の動き、国内の動き、そして焼津なども積極的に行っておりますが、近隣市町もそういう非核平和自治体宣言、都市宣言をしておりますが、多くの市民の皆さんの声でそういう方向に動いているわけです。その先頭に立って、市長がイニシアチブをにぎるというのはとても大事なことだと思うので、質問しているのです。  個人的な見解というよりは、首長として、島田市民のそういう平和への願いをどう受けとめているか、それをどう行動に移すかが問われていると思いますので、伺ったわけです、今、質問しているわけです。  牧之原市の例をお話ししたいと思いますけれども、この12月議会で牧之原市は平和都市宣言をしていくと聞いております。牧之原市は市長が公約で掲げたということもあります。市民の要請もあります。  そして、具体的に市長が核兵器廃絶平和都市宣言の制定に関する懇談会というのをつくるということで、ここの懇談会、これは平和都市宣言をする宣言文をどういうものにしていくか、今の情勢、今の世の中の動きの中で、牧之原市としてどういう宣言をしていくかというときに、それを市民の皆さんと一緒につくっていくということで立ち上げた懇談会なのです。  市長がその委員を委嘱しています。12名の委員のうち、6名は公募をして集め、また地区会の代表の方を入れたりして、12名でどんな文章にしていくか、それこそが市民の意識の高揚、核兵器廃絶に向けて、どういう文案をつくったらいいかという、市民を巻き込んだ大きな運動となっているわけです。  ですから、島田市がこういう宣言をしますよとばっと出したわけではないのですよ。練り上げていく。そこにこそ市民と協働の平和宣言の力があると思います。ですから、こういうところで市長がイニシアチブを発揮して、みんなで、意識の高揚が図られないとおっしゃっているなら、そういう具体的なものを立ち上げて、つくっていこうではありませんかと提案したらどうでしょうか。これについてはどうでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。 ◎市長(桜井勝郎君) 何度も言っているようですけれども、平和宣言というのはむなしいような感じが私は、特に共産党の皆さんから言われると余計むなしく感じるのですけれども、地道な行動の平和運動を島田市はしているのですよ。地道に、いろいろな形で、地に足がついた形で。ただ平和、平和と宣言をしただけで、それで終わりだということをしたくはないし、やはり平和宣言をした以上、それなりのことの責任がありますから、ですから、もっと地道な活動をして、そうすれば自然に生まれてきます。  牧之原市は牧之原市のお考えでやっていることで、島田市は島田市で私の考えをする。これは今までのいろいろなお話を聞いても、議員からの質問以外で、一市民から、善良な市民から平和について宣言しろ、宣言しろと言われたことは、私は一度も耳にしたことはございません。共産党の皆さんから言われていますけれども。  さっきも言ったように、いろいろ考えると、やはりこれは市民一人一人が、平和とか戦争反対だということを行動で示してやるのが一番平和運動でございますので、平和宣言をすればいいというものではないということで、私は答弁しているのでございます。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) 共産党の皆さんから言われていると、私たち共産党島田市議団は、毎年の要望に非核自治体宣言をしてくださいという要望を上げています。そのほかに市民団体からも非核自治体宣言を上げてくださいという要望は市長に上げています。そういう一面的な評価はしないでいただきたいと思います。  そして、地道な取り組み、地道な取り組みと言いますが、私は島田市が平和祈念式典を行ったり、扇町の慰霊祭を行ったり、そして、展示を毎年行ったりしていますね。市民に向けて平和の発信はその時節時節に合った、とてもタイムリーな問題を取り上げてやっていて、これは大変評価しております。そういう地道な取り組みは評価しております。でも市長の言う地道な取り組みというのがわかりません。どういう地道な取り組みなのでしょうか。続けていくということがどういうものかわかりません。それをお聞きしたいです。
     宣言を上げることだけではなくて、それを上げて全国にアピールして、そして行動を起こしていくということですから、その行動、アピールはいろいろ豊かに広がっていくわけですよね。ですから、何か狭い意味でそういうことをおっしゃっていると考えていますが、それについて、市長の考えている地道な取り組みはどんなことなのでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。 ◎市長(桜井勝郎君) 地道な取り組みは、先ほど議員がおっしゃったいろいろな、扇町の問題とか、展示だとか、それが地道な行動でございまして、また議員が駅前で署名運動したとかいろいろなことを、そういうことをやるのがもっと効果的ではないかということでございまして、平和宣言というのは、私としては、重みがありますから、そう簡単に宣言できるものではございませんということでございます。 ○議長(平松吉祝君) 桜井議員。 ◆9番(桜井洋子君) 非核平和都市宣言を、県内で16の市が平和市長会議に参加しています。その中で、島田市だけが唯一宣言していないのです。16の市長会議参加市がありますが、島田市だけが非核平和自治体宣言、平和非核都市宣言をしていないということで、これを見ても島田市の市長の姿勢がよくわかります。ぜひ平和のアピールを、非核平和都市宣言をすることによって踏み出していただきたいと思います。  それから、最後に戦時資料の平和に対する資料館をつくってほしいということでしたが、今、新図書館で、現図書館の2階に、閉架にするということがありましたけれども、この2階にそういう資料、戦時資料、戦争に関する資料、扇町の空襲に関する資料など、そういうものを兼ねて置いていただいて、何かそういう資料センター、そういうようなものをつくって、市民の皆さんに、また学生の皆さん、学校の皆さんに利用できるようにすべきではないかと思うのですが、その点についてはどうでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 藤田総務部長。 ◎総務部長(藤田和義君) 現在の図書館の跡利用の関係で、2階の部分をという話かと思いますけれども、まだ現図書館の跡利用については、具体的にどんな使い方をするかということは決まっておりません。そういう意味で、そこを戦時資料の資料館として使うという考えには、まだ至っていないということでございます。 ○議長(平松吉祝君) 次に、橋本 清議員。     〔7番 橋本 清君登壇〕 ◆7番(橋本清君) それでは、通告に従いまして質問をいたします。  最初の1点目は、子供読書環境の充実と読書に親しむまちづくりについてであります。本年2010年は国民読書年であります。読書は我々の人生をより豊かなものにするだけではなく、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないものです。  また、4月23日は子供読書の日であり、良書に親しみ、読書のすばらしさを子供に伝えるために、図書館をはじめ、さまざまな場で読み聞かせ運動などが行われていることは、喜ばしい限りであります。  赤ちゃんに絵本を贈って、親子の触れ合いを通し、読書に親しむきっかけとしてもらうブックスタートが日本で始まって、ことしで10年を迎えました。1992年にイギリスでスタートしたこの事業は、日本では2000年の子供読書年に機運が高まり、翌年4月より各市町村で本格実施が始まり、島田市も2004年10月よりスタートいたしました。  今や実施している自治体は700を超えており、読書推進の力となっています。その中でボランティアの皆さんの熱心な協力と支えが、絵本を通じて子育てに魅力を感じ、親子のきずなを深める絶好の機会となっています。  2001年には子供の読書活動推進法が、2005年には文字活字文化推進法が制定され、学校図書館などの整備・充実が進みました。その結果、1人当たりの小学生の本の貸出数が増加し、文部科学省の調査によれば、1974年の16.5冊から2007年には35.9冊と飛躍的な伸びを示しています。  そこで、未来を担う子供たちの豊かな心をはぐくみ、視野を広げる読書環境のさらなる充実と、読書に親しむまちづくりについて、以下の点を伺います。  (1)として、子供たちの読書活動の実態、それを支えるボランティアの熱意などを、どのようにとらえているか伺います。  (2)として、ブックスタート事業、キッズブック事業の取り組みと成果について伺います。  (3)として、読み聞かせボランティア、読書アドバイザー、図書館司書などの人材育成の取り組みについて伺います。  (4)として、インターネットで電子図書を貸し出すウェブ図書館の導入についての、市の所見を伺います。  次に、2点目として、高齢者の新たな課題への対策であります。近年ひとり暮らしの高齢者の数がふえ続け、地域社会でのつながりが希薄になる中、単身世帯の6割が孤独死を身近に感じ、不安を覚えていると言われております。  さらにこの夏、100歳以上の高齢者で所在がわからない方が判明し、大きな社会問題になりました。  また少子・高齢化や過疎地域の拡大が進む中、移動手段がない高齢者を中心とする買い物弱者がふえ、最近では中山間部だけではなく、地方都市や首都圏近郊の団地にも広がっており、経済産業省の推計によると、買い物弱者は全国で600万人程度にも上ると言われています。  そうした高齢者の新たな課題に対し、迅速に対応することが今、行政に求められており、高齢者が安心して住みなれた地域で暮らし続けることができるよう、地域全体で高齢者を支えるネットワークづくりが重要であります。  そこで、以下の点について伺います。  (1)として、市における高齢者所在確認業務の実態と、高齢者所在不明のような事実があるのかどうか伺います。  (2)として、買い物弱者に対する現状と支援策を伺います。  以上で壇上の質問といたします。     〔7番 橋本 清君発言席へ移動〕 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。     〔市長 桜井勝郎君登壇〕 ◎市長(桜井勝郎君) 橋本議員の御質問にお答えしますが、1のほうは教育長からの答弁になりますので、2のほうを私のほうから答弁させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  まず、2の(1)の質問からお答えします。島田市に住民登録のある99歳以上の高齢者については、今年度の敬老事業実施の際、全員の所在確認をいたしました。また100歳以上の高齢者で島田市に本籍のある人は、10月末現在185人いますが、そのうち所在不明者は138人となっております。  次に、2の(2)の質問についてお答えします。高齢者への日常生活の支援や一部の民間事業者には、生活用品などを宅配する事業などがありますが、特に高齢者等の買い物弱者に特定した支援事業は、現状ありません。  こうした中で、先日、国会において買い物弱者対策支援事業が採択されました。この事業については、具体的な説明がこれまでされておりませんが、県等とも協議しながら検討してまいりたいと考えております。  それでは、1の質問については教育長から答弁させますが、再質問については担当部長から答弁させる場合がありますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 松田教育長。     〔教育長 松田 宏君登壇〕 ◎教育長(松田宏君) それでは、私のほうから1の(1)の御質問からお答えいたします。子供たちの読書活動についてでありますけれども、就学前の幼児につきましては、市内の社会教育施設等で実施しております読み聞かせ活動に参加を呼びかけ、幼児期から読書に親しんでもらうようにしております。  小・中学校ですが、これは朝の読書活動を行ったり、ボランティアの皆さんによる読み聞かせの時間に本の紹介などを通して、読書の機会をふやすように取り組んでおります。  また、子供たちの読書活動を支える読み聞かせボランティアの方々でありますけれども、これは大変たくさんの方々が学校に入ってきていただいております。そして、情熱を持って、子供たちの読書活動の推進に貢献していただいております。大変感謝をしているところでありますし、さらなる読書活動の広がりを願っているところです。  次に、1の(2)の御質問ですが、ブックスタートは生後7カ月の乳児に、キッズブックのサービスは3歳の幼児に、絵本贈呈という事業で行っております。  平成21年度の実績は、ブックスタートの事業は815人、キッズブック事業は755人ということになっております。事業の開始以来、家庭での読み聞かせのきっかけになった、あるいは子供が本好きになったという感想が多く聞かれ、一定の成果を上げつつあるととらえております。  次に、1の(3)の御質問ですが、読み聞かせボランティアの人材育成につきましては、毎年社会教育課が開催している読み聞かせボランティア講習会で、実践的な講座や、ボランティア同士の交流会を開いております。また、県が主催する研修会へ参加をしていただくということも通して、人材育成に努めているところです。  読書アドバイザーにつきましては、県が主催する県子供読書アドバイザー養成講座に参加をし、認定を受けていただくということを、読書グループのリーダーを中心にお願いしてきております。  また、図書館司書については、司書資格を取得するためには時間を要することから、現時点では司書並びに職員が県立中央図書館の研修会に参加して、資質の向上を図っているということでございます。  最後に、1の(4)の御質問ですけれども、電子図書館サービスは、私どももまだ十分概念はわかりませんが、まだ始まったばかりの事業で、実施している図書館は、全国でも東京都の千代田区立図書館のみという状況のように把握しております。サービスの実態や運用方法等、不明な点が多いため、導入を検討するところまでは至っておりません。しかしながら、電子書籍は今後急速に普及していく気配がございますので、引き続き情報収集等に努めながら、調査研究ということに取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(平松吉祝君) 橋本議員。 ◆7番(橋本清君) それでは、それぞれ御答弁いただきましたので、再質問をさせていただきます。  最初の子供読書環境の充実と読書に親しむまちづくりについてであります。教育関係の質問を久方ぶりにやらせていただきます。よろしくお願いします。  今、皆さんも御存じかと思いますけれども、活字離れということで、特に小さな小・中学校の子供、生徒にも、本当に活字離れが進んでいるということで、今、いろいろと問題が出ているのではないかと感じるわけでございます。ただ、島田市は本当に早い時期にブックスタート事業、先ほども御答弁がありましたとおり、また、小・中学校で朝の読書運動ですか。そうしたこともやられ、また、読み聞かせといったこともやられているということで、本当に評価をいたすところでございます。  平成19年3月には、市の子供読書活動推進計画の作成をされたと聞いておりますけれども、こうした子供の活字離れが進む中、活字を読むというのは非常に重要であると言われております。島田市の未来を担う子供たちが、良書に親しむ習慣をつけるというのは、非常に重要な課題であるということで質問させていただきました。  それから、親がみずから読書に親しむことが、子供にとって非常にいい影響を与えるということで、市全体で読書に親しむまちづくりということが、非常に今後求められるのではないかと考えるわけでございます。  そこで、(1)の読書活動の実態とボランティアの熱意を伺いました。本当にいろいろなことをやられているということでございますけれども、特に小・中学校で朝の読書運動ですか。10分間の読書運動でございますけれども、これは非常にいろいろな小・中学校で行われており、全国では70%ぐらいの学校で行われているということで、非常にいいことだなと思うのですけれども、そうした中で、いろいろな効果が報告されているということを聞いております。例えば不登校がなくなるというか、減ったとか、いじめがなくなった、そういう効果も報告されているということでございます。  この朝の読書運動、時間はちょっとわからないかもしれないのですけれども、例えば10分間の読書運動の各学校の状況を少しお話ししていただきたいと思うのですけれども。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) 朝読書、あるいは読み聞かせ、小学校では読み聞かせになると思いますが、実態ということですが、小学校18校、全学校でやっております。時間は長いところで20分、短いところで10分とありますが、平均15分ぐらいです。週当たりの日数は、小学校で3日間程度です。  中学校におきましては、7校、これも全部の学校でやっております。時間は平均で10分、週当たりの日数は4回程度となっております。  以上です。 ○議長(平松吉祝君) 橋本議員。 ◆7番(橋本清君) 全校でやられているということをお聞きしました。担任の先生がしっかりとこれに取り組むというのが非常に重要であるということで、その時間に先生がいるかいないかで、かなりその内容自体が充実するかしないかということでありますので、この担任の先生がこの時間というのはどのようにされているのか、把握されているでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 松田教育長。 ◎教育長(松田宏君) 実は私も担任をいたしましたので、体験的に申し上げます。担任も、ポーズでもいいので、1冊本を持って読みます。生徒と一緒に読みます。その時間は本当に、朝の最初ですので、全校がシーンとなって、静かな雰囲気をまず10分つくります。それからの学校スタートということですので、先ほど効果も上がっているという中の1つで、生徒が落ち着いた静かな雰囲気の中で、1日の学校生活が始まる。こういう効果もあることが事実ですので、お伝えします。 ○議長(平松吉祝君) 橋本議員。 ◆7番(橋本清君) こうした取り組みは大変重要でございますので、ぜひとも充実した今後の取り組みをお願いしたいと思います。  それから、『島田の教育』という本の中に、具体的な方針と施策という中に、子供の読書運動百選というものがあるのですけれども、それをもとに子供たちの読書活動の充実を図るということで載っておりました。  この百選という、すばらしい本ですよということで紹介してあると思うのですけれども、島田の子供読書百選というのはどういうものかというのが、なかなか目に触れない場合が多いものですから、その辺の周知をぜひもっとやっていただきたいと思うのですけれども、その現状はどのようになられているのか、伺いたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 松田教育長。 ◎教育長(松田宏君) これは市教育委員会の指導主事が中心になりまして、100冊の本を、小学校の低学年から中学校の3年に至るまで、全部を通してですけれども、つくりました。これは市の行政に携わっていらっしゃる部長とか、あるいは市長とか、あるいは学校関係の先輩、そういう人たちが、中学生のときにこの本を読んでおくといいよという、あるいは小学校のときにこの本を読んでおくといいという推薦をしていただいて、その中から100冊を厳選といいますか、選定して、そして、それを各学校に配布していきました。  各学校は、その百選を目標にして、図書を購入するときに、そのうちの何冊かを購入いたしました。学校に行っていただくとわかるのですけれども、先ほどの質問もありましたけれども、図書室以外に、クラスごとに百選のうちの自分の学年に合った本が、多くはそろえてあるという状況に今、至っております。  以上です。 ○議長(平松吉祝君) 橋本議員。 ◆7番(橋本清君) わかりました。  それから、毎年4月23日は子供読書の日ということでございます。こうした日に何らかの取り組みをするというのは、周知もそうですけれども、読書に親しむ子供さん、また子供さんだけではなくて、親御さんも読書に対する認識を高めるという意味でも、ぜひ4月23日という、これは曜日もあるでしょうけれども、そうした日にちなんで、ぜひイベントといいますか、読書に関係したものも今後取り組んでいっていただきたいと要望するのですけれども、何か来年度に対する取り組みは何か考えていらっしゃるのでしょうか。もしあれば伺います。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) 現在のところ、大変申しわけないのですが、考えておりませんが、今後、関係者あるいは学校とか図書館とかも含めまして、みんなで研究してまいりたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 橋本議員。 ◆7番(橋本清君) ぜひ取り組みをよろしくお願いいたします。  それから、これは図書館の利用年齢別の貸出点数が、昨年、平成21年度の決算で載っておりましたけれども、その中で特に13歳から18歳の年代の方の貸出点数が、全体的には1%から2%ぐらいということで、非常に低いわけでございます。年齢でいきますと、中学生、高校生となるのですけれども。  私なりに感ずるのは、学校図書館を利用しているよというのもあるのでしょうけれども、その点、どのように感じておられるのか、その点をお聞きいたします。 ○議長(平松吉祝君) 松田教育長。 ◎教育長(松田宏君) 読書数からいいますと、小学生は大変多いわけですけれども、中学生になりますと、中には月に1冊も読まないといいますか、そういう生徒も出てまいります。逆に小学生のとき以上に読む生徒も出てまいります。つまり中学生ぐらいになると、個人差が、興味が拡大するというのでしょうか、非常に本好きの子供とそうでない子供の開きが大きくなってくるということが言えます。  そのかわりに、部活動等で自分の好きなことに向かっていくということも手伝っているわけですけれども、大事なことは、中学生の段階で本に親しむというところを、もう少し力を入れていきたいというのが本当のところです。  先ほどお答えしましたように、確かに朝の読書活動を行っていますけれども、問題は10分間ないし15分間、本を手にする、その次の問題として、どんな傾向の本を読むのか、何を読んでいけばいいのか、このレファレンスといいますか、こういうところを大事に見ていかなければならない、こういう視点を持たなければいけないと思っております。  以上です。 ○議長(平松吉祝君) 橋本議員。 ◆7番(橋本清君) 私も中学生のときに本を読むというのは、非常に重要であると感じますので、ぜひそうした視点で具体的な取り組みを、今後よろしくお願いしたいと思います。  それから、ボランティアの方の非常に熱心な取り組み、大勢の方がこれに参加されているということは、本当に喜ばしい限りでございますけれども、ボランティアの方の、例えばいろいろなところへ行くわけですね。  例えば車で行くとか、自転車で行くとかというように交通手段を使うわけですけれども、そうした方への支援策というのですかね。ボランティアだものですから、その対価は求めないのは当然ですけれども、そうしたボランティアの方の、例えば何かけがをされたときの支援とか、そういうことも今後重要ではないかと感ずるのですけれども、その点の支援策は何か考えていらっしゃるのでしょうか、伺います。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) いろいろな形で、公民館を中心だったり、いろいろな場所でそういうボランティアが活躍していただいております。現在のところ、そういう意味で支援策ということについての手当てをしていないものですから、どういった支援策があるかということも含めまして、あるいはどこまで行政がやるべきかということも含めまして、今後研究してまいりたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 橋本議員。 ◆7番(橋本清君) ぜひ取り組みのほうを今後研究していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、(3)の読み聞かせボランティア、また読書アドバイザー、図書館司書の人材育成でございます。1点だけですけれども、図書館司書の件ですけれども、先ほども桜井議員のほうから質問がありました。私のほうは、この司書をふやす意味で、市としての、例えば専任職員、また司書の採用ですね。そうした資格を取る場合、何らかの取得支援というのが今後大事ではないかと考えるのですけれども、こうした取得支援についてはどのようなお考えか、伺います。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) 司書の採用というのは今は特になくて、一般職員の中で採用しているわけなのですが、最近は大卒の人でそういった司書の資格を持っている人もおりますので、そういう人を人事異動等で図書館に来てもらうとか、そういった工夫を人事担当のところと今後相談していきたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 橋本議員。 ◆7番(橋本清君) 図書館の職員というのは、非常にいろいろな能力といいますか、また本当に膨大な資料の中でいろいろなことを知っていなければならないということで、非常に重要な部署でございますので、ぜひともそうした人材育成に今後とも力を入れていただきたいと考えるわけであります。
     それから、(4)の電子図書の件でございます。まだ全国では東京都千代田区の区立図書館がやられているということでございますけれども、非常に今後、そうした電子図書の普及が行われるのではないかと感じたわけでございます。そうした意味で質問したわけですけれども、ちょっと紹介といいますか、どんなものかというのを若干紹介させていただきます。  東京都千代田区の区立図書館は、いち早く電子書籍の存在に着目して、平成19年11月、インターネットを使って電子図書を貸し出すウェブ図書館をスタートさせたということであります。これはウェブ図書館ですので、本当にいろいろなジャンルの図書を提供しているということで、利用者はインターネットを介して、24時間、365日いつでも貸し出しができて、返却ができる。わざわざ図書館に出向く必要がないという利点があるそうであります。  利便性の中で、特に図書館の建設に比べて準備予算が少額であると。例えば千代田図書館では初期設定費用が約500万円、システム関連費が年間190万円で、資料費が、初年度が、平成19年度ですけれども、500万円で、次年度が450万円、平成21年度が340万円と、徐々に資料費は下がってくるわけですけれども、導入効果としましては、利用者側として、外出困難な高齢者、また来館時間がなく多忙な方も気軽に利用できる。  それから、電子図書は文字も拡大できるということでございます。また自動読み上げ装置機能、また自動めくり機能、音声動画再生機能等も搭載しているため、視覚障害をお持ちの方でも読書を楽しめるということであります。また区や図書館発行の行政資料、文書も電子図書として貸し出し可能であると。従来は図書館として提供が難しかった学習参考書、問題集といったものも貸し出し可能である。  図書館側としての利点としては、図書の収納が不要である。書籍スペースを大幅に削減でき、図書の貸し出し、返却、催促に人手が不要となる。図書の盗難、破損、未返却等の損失がゼロということでございます。  また、DVDやCD等の視聴覚資料といったものも、今、島田図書館としても充実が求められているのですけれども、こうしたサービスもインターネットを介して貸し出しが可能である。さまざまなサービスができるという利点があるウェブ図書館でございます。今後ぜひ研究、検討していただきたいと感じるわけでございます。  特に以前いただいた資料の中に、教育行政事務の点検の中の事務事業評価のシートの中でも、公平性の区分で、要するに図書館を利用する場合の公平性の部分の中で、高齢者や障害者、また遠隔地であることから、既存の図書館等の施設を利用できない市民に対しての図書サービスの提供というのがあるのですけれども、こうしたものもこういうものを導入していけば解消できるということでございますので、図書館というと普通、本があるわけですけれども、それに加えて電子図書館、今はやりのハイブリッドですね、何でもサービスできるという、そういう機能を持った特徴のある図書館が今後求められているのではないかと感ずるわけであります。  今後、新しい図書館もできるということでありますけれども、すぐに導入というのは難しいかもしれませんけれども、こうしたことも考えていけば、図書館のスペースといったものも解消できて、初期の費用はかかるのですけれども、そうしたこともぜひ今後検討していただきたいと考えるのですけれども、再度、もし御所見があったらお願いします。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) 実際にやっておりますのが千代田区立図書館ということで、まだ事例が少ないわけなのですが、ことしの10月に、県全体の市立図書館協議会において、県のほうで、県域というか、県全体の中で共同利用できるようなシステムの研究をしていきたいということもありまして、そういうところにも期待をしながら、島田市も独自の研究、あわせて両方とも研究を進めていきたいと思っております。 ○議長(平松吉祝君) 橋本議員。 ◆7番(橋本清君) それでは、2点目に移ります。高齢者の新たな課題への対策でございます。  最初の高齢者所在確認業務の実態と、高齢者所在不明の事実があるかどうかということでございますけれども、御答弁では、99歳以上の方は敬老事業等で確認されているということをお聞きしたのですけれども、戸籍上は138人の100歳以上の方があるということですけれども、高齢化というのは非常に今後進みまして、特に御存じのように、2012年問題、または2025年問題とよく言われるのですけれども、団塊の世代がいよいよ高齢者に大量になだれ込んでいくという、その年が2012年、そして、団塊の世代が75歳以上になるのが2025年ということでございます。そうしたことで高齢化率も約30%、平均ですから、島田市はもっと上がる可能性もあると思うのですけれども、高齢化が進む中で、高齢者に対する新たな課題というものが出てきたということを私は感じております。  高齢者の所在の不明問題も、これはたしか東京ですか、111歳の方が白骨死体で発見されたということでありますけれども、そこから始まったわけですけれども、島田市はまだまだ人口も少ないし、そして、いろいろな方が協力をして見守り体制ができていると思うのですけれども、一人一人のそうした実態というのをしっかりと把握していく必要があるのではないかと感ずるわけでございます。  特に100歳以上というのはよくわかるのですけれども、100歳以下の方の一人一人の把握というのが、非常に今後求められてくるのではないかと思います。  先ほど、敬老事業の中で把握をされているということでありますけれども、実際には1対1で会ったということはないと、私はそういうふうに認識しているのですけれども、やはり一人一人のそうした状況を把握するというのが、今後、市としてもやるべきではないかと感ずるわけでございます。  特にこれは東京都世田谷区の例でございますけれども、世田谷区は大きい都市でございますけれども、昨年7月から8月にかけて、65歳以上のすべての高齢者に、全高齢者実態把握調査を実施したということであります。調査対象は15万人ということで、これだけの大規模な調査は全国で例がないということでありますけれども、それをあえて実施した理由を区の職員が、きっかけの1つは、区内の高齢者の孤独死であったということであります。  2007年には47件、2008年が27件、特に世田谷区が多かったわけではないけれども、住民の抜き取り調査では十分に実態を把握できないということで、高齢者全員を対象にきちんと調査をして、どのような支援のあり方が求められているかというものを探ろうということで実施されたということでございます。  そこで、地域福祉計画の中で今後、定めていくということでありますけれども、そうした高齢者の孤立化を防ぐために、見守りといったものが非常に重要であると感ずるわけですけれども、地域福祉計画での高齢者の孤立化を防ぐための見守り活動を、今後どのように支援していく考えなのか、また現状の取り組みについてお伺いしたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 甲賀市民福祉部長。 ◎市民福祉部長兼支所長(甲賀房江君) 世田谷区でやっているような65歳高齢者全員に対しての調査はとてもできない状態でおりますけれども、通常の居住確認というものに関しましては、住民記録が基本的には本人とか家族からの申請に従って記録をしているということから、なかなか居住実態がつかめないものというのは、そうしたところからの連絡がないとなかなかわからない状況であります。例えばそういうものがあったときには、もちろん職員で対応している状況です。  それと今後、今、福祉計画を立てておりますけれども、そうした中では、昨日、市民意識調査というのを行いましたけれども、近隣のというか隣組、あるいは地域の中の見守り体制としての要望が非常に多く出ておりました。  具体的に申し上げますと、そこにポイントを置いた質問ではありませんけれども、近所づき合いが非常に希薄化する中で、どうしたことを近所の中で自分がしてあげたいか、あるいは自分が逆にしていただきたいかという設問をしたところが、災害時の救援、救出、安否確認というものとはまた別に、例えば日常的なおつき合い、例えば次のところにも出てきますけれども、日常の支援をしていきたいとか、少し話し相手になりたいとか、あるいは逆に話し相手になってもらいたいとか、非常に日常茶飯事な部分の近所づき合いで求めている声が、アンケートの中に出てまいりました。  そうしたことが地域懇談会の中で出たり、あるいはアンケート調査の中でも多くの声が出ておりますので、ぜひ地域福祉計画の中には、そういった細かな活動、実際はそこの活動の計画そのものは、社会福祉協議会が立てる活動計画の中に載るものと考えておりますが、そうした細かな地域での支え合い、そうしたものも当然計画の中に反映していかなくてはいけないなと思っております。 ○議長(平松吉祝君) 橋本議員。 ◆7番(橋本清君) ひとり暮らしのお年寄りの多くは、さまざまな悩みを抱えていると思いますけれども、みずから声を上げるというのは非常に少ないと感じるわけでございます。また要求もほとんどしないということで、やはり一人一人のそうした悩み、また要求をしっかり聞いていくということが、孤立化を防ぐという意味で、ぜひしっかりと今後のいろいろな地域とのかかわり、そうしたネットワークづくりが重要でございますので、ぜひ地域福祉計画の中で反映をしていただきたいと感じます。  次に、(2)の買い物弱者に対する現状と支援策でございます。島田市は今、そういう支援策はないということでございますけれども、特に交通弱者とも通ずるわけですけれども、現在、コミバスもいろいろ網羅されているのですけれども、コミバスも通っていないところもありますし、また、いろいろな団地なんかでも、エレベーターがないだとか、また坂の上にいらっしゃる方とか、そうした方がいる場合、非常に買い物が不便であるということをよくお聞きいたします。  特に食料品を買いたくても、外出ができないという方もいらっしゃる。今後もふえていくのではないかと、そういう視点で買い物弱者ということで、何とか市のほうで支援策をということで質問をしたわけでございますけれども、例えば市全体で買い物弱者の調査をする。どんなことに困っているのかという視点で、実態調査ですね。今後そうしたものも必要ではないかと思うのですけれども、その点はどうでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 石間環境経済部長。 ◎環境経済部長(石間鉦哉君) 実態調査の件ですけれども、現時点ではそうした調査をやるということについては考えておりませんが、今後、国の今回示された事業がありますが、それらの推移を見ながら、実施すべきかどうかを検討していきたいと思っております。  ただ、これ以外に実態把握には、先ほど議員からも言われました高齢者福祉行政基礎調査だとか、それから、市民福祉意識調査というものもありますので、そうしたものも参考になるかなと思っています。 ○議長(平松吉祝君) 橋本議員。 ◆7番(橋本清君) 全国でも実施をされているというところがあります。例えばこれは秋田市でございます。買い物環境に関するアンケート調査ということで行ったそうでございます。平成21年9月7日から9月25日までということで、調査対象は全員ではないのですけど、65歳以上の市民から無作為で抽出をして、各地域ごとに出していただいて、そして、郵送で行ったということであります。  回答率が66.2%ということで、そうした中から現状を把握しながら、買い物環境に対する市の対策ということでやられているところもありますので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。  また、これは横浜市でございますけれども、横浜市では、高齢者等買い物サポート事業として行って、求職中、仕事のない方ですけれども、新たに雇用して、日常の買い物に困っている高齢者等を支援する買い物サポート事業を実施しているということであります。  対象者としては、高齢者、障害者等、日常の買い物に不便を生じている方、また、自宅へ注文を取りに行き、品物を届けるサービスや、高齢者等と一緒に買い物に出かけるサービス、そういうものを行っているということで、対象事業所は介護保険サービス事業所、また障害福祉サービス事業所、地域の福祉団体、商店街の団体ということであります。  今回取り上げましたこの買い物弱者問題、民間業者と住民だけでは非常に解決が難しいということで、業者も商業ベースがないとなかなかこれは進まないということで、横浜市の例のように、自治体がしっかりとリーダーシップをとっていただいて、民間業者、地域住民、また、NPOでも行っているところもあるのですけれども、そうしたところと連携をして、今後検討すべきであると思うのですけれども、そのことについて再度質問をいたしまして、質問を終わります。 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。 ◎市長(桜井勝郎君) 議員のおっしゃる買い物弱者の御質問については、大変参考になります。先ほども部長から答弁がありましたように、今、国の経済産業省のほうから、そういう辺地といいますか、買い物ができない集落に対して、ミニスーパーだとか、あるいは移動販売車だとか、いろいろなものをやるについて、上限が1億円、それから下限が100万円というので、3分の2の補助をいただけるということですが、先ほども答弁しましたように、まだ県と詳細なことについて詰めがないものですから、それがもし具体的になりましたら、今、子育てサポートをやっていますけれども、買い物サポートといいますか、そういうことを、先ほど環境経済部長も言ったように、現状をよく把握して、そしてその把握で、これからもますます高齢化社会を迎えますので、そういうことの対応を早めに手をつけていかなければいけないと考えておりますので、いましばらくお時間をいただければありがたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 暫時休憩いたします。再開は2時55分といたします。       休憩 午後2時38分  ──────────────────      再開 午後2時55分 ○議長(平松吉祝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、八木伸雄議員。     〔2番 八木伸雄君登壇〕 ◆2番(八木伸雄君) 民主クラブの八木伸雄です。  1カ月前、群馬県桐生市において、小学6年生の女子児童が、いじめを苦に自殺をするという痛ましい、非常に残念な事件が起きました。今、学校現場で何が起きているのか。市内の小・中学校は大丈夫なのか。心配されている市民は私1人ではないと思います。  私は、本議会6月定例会で、市内の小・中学校の学力の程度についてお伺いいたしました。  その際、優秀な児童・生徒を育てることが市の発展につながるし、学力調査結果は単に学力のみを判断するのではなく、児童・生徒の生活の安定のバロメーターであり、健全な子供を育てるため、父兄にその結果を公表することで現状認識をしてもらい、協力を求めるべきだと提言させていただきました。  学力調査結果の公表はしていただけませんでしたが、そのことでさまざまな影響を及ぼすことを考慮すれば、いたし方がないことかとも思います。しかし、学校に関して市民から幾つかの声を耳にすると、このままでいいのか、そう思えてなりません。そこで、通告に従い、以下大きく2つのことをお尋ねします。  まず1つ目は、6月定例会で可決いたしました教育推進費の嘱託員5名の事業の成果についてであります。  1点目として、中学校の生徒の指導が困難であるからとのことで、5名の嘱託員を採用し、中学校に派遣をするとのことでした。委員会では、1カ所の学校に全員を派遣するということでしたが、具体的な実施状況と、現時点での事業成果、つまり生徒の生活態度、学校内での環境は改善されたのでしょうか、お伺いいたします。  2点目として、事業の対象以外の中学校では、特に生活態度などに問題はないのでしょうか。  3点目として、私は小・中学校での児童・生徒の生活環境が、学習能力の向上に影響する気がしてなりません。市内のすべての中学校の学力調査結果のランキングを教えてください。  4点目として、心身の健全な子供たちを育てるために、どのような取り組みをしているのか。学力の結果はそのあらわれを示すものであると思います。将来の島田市を支える子供たちが健全に育っているのか、御見解をお伺いいたします。  5点目として、生徒の学力について、父兄がどのような認識を持っているかということを把握しているのでしょうか、お伺いいたします。  続いて通告の2つ目の質問である、学校におけるいじめの対策についてお尋ねさせていただきます。  冒頭申し上げました小学校6年生の女子児童が自殺した事件をどのようにとらえているか、御認識と御見解をお伺いいたします。  1点目として、報道によると、事件当初、教育委員会はいじめは存在しなかったとしていました。その後、いじめがあったことを認めました。この事件の経過を見て、どのような認識をお持ちになられたのでしょうか、お伺いいたします。  2点目は、島田市の学校では、全く起こり得ないと期待しておりますが、市内の小・中学校でのいじめの実態について把握しているのでしょうか。  3点目に、いじめを防止するための対策をとっているのでしょうか。あればどのようなことでしょうか、お伺いいたします。  4点目として、県からいじめに対しての指導はあるのでしょうか。あればどのような内容のものでしょうか、お尋ねいたします。  5点目として、いじめだけではなく、学力の向上、生徒指導の上で県に相談することがあるのでしょうか。あればどのような内容でしょうか、お尋ねいたします。  以上、質問とさせていただきます。     〔2番 八木伸雄君発言席へ移動〕 ○議長(平松吉祝君) 松田教育長。     〔教育長 松田 宏君登壇〕 ◎教育長(松田宏君) 八木議員の1の(1)の御質問からお答えいたします。生徒指導の支援員は、島田第二中学校に3名、きょうだい関係など、島田第二中学校とのつながりの強い大津小学校と島田第五小学校に1名ずつ配置しました。  問題を起こす生徒の多くは、学習意欲が大変低うございます。そのために、支援員には基礎的な学習の定着を目指した指導に当たってもらいました。現在もその指導に当たってもらっています。  即効性ということはなかなか期待できないわけですけれども、おかげさまでその結果、3年生について申し上げますと、少しずつ安定してきております。そして、問題行動を起こすことも徐々に減少しつつあります。生徒と配置をいたしました支援員との人間関係も徐々にできてまいりました。学習意欲の向上も少しずつ見られ、学校内の環境が少しずつ改善されてきております。  ただし、万全というわけにはまいりません。2年生、1年生に波及している問題も抱えているのが事実であります。  次に、1の(2)の御質問についてお答えいたします。事業対象外の市内の中学校6校ですけれども、4月から10月までの問題行動の件数は、トータルで56件の報告を受けております。内訳は、粗暴行為47%、不健全非行18%、飲酒・喫煙13%、窃盗、家出、それぞれ11%。このような状況を見てみますと、多くの中学校は、多少なりとも生徒指導上の困難な問題を抱えながら運営をしているところでございます。  次に、1の(3)の御質問ですが、全国学力学習状況調査の件については、さきにも6月に御質問をいただきました。この目的は、児童・生徒への今後の教育指導の充実を図るために、どう改善したらいいのか、その改善のための調査であるということが大きな目的であります。そのために文部科学省のほうでも、ランキングづけとか、あるいは競争をいたずらにあおるようなことを厳に禁止しております。島田市もそれに従っております。  加えまして、本年度は抽出校制度ということになりまして、島田市では、小学校は3校、中学校は2校だけが抽出されまして、その学校だけが調査を受けたということでございます。したがいまして、市内全体の中学校の学力の状況ということを把握できていない。学力調査においては持っておりません。  次に、1の(4)の御質問にお答えいたします。島田市ではこれまで、個に焦点を当てた、一人一人に焦点を当てた教育ということを進めてまいりました。そしてまた、心の問題として、豊かな心の育成ということについて力を入れてまいりました。  現実に学校に行きますと、生徒たちは、例えば技術科という教科の中で、生徒たちが自分でプログラムを考えて、小さな車のロボットを実際に動かしていく。こういう学習を目を輝かせて行っております。そしてまた、各中学校、文化の面では、合唱コンクールなどで見事なハーモニーを響かせております。体育面でも、自分への挑戦あるいはチームへの挑戦というふうに、意欲的な姿というのが大変多く見られます。  こういうふうに見てきますと、ほとんどの生徒たちは、集団の中でさまざまな個性を発揮しながら成長していっていると見ていいと思います。ただし、先ほども申しましたように、個々に当たっては、複雑な問題を抱えている生徒もあることを申し添えておきたいと思います。  次に、1の(5)の御質問についてお答えいたします。各学校が行っております保護者アンケート、各中学校全部でこれは行っているのですけれども、そのアンケートによりますと、保護者が第1に関心を持っていることは、やはり基礎的な学力をつけてほしい、このことを望んでおります。第2には、子供が困難な課題に出会っても、自分の力で課題を解決していこうとするそういう態度を育ててほしい、あるいは人間関係を豊かにして、社会の一員として、必要な幅広い能力をつけてほしい、こういう願いを持っております。  次に、2の(1)の御質問でありますが、議員からも冒頭お話があったように、わずか12歳の小学校の女子の子供が、みずからの命を絶つということについては、大変胸の痛い思いをいまだに消えずに持っております。  まず、学校と教育委員会が同じ歩調で事実調査をしてから説明をすべきであったということが第1にあります。また、徴候を早期に発見して、何らかの手が打てなかったかということも思います。さらに、この被害者の子供の気持ちに寄り添う教師あるいは大人の存在がなかったのか、これが必要ではなかったかと思います。  次に、2の(2)の御質問ですが、市が行っております月例のいじめについての調査、これは毎月行っております。そして、県へも報告をする義務があるのですけれども、4月から10月までに、小学校では33件の報告を受け、中学校では15件の報告を受けております。  次に、2の(3)の御質問ですが、年に3回の県のいじめ調査、このことに加えまして、島田市としましては、未然防止、早期発見、早期対応を図るために、独自の月例の、いじめにつながる事実はあるのかないのか、この調査を実施しております。  また、平成20年度からスクールソーシャルワーカーの採用をいたしました。このソーシャルワーカーによって学校が組織的な生徒指導体制をつくる、こういう目標を持って研修も重ねてまいりました。  いじめは高学年になるほどだんだんに発見が難しくなり、学校内だけではなかなか見つかることが少のうございます。いろいろな情報に、外からの情報にも耳を傾け、組織的に対応していく必要がある、この認識に立っております。  次に、2の(4)の御質問ですが、本年11月に、つまり群馬県で自殺をした女の子の事件の直後、県からはいじめの実態把握の一層の充実を図ることということの通知がありました。そしてまた、すぐに通知がありました。それはいじめ問題への取り組みの点検や体制を整備すること、こういう通知がございました。それを受けまして、市でも、どういう小さなことでも発見と把握に努め、いじめの早期発見をということで、市内の全小・中学校に通知を出したところです。  次に、2の(2)の御質問ですが、問題行動等の調査、あるいは学校管理下における災害の報告、このことについては毎月、県への報告をいたします。そして、いじめについての調査と不登校等についての調査は、年3期に分けて県に報告をしております。  そのほかに生徒の、不幸にして警察に逮捕されるのではないかという心配のある場合、あるいはこれは訴訟に発展するのではないかという問題、これらについては県へ報告するとともに、相談もしております。学力の向上ということについて、特にこれは県に相談をするということはございません。  以上、御答弁申し上げました。 ○議長(平松吉祝君) 八木議員。 ◆2番(八木伸雄君) ただいまは教育長みずから御答弁いただきました。先ほどの橋本議員の御答弁のときもそうでしたが、学校教育にかける教育長の熱意というものは、十分に私も感じているところであります。  教育長が御答弁いただいたように、学校教育については、市長あるいは当局も、ハード面については影響が非常にできるわけですが、ソフト面ですね、いわゆる教育の問題については、市長あるいは市当局からはなかなか介入できないというか、いわば聖域のようなところがあるのですね。ましてや私ども議員はもとより、市民からは、学校現場の中で起こっているという実態はなかなか知ることができない。  そうした中で、6月に私も質問させていただきましたこの学校教育について、今、御答弁がありましたように、学力調査の件についても、教育長から御答弁があったとおりでありました。  そして、この9月の議会で、嘱託員5名を配置すると。そのときにほかの保育園あるいは保育園の園内の片づけであるとか、あるいは草刈りであるとか、そういったもの、あるいは市の事務職員のいろいろな調査を行うに嘱託員を採用するということでしたが、それらはいずれも臨時雇用対策という景気対策ということで、国の支援が受けられるなら、この際、忙しい時期だから嘱託を採用してやろうということでございましたが、学校に派遣する嘱託員は、その意味合いよりも緊急性が高い。今、学校現場は大変なのだと。だからどうしても嘱託員が欲しい。場合によれば、市の単独事業ででもやらなければいけないというような、私はそういうようなせっぱ詰まった感触を持ちました。  そのときの担当課長からは、喫煙であるとか、あるいは授業を途中で抜け出すという生徒がいるという、非常に信じられないような話がありました。その当時の実態というのを、もう少し問題があった、あるいは市内の学校の何校でそういったことがあるのか。当時は、今言われた第二中学校1校だけだったということでお伺いしていますが、ほかにまだ2校ありました。現状はどのようになっているのか、9月にさかのぼっても結構ですが、もう少し実態を説明してください。 ○議長(平松吉祝君) 松田教育長。 ◎教育長(松田宏君) 学校の内部で起こっていることが、なかなか外に伝わらないということは現実だろうと思います。といいますのは、生徒の個人名というものが外に直接出てしまうと、その生徒に対する今後の指導、今後の伸び方等について、あるいはその子供のいる家庭について、いろいろな問題が付随していく。そういうことが伴いまして、なかなかストレートに外に向かって説明責任をきっちり果たすということができにくい。こういうことが現実であります。
     そして、どういうことが現実に起こっているのかということでありますが、島田の第二中学校について申し上げますと、3年生が多く問題を抱えておりました。これは昨年、ことし同様であります。  3年生と一口で言いましても、全体ではありません。男子5人から7人、女子も同様に5人から7人くらいの生徒が、まず教師の指示に従うことがなかなか難しい。そして、遅刻は平然と繰り返す。そして、授業には出ない。あるいは教員の目の届かない死角に入って、あるいはトイレに入って喫煙を行う。あるいは菓子類を持ってきて、それを学校の中で食べる。そして、ごみをそのまま捨てていくということがございました。  極端なことは新聞でも報道されたわけですけれども、警察の介入を余儀なくせざるを得ない。つまり器物の破損、対教師への暴力ということもございました。  こういう事態では、その子供1人を追いかけているうちに、次の子供が何かをしでかす。その生徒にどういうわけでそういうことをしたのかと問いただしているうちに、また次のことが起こる。これは学校の中が混乱してしまい、教員がそれを追いかけるだけで、子供の気持ちをよく聞いたり、あるいは諭したりということがなかなかできない。こういう緊急な事態でありました。  そういう中で、私どもが必要だと思ったのは、その1人の生徒に30分も40分もかかって子供の思いを聞く、あるいは方向づけてやる、あるいは家庭との連携をとっていく。こういう人が欲しいということでありました。そういう意味で、緊急雇用の方を配置していただいたことは、大変島田第二中学校においてはありがたいことでありました。  細かいことはさらにあるのですけれども、概要を申し上げますと、そういう中で学校が進んできた。おかげさまで3年生は進路という時期にも参りまして、大多数の子供は授業をきちんと妨害されずにやっております。しかし、大きく変わった生徒もいますけれども、まだそのままの状態で授業に出ないという生徒もいることはたしかであります。  3年生について申し上げますとそういうことでありますが、先ほどちょっと触れましたけれども、それは同じ学校の中で生活をしている2年生、1年生に影響がないはずがないわけでありまして、いい影響があればいいのですけれども、そういうマイナーな影響というものも2年生に波及しておりまして、2年生についての指導ということにも、今また力を入れなければいけないという事態になっております。  以上です。 ○議長(平松吉祝君) 八木議員。 ◆2番(八木伸雄君) 時間の関係もございますので、この2つのいじめの問題、あるいは先ほどの生活態度、学習の件も、私は本質は同じだと思いますから、2つ一緒に質問させていただきます。  嘱託員の方のおかげをもちまして、改善はされているということをお伺いしました。私が今回この議会でこの問題を取り上げた一つの背景には、全く私のつき合いのない方から話がありまして、その方の奥さんが数人の女子生徒に、寺子屋のような形で勉強を教えているのだそうですが、その女子生徒が学校へ行くと、トイレの中がたばこの煙で充満していると。いつ行っても同じで、先生も何もそういったことに対して、知っていてもやってくれないと。学校も楽しくないと。まじめな子供たちがそういう影響を受けているのですね。  6月の議会で、私が質問したときに、一番の大きな問題は、教育長が、子供たちが自信を持てないと言ったのですね。それが幾つも数え上げれば両手が足りないぐらいなのですが、大きな問題は子供たちが自信を持てないと。  私は、自信というのは勉強で頑張るとか、あるいはスポーツで頑張るとか、あるいは本を読むとか、いろいろなことで子供たちがそれぞれの自分の得意な分野、好きなものに取り組むことで芽生えてくるものだと思うのですね。しかし、そういった一部の児童や生徒の影響の中で、学校が楽しくないということになりますと、多くの子供たちがその影響を受けてくるのですね。ですから、私が学力のランキングを示してほしいと言ったのは、その島田第二中学校、あと二、三上がった学校との因果関係があるのではないかと思ったのですよ。  落ちついた学校の環境であれば、おのずから学力はついてくる。決して強制的に勉強させなくても、ふだんの授業の中できちんと授業が行われていれば、能力はついてくるということでお伺いしたのですが、市内の小・中学校での、たしか2校と3校とは言いましたが、おそらく全部の学校が自主的に同じ調査のテストを受けていると思うのですよ。それは学校長あるいは教育長は、結果については把握しているのですね。把握していないのですか。 ◎教育長(松田宏君) しております。 ◆2番(八木伸雄君) してあったら、そのばらつきというのが、あるのかないのか、ほとんどが市内の学校は同一な県内のいわゆる中間的なところに全部固まっているのか、ばらつきがあるのか、それに関して学校でのいわゆる生活の問題との関連はないのか、その辺をお伺いします。 ○議長(平松吉祝君) 松田教育長。 ◎教育長(松田宏君) 学力の調査につきましては、中学校に限って申し上げますと、2校のみの抽出校であります。その結果につきましては、市教育委員会としても把握をしております。それは各学校が抽出校としても、その調査をした結果を保護者あてにこういう結果であった、こういう傾向であったということを、通知を出しております。そのように公開はしているわけですけれども、概要を申し上げますと、2校の中学生は、県あるいは全国と比較してみますと、1つの学校は、県よりもややすぐれているという結果を得ております。1つの学校は、やや低いかなという結果を得ております。  そういうことが学校の生活とどう関係あるかということなのですけれども、これはなかなか困難なことがございまして、一口には言えないのですけれども、一般的に申し上げますと、当然のことながら、落ちついて授業に参加をし、授業を妨害されるようなことはない、つまり中学校の生活に本当に適応している場合には、それはやはり学力としては安定した、あるいは伸びのある結果が得られるだろうと。これはそのとおりだと思います。  ただ逆に、授業をやっていても、授業妨害があったり、騒がしかったり、教師の説明が十分に聞こえなかったりということが続くと、これは当然のことながら学力に影響していくということは言えると思います。ただそのことが学力の調査に顕著に出ているかと言われますと、この分析はもう少し厳密にしないと、はっきりとしたことは申し上げられないということでございます。 ○議長(平松吉祝君) 八木議員。 ◆2番(八木伸雄君) 今、調査対象の学校の話だけされたのですが、私は調査対象以外の学校も自主的に受けていると思うのですね。そうでないと、島田市はともかく、自分の学校はどうなっているかというのを、校長先生、あるいは先生方も漠然として、自分が一体どんな位置にいるかというのがわからないと、教育の指針というのですかね、進路が決まらないと思うのですよ。  私が言ったのは、子供たちに勉強ができないから頑張れとかというのではなくて、各学校長が、自分の学校は一体大丈夫なのかどうかという判断を、比較がなくてどこでされているのですか。 ○議長(平松吉祝君) 松田教育長。 ◎教育長(松田宏君) 全国の学力調査、先ほども言いましたように、指導の改善に役に立てるためにどうしたいいかという視点ですので、例えば藤枝市なんかは、受けている学校がないのですね。もちろん抽出はありますよ。島田市はさっき申し上げましたように、抽出校が受けましたけれども、あとの学校につきましては、希望いかんによるということです。  ですから、結果もいろいろな資料がその抽出校以外は届かないのですね。希望した場合は、ただ受けたと。そして、自分の学校で分析をするということだけに作業はなります。ただし、自分の学校の学力がどれほどのことかといいますのは、全国の学力調査だけではなくて、県の学力調査というものもあります。これは全部の小・中学校が実施しております。そういうことが物差しになっているとお考えいただいていいかと思います。 ○議長(平松吉祝君) 八木議員。 ◆2番(八木伸雄君) 全国の学力調査でいきますと、東北ですね。秋田県、岩手県が毎年上位を占めています。その地域はあまり塾がないのですね。やっぱり都市部の塾のあるようなところのほうがむしろ悪いというのは、島田市でも教育長が言われたように、二極化しているのですね。  塾へ通って、もうわかっている子は授業にあまり関心がないし、わからない子には全くレベルが高くてついていけないというような平均的なところをとっていくと、二極化しているということだと思うのですが、私は学習と影響すると感じているのですが、その辺は同じ質問の繰り返しになりますからあまり言いませんが、生活態度も、3年生が非常に問題があったと。卒業すると、また2年生が3年生になって、また同じように繰り返すと。  市内の小学校から中学校に上がるに、中学校は選ぶことができないのですね。だから皆さん、当然その地区の中学校へ上がるということですから、私は、中学校のときに、それほど1年生に先生の手に負えないような子供たちが、1つの学校に集中することはないと思うのですね。これはそれまでの2年生、3年生の状況の中で、学校の環境の中で、だんだんそういった態度の悪い子供たちができてしまう。  ですから、私がそのテストのランキングのことを言ったのは、教育長、その学校の例えば問題が指摘される、先ほど言われたようないろいろな調査をしていくと、何件か生活態度の問題がありました。暴力行為であったり、あるいはたばこやお酒等のことですね。そういったものがある学校について、教育長、校長をしかるというのですか、非常に教育長は優しい方で、私はもし教育長が先生をやられていたら、相当勉強が伸びる子がいたと思うのですよ。そういう本当に愛情があると思います。  ただ一方、学校経営、学校運営という面では、校長に対しては、テスト結果は過度の競争をあおらないと。ですが、指導の一つの手段としては、そういったことも含めて、厳しく問題のある学校の校長には言われているのですか。 ○議長(平松吉祝君) 松田教育長。 ◎教育長(松田宏君) 学力ということが、数学と国語と2つだけの調査でありますから、教科のごく一部を測定したものであるということもありますし、そして、ペーパーテストで測定できる学力ということと、もう1つ、なかなかペーパーテストでは測定できない学力、つまり生活や日常的に応用できる、活用できる学力というものも今、大きく主張されております。  考える力だとか、判断する力だとか、表現する力、こういう3つの力は、生きる力という中の大事な学力の要素として主張され、また、私どもも大事だと思っているわけです。ですから、一部の学力が高くても低くても、低いといっても島田市はそんなに低いわけではありませんので、県並みにいっていますので、そのことで校長に注文をつけるということはございません。  それよりも、先ほど八木議員がおっしゃったように、生活態度をどういうふうに直していったらいいのか、当の学校も苦慮しています。校長も苦慮しています。市教育委員会はどういうふうにしていこうか。  私どもはその学校と一緒に取り組んでいこうと。その学校のいろいろな相談、いろいろな力になって、生徒指導に加わっていこうと、そういう姿勢でおりますので、指導主事もたびたびその学校に、その学校の職員のように行きます。そして、情報をきちんととらえて、報告も受け、私どもも何人もその学校へ出向いて相談を一緒にしていく。こういうことで進めております。 ○議長(平松吉祝君) 八木議員。 ◆2番(八木伸雄君) 学力のことについては、先ほど言ったように、少し私の理解の仕方が違う場合もありますので、生徒の学校での生活態度ですね。その辺で結構だと思います。それについては、問題があれば厳しくその学校長に指摘している、指導しているということの理解でいいですね。そういうような答弁のように伺いましたので、もし違いましたら、後でお答えください。  非常に苦労しているということですが、例の群馬県のいじめで自殺した子供も、5年生のときにもやはり学級崩壊があって、いじめに遭って、それを担任の先生に言って改善してもらって、5年生のときにおさまったそうですね。6年生になってということは、おそらく担任がかわったのではないかと思うのですよ。  ですから、問題があるというのは、指導して改善されないのは、校長先生以下、先生の教科を教える技術というのは高いかもしれませんが、生徒指導における指導力というのですか、先生の能力というのが少し足らないのか、それともあるいは意欲がないというのですか、度胸がないというか。  というのは、私がちょっとほかのことで、これは高校の校長先生ですが、相談を聞いたのですね。そうしたら、問題があって赤点をつけた。そうしたら、生徒が職員室にどなり込んできて、胸ぐらをつかまれたと。それでも、徹底して頑として毅然とした態度で立ち向かったと。  こういう学級崩壊あるいはいじめ等については、核になる先生がいないとなかなかできないと。一たん学級崩壊等が始まると、普通のことではできないと。それは県内の県立高校でも非常にどうしようもないのを、県の指定校ということで、県から支援をしていただいて改善したという例があったそうです。その辺、教育部長、そういった事例はあったのでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育部長(北川清美君) そういう事例については承知しておりません。 ○議長(平松吉祝君) 八木議員。 ◆2番(八木伸雄君) 現職の学校長の話で、私はその高校の名前も聞いております。ですからそういうことはないと思いますが、あまりどうしても改善がされないのであるならば、やっぱりそうした指定校として、今回は緊急雇用対策事業で嘱託員を派遣することができたのですが、市の単独事業で来年以降も、これが全くなくなるということであれば、この期間内でいいわけですが、来年度以降、市民からそういった心配の声が寄せられることのないようにしていくために、一度そういった県のスペシャリストの教師の派遣であるとか、そういうことも含めて、私は手に負えないとなれば、相談されるほうがいいのではないかと思うのですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 松田教育長。 ◎教育長(松田宏君) 県への相談といいますのは、報告と同時にします。そして、県のほうからも、県でできることはやりますよという応援の声もいただいているところですが、それはどういうことかといいますと、相談員を何回か派遣しますよというふうなことでありまして、職員を2名ふやすとか、そういうことではないのですね。  私どもはこういう問題が起こったときに、即効性というものはなかなか得られない。そしてまた、問題解決をする方程式のような式がなかなか見つからない。ケースが全部その学校、その学校で違いますので、つまりは苦慮しながら進めざるを得ないということが現実であるわけですけれども、県からの応援にはやはり限界があるということで、私どもはやっぱり市の学校ですので、私どもの力で何とか解決を見ていきたい、こういう思いを強く持っております。  それから、先ほど厳しく校長へというお話がありましたけれども、厳しいかどうかは別ですけれども、とにかく言葉でこの話をするということよりも、現地に行きまして、市教育委員会も一緒にその学校と問題解決に当たっていく、こういう姿勢であることをお伝えしておきたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 八木議員。 ◆2番(八木伸雄君) 学校内の問題ですので、学校長はじめ先生方が頑張っていただくしかないのですね。実際、外から学校へ入っていくわけにはいかない。本当はどういった方が嘱託員をされていたかわからないですが、委員会では教員免許を持っている方という御意見もありましたが、私はむしろスポーツ少年団等の監督、特に柔道とか、剣道とか、野球とか、サッカーとか、そういうスポーツでの指導の経験のある方のほうが、むしろいいのではないかと思ったのですが、そういう面で、とにかく生徒指導について、先生方に頑張っていただくように、まずお伝えをしていただきたいと思います。  それから6月の議会では、この問題について、どうしても家庭の協力がなければできないということを答弁をされております。いろいろな行事には父兄の皆さんに御参加をいただいているようですが、これもおそらく学校長の判断になると思うのですが、そうした学校でのいろいろな問題行動について、父兄と学校との議論ということは、されているのでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 松田教育長。 ◎教育長(松田宏君) 事あるごとに家庭との連携、保護者に来てもらう、あるいは学校から家庭に出かけるということで、何回も話し合いをしたり、協力を要請したりしております。 ○議長(平松吉祝君) 八木議員。 ◆2番(八木伸雄君) おそらく問題行動を起こした御父兄等に学校に来ていただく、あるいは先生が行ってお話をされているのかもしれませんが、全体として、PTAなんかでそういったことを議論して、協力していこうとかという姿勢は、父兄のほうからは起きてきませんかね。 ○議長(平松吉祝君) 松田教育長。 ◎教育長(松田宏君) 島田第二中学校に限って言いますと、今回はPTAの皆さんの力だけでは解決できないという判断をいたしました。そして、島田第二中学校を支える会という会を立ち上げまして、スポーツ少年団の指導者、そして民生委員の皆さん、健全育成の皆さんというふうに二十数人の、大学の先生も入っているわけですけれども、その示唆をいただきながら、学校の中へ入って、生徒の事実を見ようというぐらいの動きをとってまいりました。 ○議長(平松吉祝君) 八木議員。 ◆2番(八木伸雄君) 最後に、いじめが非常にわかりにくいということで、特にそれについては組織的な対応をしていかなければならないという答弁がありました。スクールソーシャルワーカー等もそうしたことで設置しているということでございました。  ただいま島田第二中学校を支える会、島田第二中学校でなくても、ほかの学校でもそういったPTAとか支援していただける方々等にも加わっていただくような形で、このいじめがあった場合の対策というのは、桐生市でも、調査の仕方と報告の仕方に問題があったというよりも、ある意味隠そうとする部分があるのではないかと思うのですね。私は担任が一番承知していたと思うのですよ。いじめがあったことは掌握していて、これはいじめではないと、自分でそういうふうに自己弁護でとらえていたと思うのですね。実態は掌握していたと思うのですね。  ところが、公のところで教育長がいじめはなかったということを言わざるを得ないようなシステムになっているのですね。ですから、私は教育委員会と学校現場がしっかり密に連絡をとることと、第三者も入った、学校関係者以外が入ったそういった組織をつくっていただきたいと思うのですが、今行われている組織には、学校関係者以外の方も加わっているのでしょうか。それをお聞きして質問を終わらせていただきます。 ○議長(平松吉祝君) 松田教育長。 ◎教育長(松田宏君) それは島田第二中学校の場合でしょうか。その場合は、静岡大学の専門の教授を1名お招きしております。島田第二中学校を支える会のメンバーのお一人ということになっております。 ○議長(平松吉祝君) 次に、藤本善男議員。     〔3番 藤本善男君登壇〕 ◆3番(藤本善男君) 本日、最後の登壇となります3番、藤本です。私は、通告に従いまして、以下2点の項目につきまして質問させていただきます。  まず1点目ですが、家族と地域の時間づくり推進事業の、成果と今後についてであります。国の休日分散化制度導入の実証事業として、島田市では10月8日に学校を休みとする「家族と地域の時間づくり推進事業」が実施された。同事業の実施状況と今後の事業継続に向け、以下の点について伺います。  (1)家族と地域の時間づくり推進事業で、島田市が取り組んだ事業はどのような成果があったか。  (2)家族と地域の時間づくり推進事業は、次年度も実施するのか。  (3)観光庁が実施した家族の時間づくりプロジェクトに関するアンケートの集計結果は、いつごろ公表されるか。  (4)家族と地域の時間づくりの日を、条例等で制定する考えはあるか。  2番目としまして、買い物弱者対策についてです。少子・高齢化や過疎化など、社会情勢の変化に伴い、食料品などの日常の買い物が困難な状況に置かれている人の数は、高齢者の比率が高い過疎地域や、高度成長期に建てられた大規模団地などで徐々に増加している。  これらの買い物弱者と呼ばれる人の数は全国で600万人程度と推計され、この問題を解決するためには、民間事業者と自治体が連携していくことが必要であると言われている。今後、このような買い物弱者対策に対し、国としての支援も見込まれることを踏まえ、以下の点について伺う。  (1)徒歩や公共交通機関を使っての買い物が困難な地域は、島田市にはどの程度あるか。  (2)島田市における買い物弱者の人数などの実態は把握しているか。  (3)現在、買い物弱者に対する国の補助事業が検討されているが、市としての買い物弱者に対する支援はどのようなことが考えられるか。  以上、壇上での第1回目の質問を終わります。     〔3番 藤本善男君発言席へ移動〕 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。     〔市長 桜井勝郎君登壇〕 ◎市長(桜井勝郎君) 藤本議員の1の(1)の質問からお答えします。休暇取得の促進について、事業所の協力や理解が得られたことや、地域における受け皿事業の実施について、コミュニティーの参画が得られたこと、静岡市や川根本町のと市域を越えた連携ができたことなど、初めての試みであった中では、一定の成果があったと考えております。  次に、(2)の御質問にお答えします。親子の触れ合いがより一層深まるよう、来年度も取り組んでいきたいと考えております。  次に、(3)の御質問にお答えします。アンケートの集計結果は、国内他地域での調査結果とあわせ、12月6日に公表されると聞いております。  次に、(4)の御質問にお答えします。現時点では、国は祝日法の改正を視野に入れた中で検討しておりますが、市独自の休日、ローカルホリデーとしての設定については、今後の国の動きによっては検討する価値があるのではないかと思っております。  次に、2の御質問についてですが、(1)と(2)については関連がありますので、一括してお答えします。徒歩や公共交通機関を使っての買い物が困難な地域というものは、一般的には山間部や過疎地域が考えられますが、国では、団地や市街地などの高齢者世帯の多い地域にもあると考えております。こうした地域につきまして、具体的な調査は実施しておりませんので、今のところ把握はしておりません。したがいまして、買い物弱者の人数につきましても把握しておりません。  次に、2の(3)についてお答えします。先日、国会において買い物弱者対策支援事業が採択されました。この事業については、具体的な説明がこれまでされておりませんが、県等とも協議しながら検討してまいりたいと考えております。  以上、答弁申し上げました。  なお、再質問については担当部長から答弁させる場合がありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平松吉祝君) 藤本議員。 ◆3番(藤本善男君) ただいま一通りの答弁をいただきました。2回目以降は一問一答方式で質問させていただきますが、今回私が取り上げましたテーマにつきましては、同僚議員がいろいろな形で今回、テーマとして取り上げていただいております。若干質疑等で重複する部分が出る可能性がありますけれども、その点、御容赦いただきながら答弁いただきたいと思っております。  まず、家族と地域の時間づくり推進事業についてであります。今回どのような成果があったかというところで、先ほど御答弁をいただいたところであります。  具体的な数字も先ほど別の場面でお答えいただいておりますので、一定の成果なり情報発信ができたのではないのかなと、私もとらえております。  そして今回は、いろいろな御苦労をされる中で、市内の民間企業にも御協力いただきながら、この事業を進めてきたという経過がございますし、また年度当初に非常に短期間で決まったということで、学校現場にもいろいろな御苦労をしていただきながら、この事業を推進したと認識しております。  しかし実際の事業は、アンケート調査の内容を見てもわかるのですが、市のそういった努力ですとか、市の施設にどれだけ入ったかということだけではなくて、家の回りでどういう過ごし方をしたですとか、海外も含めてどういう行動をとられたかという、非常に広範囲な形でとらえております。  第1に、家族が触れ合うことができたのかというところが、一番の事業の目的ではないのかなと思っております。この点については後ほどお聞かせいただきたいと思いますが、まず第1に再質問でお聞きしたいのですが、市内の事業所、各企業に回られましての、協力度合いは先ほどお聞きしましたけれども、企業から受けましたこの事業に対する率直な印象等について、お聞かせいただきたいと思います。  またもう1点、あわせまして、学校現場もいろいろ御苦労されたと認識しておりますので、授業のカリキュラムを消化する等で御苦労されたかと思いますので、そういった御苦労された点等につきましても、実情がありましたらお聞かせいただきたいと思います。  それでは1点ずつ、まず、企業の反応についてお聞かせいただきたいと思います。
    ○議長(平松吉祝君) 仲安企画部長。 ◎企画部長(仲安寛君) 今回の親子触れ合いという実証事業につきましては、学校が休みをとりまして子供さんが休みをとるのですが、これは親御さんもとらなければ意味がないということで、そうしたことから、市内の10人以上の企業、約350社でございますけれども、ローラー作戦で一応お願いに回ったという中では、印象として、もちろん会社全体を休むということは、なかなか難しいというお話がございました。  しかし私たちがお願いを申し上げたのは、中学生以下の子供さんがいらっしゃる従業員から有給休暇の願いが出れば、ぜひお認めいただきたいということでお願いをしまして、これにつきましては、我々の調査した中では82.2%の企業から協力はいいという回答をいただきましたので、意外と企業の皆さん方は前向きに考えていただいたと考えております。 ○議長(平松吉祝君) 藤本議員。 ◆3番(藤本善男君) 企業の反応につきまして聞かせていただきましたが、学校のこの日を休みとするといったことでの御苦労などがありましたら、実情をお聞かせください。 ○議長(平松吉祝君) 北川教育部長。 ◎教育長(松田宏君) 現在、私どももアンケートの結果を待っている状況ですので、私どものほうに入ってくるお話と、学校から聞こえてくる話ということでありますけれども、先生、子供ともに、よかったよというお話が多く、特に問題は聞いていません。特に低学年の保護者が、すごくいい時間を持つことができたといった話は耳にしております。  保護者について、休んだ方々は非常によかったよという話は聞いたのですが、一部休めなかった保護者や、あるいは市外に勤めている方がいたという話も聞いております。  あと、校長や教頭からの話なのですが、全学校でやると決まったのが新年度に入ってからだものですから、若干日程調整にやや苦労したということでありますけれども、すごくよい取り組みではあるということで、評価を受けているように感じました。  以上です。 ○議長(平松吉祝君) 藤本議員。 ◆3番(藤本善男君) 今回の事業の成果について、特に現場での様子などを今お聞かせいただきました。  次ですけれども、次年度に向けた取り組みということで、先ほど市長のお考えをお聞きしました。おおむね皆様の理解も得られているということで、次年度もこの事業に取り組んでいきたいということでお聞かせいただいたのですけれども、今年度は国土交通省のそういった事業に呼応する形でこの事業を進めたということで、いろいろなそういった御説明の場でも、事業趣旨に対しての理解は、先ほどお聞きしましたように、前向きに皆さん取り組んでいただけたと認識しておりますが、また次年度となりますと、こうした実証実験という部分は外れますので、市としてこういう考えでやるのだというところが、本当の意味で皆さんに受けとめていただけるかといったところが、本当に重要なことになると思います。ある意味で市単独の事業ということになると思います。  ここでお伺いしたいのですけれども、次年度も前向きにやっていきたいということなのですが、決定というのはどの時点を指して決定になるのか。それはいつ決定しなければいけないのか。また、そういったことは市民ですとか事業主に決定というものをどういうふうにお伝えしていくべきなのか、こういったことについてお考えを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。 ◎市長(桜井勝郎君) 来年やるつもりでおりますし、教育委員会のほうへも来年もやりますよと。今回は年度内で、教育委員会のほうに平日の日を休日にしてくれと急遽言ったものですから、ちょっと教育委員会のほうも戸惑ったことがありますけれども、ことし、来年のことを言っておけば、今度は割合スムーズにいくのではないかと思っています。  そして、これは余談になりますけれども、島田市だけではなくて、この前、会合でこの近隣の志太・榛原の首長と別の会議があったので、そのときに一緒にやろうということで、私のほうからそれぞれの市町で、年度内に来年のことを言っておかないと、特に学校関係の休みというのはとれないものですから、一緒にやったほうがいいですよということを提案申し上げまして、大変好意的ですけれども、やはり私どもがリードするよりも、これは国土交通省の観光庁のほうに連絡いたしまして、志太・榛原の市町の首長にはこういう話してあるから、観光庁のほうから言ってくれということを一応お願いしてあります。  そして、観光庁のほうは100万人ぐらいを何とか平日を休日にしたいと。そして、3連休に結びつけて4連休にしたいということで、静岡市もきょうあたり国土交通省へ行っていると思いますけれども、静岡市の市長も割合好意的で、できたら調整しながら、来年はやっていきたいと。そのためには年度内に来年のことを決めなければいけないと。  私どもは今回は10月8日、帯まつりが3日続くものですから、その前の日の金曜日に4連休をつくったのですけれども、来年もできたら、今度は10月7日が金曜日でございますので、この日を連休にして4連休をつくって、もともとここは月曜日は必ず体育の日でございますので、4連休をつくってやりたいと。  そのために、また後ほど質問が出るかもしれませんけれども、SLサミットとか、お茶サミット、お茶サミットは全国で島田がちょうどうまいぐあいに来年当番でございますものですから、そういう時期に合わせようとか。  あるいはSLサミットも、旧金谷町のときにやっただけで、それから十数年たっていますから、この際、転車台の話も出ましたけれども、そういうことも含めて、このSLサミットをこの4日間でやって、いろいろな形で仕掛けをしていきたい。  それはある面では金谷地区の活性化にもなると思いますので、そういう形で、できることなら10月8日に、一応周辺の市町には協力を求めていますけれども、市単独でも、ほかの市町は別の日に連休にしても、それはそれなりに効果があると思います。  今度の場合の影響も、テレビ等で皆さん御存じかと思いますけれども、島田市が8日を休みにしたがために、藤枝も焼津も、さかなセンターだとか、藤枝の図書館、映画館も、平日にお客がふえたと。  島田市がそういう形で休みにしてくれたものですから、平日のすいているときに来るということでございますので、これが焼津、藤枝も休みにすると、結構相乗効果がございまして、静岡市が休みになってしまうと、果たして静岡市民がこっちへ遊びに来るかどうか、それはSLを題材にして来ていただければこんないいことはないのですけれども、そういう形でやっていきたいと。  これがにぎわいのまちづくりというか、交流人口の増加の一端にもなるのではないかと考えておりますので、ぜひ御協力のほど、御理解のほどお願いしたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 藤本議員。 ◆3番(藤本善男君) 今、時期的なことも含めて御答弁いただきましたけれども、細かいことで恐縮ですけれども、再確認ですが、年度内といいますのは、今、平成22年ですから、平成23年3月。  実は学校関係者の皆さんも、このことによりまして、学校の基本的なスケジュールをこれによって大きく変更しなければいけないということもあると思います。また、市内の民間企業の中におきましては、次の4月以降のカレンダーについては、年明け早々にはいろいろな形で決めていくということもございます。したがって、時期的にはもう少し早い時期での決定がされるのであれば、いろいろな影響度合いも少なくなると思います。  いろいろな要素が絡みますから、決定時期については、ここでこうあるべきだということは決められないかとは思いますけれども、先ほどアンケート結果につきましても、12月6日にその中身が公表されるということですので、できましたら、そういった今、目標としている期間の中でも、極力早い段階での決定をしていただきたいということを、この場で要望させていただきます。  そして、こういったことを決めるに当たりまして、アンケートにはあらわれない、いろいろな市民の声もあろうかと思います。  きょうたまたま広報しまだの12月1日号が手元に届きまして、パラパラめくりましたら、市民の声もそこに見受けられました。その方の意見等を見ますと、直接そこにはかかわっていない人の意見だということも言えると思いますので、アンケートには出てこないいろいろな意見も最大限取り込んだ中で、最終的な判断をしていただきたいということも、あわせてお願いしておきます。  次に、アンケートの集計結果については、今、お話ししたとおりで12月6日ということになりますので、この結果をぜひ尊重していただきたいと思います。  今回のアンケートは5,000名の保護者と事業主1,400社ということで、かなり大規模にやっておりますし、設問も20問ほど用意されて、かなり細かくやっておりますので、いろいろな結果が出されるのではないかなと思いますが、次年度以降の判断をするに一番重要なところは、問いの11番目に、学校の休業日、休日を振り替え、長いそういった連続した休日を次年度もやっていくかどうかということに、賛成・反対という項目があります。  ただ、条件つきで賛成・反対という選択肢もあるのですが、どういう条件なのかというのがここにない、その後の設問がないものですから、そこのところには触れられないのですけれども、ぜひこういった結果を踏まえて取り組んでいただきたい、判断いただきたいと思います。  そして次に、条例制定のことを提言させていただきました。先ほど市長のほうからは、現時点では国の休日の法律との絡みもあるので、確定はできないけれども、状況によっては市独自のローカルホリデーをというお考えを聞かせていただきました。  私も実はこのことを考えるに当たって、私なりに2つほど条例にしたほうがいいのではないかなと思ったことがありますので、その話をさせていただき、どのようにお考えかということをお聞きしたいなと思っております。  実は今回の実証事業を通じて感じたことなのですが、多くの職員を抱えている市役所の今回の事業のかかわり方というところでちょっと感じたことがございます。  先ほど来お話ししていますように、民間企業に対しまして、でき得れば会社を休みにして協力してほしい。また有給休暇取得をというお話もされたのですけれども、今回市の職員は、必要な方に有休奨励をということで取り組んだと聞いております。  市役所自体を休業にはされなかったわけですけれども、これはなぜそうなのかなということを考えますと、いろいろ条例等の取り決めの中で、制約を受けていたのではないかなと思います。ここの実態につきまして、まずお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 桜井市長。 ◎市長(桜井勝郎君) 要望等がありましたけれども、後段の質問は部長が答えると思いますけれども、今も教育長とお話をして、来年は早急に決めてしまおうということで、10月7日の平日を休みにして4連休にしようと考えております。年度内ではなくて、ことし中に正式に発表したいと思っております。  今回広報しまだへ載せたのは、あえて載せました。というのは匿名でございまして、返事のしようがないものですから、ああいう形で、いい話ばかり載せてもしようがないものですから、こういう問題点もあるということも市民に知らしめておいたほうがいいだろうということで、それでもデメリットよりもメリットのほうが私は大きいと思いますので、そういう形でやっていきたい。  また、中小企業でも大企業の仕事の下請けという形だと、大企業が休みでないとやはり休めないという問題点もあるかもしれませんけれども、大手の下請けでない中小企業もたくさんございますけれども、いろいろ話を聞きますと、正月休みを1日短縮するか、盆休みを1日短縮するかして、そして10月7日の日を4連休に向けようかという考えの方が、結構中小企業の中にはおりますけれども、ただ問題はスーパーだとか小売店ですね。そういう人たちが果たして休めるかどうか。  特に中学生以下の子供さんのいる親が休めるかどうかという問題点、多分今度の広報しまだに載ったのは、そういう休めなかった方からの投書だと思いますけれども、そういう形で、私どもはこれはできたら、条例まではどうかというのはあれですけれども、これは民主党政権がいつまで続くかということにも絡んでくるかもしれないですけれども、国で定めてくれればこんないいことはないですけれども、そうすれば、我々は各企業に回らなくてもいいし、国でこれは休日だよと。  国土交通省、観光庁の考えは、10月に春のゴールデンウィークと違った休日の分散を、10月の3連休の日に、ゴールデンウィークと同じような休みをしたいというお考えがあるようで、11月だとどうもだめみたいな話も聞いておりますから、そういう形で、島田市としては、仮に祝日が法制化されなくても、この試みはこれからもやっていったほうがいいのではないかなと思っております。  あと役所の問題は部長のほうから答弁させますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平松吉祝君) 仲安企画部長。 ◎企画部長(仲安寛君) 企業の皆様方にいろいろお願いを申し上げましたけれども、市のほうの取り組みはどうだったかということで、これは人事のほうが積極的に呼びかけをしていただきましたが、概要で申し上げますと、現業を含めた一般行政職の職員は680名ほどおりますけれども、そのうちの224人が休暇を取得した。32.9%ということになります。  ただこのうち、中学生以下の子供がいる職員ですが、231名おりました。このうち141人が休暇取得をしたということで、約61%ということでございまして、やはり仕事の関係で、市の職員もなかなか休めない。もちろん今回の仕事を担当したセクションは全く休めませんので、そうしたこともあります。  それから、役所が休みにということですが、これは民間企業と違って、非常に難しい部分がありますので、それに到達するにはなかなか難しい。議員から言われたように、条例化をするような形で取り組みができれば、それにあやかって、市のほうも休日とするという形になるかと思います。  それから、先ほど市長から来年もやるということですが、市の基本的なスタンスといいましょうか、これは少しお話ししたいと思うのですが、私どもは観光庁が休暇分散をするということで、それは観光庁なりの考え方のもとでやっておられるわけですが、島田市は少子化対策、特に児童関係の政策につきましては、非常に市長も力を入れてくれておりまして、この近隣の市の中では少し自慢できるのではないかという政策を展開しています。  1つは、そうした少子化対策の制度あるいは仕組みというものが、ある程度きっちりしてまいりましても、根本的なところで、家庭の中で、一番大切な単位である家族というものがどういう状況にあるかということは、制度、仕組みがいくら機能いたしましても、やはりそこは一番重要であろうと。  これは社会教育の問題とも関係するかもしれませんけれども、そうした中で、今回のような取り組みは、日ごろなかなか、土日休みがあっても親子がゆっくりできないという意味においては、こういった特別な日をつくることによって、親子が改めて会話をする機会、あるいは旅行をする機会、こういうことが持てるということは、今申し上げました家族のきずなを確かめ合うという意味においては、非常に大事なことではないかと。  そうした意味において、今後ともぜひそういう角度での取り組みということで、アンケート結果を分析いたしますけれども、そうしたことを進めていくという観点で、いかに課題を克服していけばいいのかという形で進めていきたいと考えております。 ○議長(平松吉祝君) 藤本議員。 ◆3番(藤本善男君) ただいま役所内のこの事業の結果につきまして、報告をいただきました。いろいろ民間企業等に御協力いただく中で、市としてのわかりやすいスタンスを示していただくためには、市のほうも休みにするのでということが、一番端的にわかりやすいかなと思ったわけですが、私もいろいろ調べますと、市としての休日を定めた条例等がありまして、そういったものを無視して決めるわけにはいかないということもわかりましたし、特別な日をこの休日ということで条例を設けるにしましても、非常に国民に広く知られた、例えば広島の原爆の記念日でありますとか、沖縄の沖縄大戦の終戦の日、こういったもの程度でないと、なかなかそこまで休日にするということが難しいなということも感じているところでございます。ただやはり市としての姿勢というものは、わかっていただけるようにしていただく必要があるのかなということを感じております。  それから、条例化したほうがいいのではないかということのもう1点の理由なのですけれども、実は今回、市内の施設をいろいろ無料化していただいたといったことがございます。こういったことを調べていく中に、実は静岡県民の日の条例というものがありまして、私は全然知らなかったのですが、8月21日が県民の日なのだそうです。  その条例の中には、県が設置した施設の使用料を免除するということが、この条例の中にうたわれておりまして、これは知事が告示で定めるものということになっているわけなのです。  市の今回の事業に関連して市の条例を見てみますと、当然ですけれども、それぞれ定められました、例えば田代の郷温泉条例等でいきますと、入館する者は入館料を納めなければいけないということになっているわけでして、原則論からいくと、私はこれに抵触してしまうのではないかなと思ったわけです。  例外事項等も当然あるとは思うのですけれども、条例に対して今後、これは市のそれぞれの温泉条例との、料金を取るということに関して、こういった市の事業を続けていくということは、条例に抵触するといった危険というものは、私は多少あるのではないかなと感じたのですが、その点について市のお考えを聞かせていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 仲安企画部長。 ◎企画部長(仲安寛君) 当然公の施設につきましては、それぞれの条例で使用料の徴収ということが規定されております。たださまざまな場面というものが想定されますので、減免する場合もございます。そしてまた、その中でも特に市長が認めるという場合に、減免措置をとるということもあります。  今回の場合は実証的に国の事業に従って行いました。これが恒常的に日を決めて、例えば10月の第2金曜日とかという形でやるということになれば、先ほど県の条例の例がございましたけれども、各条例の中にそうしたものを設けていく。あるいはまとめた形で、休暇にかかわる条例というものをつくるということが考えられると思っております。 ○議長(平松吉祝君) 藤本議員。 ◆3番(藤本善男君) いずれにしましても、条例化するかどうかということは別にしまして、事業を何回か繰り返す中で、こういったことも考えながら進めていく必要があると思います。  家族と地域の時間づくり事業につきましては以上とさせていただきまして、次に、買い物弱者対策につきましてお話をさせていただきたいと思います。  こちらにつきましても、きょうテーマとして取り上げていただきまして、先ほど市の実情についても御答弁をいただいたところであります。  私もちょうど1年ぐらい前からいろいろなところで、買い物弱者、またマスコミでは買い物難民とも呼ばれておりますけれども、こういったことが取りざたされておりましたので、ずっとどんな状況なのかなということを見てきたわけでございます。  最近になりまして、国の補正予算の中でもこれが審議されているということがありまして、改めてこれに注目をしていたわけでありますけれども、今、全国で600万人と言われる買い物難民なのですけれども、実はこの600万人という算出根拠が非常にあいまいといいますか、はっきりわからないと感じているわけです。  実はこの600万人の算出根拠というものが、平成17年に行ったアンケートの調査結果に基づいているのですが、男女3,000人に行ったアンケート調査で、日常の買い物に不便を感じていますかということに対して答えた方の人数を、人口に掛け合わせて600万人というものが出ていると聞いております。  島田市にこれを当てはめた場合、若干基準は違いますが、65歳以上の推計の今年度の比率が25%程度ですので、私の計算では4,300人ぐらいかなというふうになるわけなのですが、国のほうの根拠もあいまいですし、地域の偏在ということもありますので、これは必ずしも数字が当てはまっているとも思いません。いずれにしましても、こういった段階に来ておりますので、この調査につきましては、早急に進めていただきたいと思います。  そして、これが存在する地域につきましても、答弁の中でありましたように、中山間地域がその対象としては考えられますけれども、団地等も考えられるということであります。  ここでお伺いしたいのですけれども、島田市におきまして、中山間地以外でこういった方が存在している可能性のある地域というものは、例えばどのような地域があるのか。こういったことは想像になってしまうのかもしれませんが、その危険のある地域はどういったところが予想されるのか、当局としてお考えがありましたら、お聞かせいただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(平松吉祝君) 石間環境経済部長。 ◎環境経済部長(石間鉦哉君) 中山間地域、それからそうした地域以外のところで、こうした買い物の弱者がいるとか、困難地域ということについては、特に今の時点ではわかっておりません。 ○議長(平松吉祝君) 藤本議員。 ◆3番(藤本善男君) 買い物弱者というものは実態がわかりにくいといいますか、はたから見た目ではわからないというのが事実ではないかなと思います。私も身近な人でそういった方がいらっしゃるのですが、今は高齢者の問題を主に取り上げてお話しさせていただいておりますが、例えば何かの病気をされて車の運転ができなくなる。それだけで買い物弱者になるということもありますので、実態調査にはやはり十分な時間をかけて調査をしていただきたいなと思っているところでございます。  そして、今、国の補助事業が検討されていまして、先ほど来お話ししていますように、先般補正予算が通過いたしました。この中では、御紹介もありましたけれども、一定程度の事業に対して補助をするということで、事業が紹介されておりますけれども、例えば交通弱者と違いますのは、御本人が移動できるということとともに、商業者がみずからそこに足を運ぶことができれば、これも買い物弱者への対策になるのだということが、これまでのことと少し違うのではないかなと思います。  ちょっとお時間をいただきまして、国が考えています、どういった事業だったら補助ができるのかというのを紹介したいと思うのですが、事例が5つほど挙げられております。  1つは、商店がなくなった集落で行うミニスーパー事業、またもう1つは、スーパーと商店街が共同で取り組む共同宅配事業、またNPOが御用聞きを行い、スーパーの商品を配達する事業、農業者等が小売業と協力して運行する買い物支援バス、スーパーが自治体と協力して運行する買い物支援バス事業、このような5つほど事例が紹介されておりますが、これに限らないのですけれども、いろいろな形態が考えられます。  そうしますと、この島田市においても、買い物弱者の調査もしかることながら、サービスを提供できるような商業者というものも、ある程度実態調査をしておく必要もあるのではないかなと。いろいろな可能性を考える中では、弱者への調査とともに、商業者の実態も調べておく必要があるのではないかなと思います。  市のほうとしまして、商業者に対してのこういった実態把握、これについて取り組みなりお考えがあるかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 石間環境経済部長。 ◎環境経済部長(石間鉦哉君) 先ほど橋本議員のところでも、買い物弱者についての実態調査をやるかということで、まだ予定がないということでお返事させてもらっていますが、商業者につきましても、特に今の段階では予定をしておりません。 ○議長(平松吉祝君) 藤本議員。 ◆3番(藤本善男君) 商業者のほうについてもまだ予定はされていないということでございます。しかしながら、この問題は緊急の課題にこれからなっていくのではないかなと思います。  何より買い物が困難ということで、今、いろいろ宅配サービスとかもありますので、商品を調達する方法が全くないというわけではないと思いますけれども、特に高齢者の場合、そういった手法になれていらっしゃらない方が多いかと思いますので、そういった方のニーズに沿うようなサービスを検討していただく必要があると思いますし、また第一に、直接自分の目で物を見て、お財布からお金を出して、商業主と対話をしながら買い物をするということは、そういった高齢者にとって喜びでもありますし、元気の源にもなると思います。  ぜひそういった意味で、今、御予定がないということですけれども、積極的な取り組みをお願いたいということを、この場で申し上げておきます。答弁については、特にこれについては求めることはいたしません。  そして、最後になるのですけれども、これも御要望いたしまして、お考えがあればお聞かせいただきたいと思います。私もいろいろこういった商店のことにつきましては、若干田舎のほうに住んでおりますので、いろいろな声を聞くことが多くございます。  例えば地元に以前あったお店とか、コンビニエンスストアがなくなってしまって、何とかそういった商業を復活してほしい、お店を復活してほしいということも聞くわけなのですけれども、そういったことをどこに話をしていったらいいのかということになりますと、なかなか要望があっても難しいと思います。  例えば自治会単位等でそういった地域のニーズ等を市のほうで聞いていただく中で、いろいろな機会がありましたら、この地域ではこういったニーズがあるよということを情報発信していただけるような機能があれば、地域としても非常に期待ができるのではないかなと思います。  期待だけ与えてしまうということは問題もあるかと思いますけれども、それが地域の声でありますので、できましたらそういったことを聞く機会、またそういったことを情報としてストックしていくような形も、ぜひお願いしたいなと思います。  そして、機会がありましたら、商業者のほうで何か出店を希望しているとか、サービスをしたいよといったときに、こういった地域にはこういうニーズがありますよということが、すぐに引き出しの中から出せるというふうにしていただけると、非常にありがたいなと思います。こういった考えがあるわけですけれども、何かこれについての市のお考えがありましたら、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(平松吉祝君) 石間環境経済部長。 ◎環境経済部長(石間鉦哉君) 今回の国のほうの政策というのは、補正という形で入ってきましたので、そのための準備等、周知ということについてもなかなか大変なところがあります。そういった意味で、実態の調査というのがなかなかすぐには組めないものがありますが、今、議員がおっしゃったように、大変これから重要な課題になってくると思いますので、実態の調査というものを最終的にはやっていく必要があるのではないかと思います。ただそのやり方等はいろいろあるかと思いますので、その辺はまた研究していきたいと思っています。  以上です。 ◆3番(藤本善男君) 若干時間が余りましたけれども、以上で質問を終わらせていただきます。  ───────── ◇ ─────────
    △延会の宣告 ○議長(平松吉祝君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平松吉祝君) 御異議なしと認めます。  次回はあす12月2日木曜日、午前10時から本会議を開きます。  本日はこれにて延会といたします。御苦労さまでした。       延会 午後4時30分                    一般質問通告一覧         平成22年第4回島田市議会定例会 平成22年12月1日・2日本会議 【個人質問】 1.13番 杉 村 要 星 議員  (一問一答)  1.金谷地区の公図の取得について    金谷地区の土地の公図は、平成21年3月までは金谷支所で入手できたが、金谷南支所がオープンし   た4月以降は島田本庁でなければ入手できなくなった。これは金谷地区住民に対するサービスの低下    ではないか。そこで、なぜそうなったのか、その経緯と理由を伺う。 2.8番 大 石 節 雄 議員  (一問一答)  1.島田市家族と地域の時間づくり推進事業について    島田市では今年度、観光庁の「家族の時間づくりプロジェクト(休暇取得・分散化促進実証事    業)」の指定を受け、大人(企業)と子どもの(学校)の休みのマッチングを行う実証事業を行った。    観光庁では、事業実施後に家族の過ごし方の変化等をアンケート調査等により把握し、社会的効果や   問題点・課題点とその改善方法を検証するとしているが、当島田市として実施した社会的効果や今回    の問題点・課題点について伺う。    (1) SL列車無料乗車体験最終参加人数と成果はどうであったか伺う。    (2) 親子ふれあいイベント“ハッピーフライデーin川根”の成果はどうであったか伺う。    (3) 富士山静岡空港を利用した家族旅行への助成の利用状況はどうであったか伺う。    (4) 公共施設の無料開放の利用状況はどうであったか伺う。    (5) 全体を総括してみて、今後の取り組みの展開はどのように考えているか伺う。  2.山村振興計画について    中山間地域の国土保全や、水源のかん養、自然環境の保全等の重要な役割を発揮させるため森林等    の保全を図ることなどを目標に山村振興法が制定され、山村振興計画が策定されている。そこで、以    下について伺う。    (1) 第5期の山村振興計画の現状について伺う。    (2) 平成26年までの計画であると思うが、今後の具体的な取り組みについて伺う。  3.島田市団体バス運行事業について    先月の広報しまだにも掲載されていたが、バスの受付期間を変更するとのことである。バス利用の   現状と有効利用の可能性について伺う。    (1) 利用状況、稼働率はどうか伺う。    (2) 行政側の利用状況はどうか伺う。    (3) 合併後の3地域間の(旧島田市、旧金谷町、旧川根町)交流活動として利用できないか伺う。 3.5番 村 田 千鶴子 議員  (一問一答)  1.駅南地域コミュニティタクシーのあり方について    島田駅南口の開設とともに、駅南地域住民の要望に呼応して平成21年4月1日から島田駅東線の運    行が開始された。現在、島田市地域公共交通総合連携計画策定の中で、利用率の低い路線等のバス運    行体系の見直しを行っていく予定であると伺う。せっかく、島田駅東線も運行されたのに、聞くとこ   ろ利用者は1日に1便1人〜2人とのことにて残念である。“なぜ、利用者が少ないのか?”その最    大理由として、地元住民の声は市民病院への足の確保が一番の願いであるからと考える。ぜひ、生活    交通として継続運行を強く要望する。そこで、利用率アップの方策として以下について伺う。    (1) 「島田駅東線」利用者の市民病院への無料タクシー運行はできないか。    (2) 住民に周知する意味でも、遠くから一目でコミュニティタクシーであるとわかるような工夫は考     えられないか。    (3) 横井二丁目の停留所の設置はできないか。    (4) 駅南地域経由なのに、なぜ東線なのかと・・一般には理解しにくい。わかりやすいネーミングに    改名できないか。  2.島田産業まつりと駅南ミニフェスタとの連携について    11月13日、第1回駅南ミニフェスタが開催された。主催者は島田駅南口周辺まちづくり推進会議で   ある。この会は、島田駅南口開設を機に、高砂・宝来、南町、横井町の駅南3自治会の有志で「駅南    地域をもっと、住みやすく、発展させようかい!」を目的に組織された。今回のフェスタは、その活    動の一環であり、南口階段活用の設置目的が達成できたイベントである。ちょうどこの日は、島田産    業まつりの初日であった。私は、来年以降、島田駅南北自由通路を通してこの2つのイベントの連携    を図ることができれば、更なる市民の連帯意識が深まるのではと考えるが、当局の見解を伺う。  3.子育て施策について    桜井市政は、子育て支援、少子化対策を重点施策として取り組んでいる。「さわやか子育て支援金    支給事業」が平成22年度で終了する一方で、不妊治療費助成については今年の9月分から全額公費助    成へと拡大される。そこで以下について伺う。    (1) 既存事業の現状と見直しについて伺う。    (2) 平成23年度の当初予算に向けた新たな子育て支援事業の考えがあるのかどうか伺う。    (3) 平成20年11月定例会で提案した公共施設での「赤ちゃんの駅」設置について、再度、当局の所見     を伺う。 4.9番 桜 井 洋 子 議員  (一問一答)  1.図書館の充実について   (1) 先般、中心市街地交流拠点施設の平面計画図(案)が示された。2階、3階に新しい図書館を設     置する計画である。施設の面積、間取り等が示されていることから、以下伺う。     1) 2階、3階に持ってくる図書館機能は何か。     2) 閉架書庫は現図書館の2階に残すと聞いている。閉架と開架が分かれるのでは、図書館として     の機能を果たせないと考えるがどうか。     3) 学習室は現図書館に置き、新図書館にはないと聞いているが、必要だ。場所確保の工夫はどう     か。     4) 図書館を充実させるためには、人の配置が必要だ。職員や司書の増員計画についてはどうか。     5) 「協働のまちづくり」の位置づけからも、市民から利用され、愛される図書館となるために、      市民と行政の協力関係が重要だ。具体的な計画段階から市民の意見等を聴き、反映させる手だて     を取るべきと考えるがどうか。    (2) 児童・生徒の読書活動・学習活動の充実・発展を図るため、学校図書館の果たす役割はますます    重要になっている。以下伺う。     1) 学校図書館として、本の整備状況や図書室の整備状況はどうか。     2) 人の配置について     ア 司書教諭が12学級以上の学校に配置されている。図書館運営にどのような役割を果たしてい      るのか、仕事内容を伺う。      イ 専任の学校図書館司書の配置が近隣市町で進み、図書館活動が活発化している。当市でも、       各学校に計画的に配置していくべきと考えるがどうか。
        3) 図書館と学校、公民館などの図書を共有できるシステムづくりが必要だ。どのように進めてい     くのか。  2.平和行政について   (1) 昨年、アメリカのオバマ大統領がプラハで核廃絶を訴えたことを契機に、世界で核兵器廃絶の気     運が高まり、運動が進んできた。静岡県議会では、本年3月1日に「核兵器のない地球を目指す    ふじの国静岡県平和宣言」を全会一致で可決した。また、県内35自治体のうち、24の自治体が    「非核平和都市宣言」をして平和への取り組みを進めている。島田市も、2月に平和市長会議に    加盟したことを踏まえ、今こそ「非核平和都市宣言」をして、平和への決意と行動を示すべきで    はないか。市長の見解を伺う。    (2) 「島田空襲は実は原爆模擬爆弾の投下訓練だった」という事実がある。島田空襲を初め、戦争の    資料や遺物などを保管、展示する資料館を設け、戦争の悲惨さや平和の尊さを後世に伝えていく    べきではないか。 5.7番 橋 本   清 議員  (一問一答)  1.子ども読書環境の充実と読書に親しむまちづくりについて    本年2010年は「国民読書年」である。読書は、我々の人生をより豊かなものにするだけでなく、感    性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で   欠くことのできないものである。また、4月23日は「子ども読書の日」であり、良書に親しみ、読書    の素晴らしさを子どもに伝えるために図書館を始め、様々な場で、読み聞かせ運動などが行われてい   ることは喜ばしい限りである。そこで、未来を担う子どもたちの豊かな心をはぐくみ、視野を広げる   読書環境のさらなる充実と、読書に親しむまちづくりについて以下の点を伺う。    (1) 子どもたちの読書活動の実態、それを支えるボランティアの熱意などをどのようにとらえている    か伺う。    (2) ブックスタート事業、キッズブック事業の取り組みと成果について伺う。    (3) 読み聞かせボランティア、読書アドバイザー、図書館司書などの人材育成の取り組みについて伺     う。    (4) インターネットで電子図書を貸し出すWeb図書館の導入についての市の所見を伺う。  2.高齢者の新たな課題への対策について    近年、1人暮らしの高齢者の数がふえ続け、地域社会とのつながりが希薄になる中、単身世帯の6    割が孤独死を身近に感じ、不安を覚えているといわれている。さらにこの夏、100歳以上の高齢者で   所在が分からない方が判明し、大きな社会問題になった。また、少子高齢化や過疎地域の拡大が進む   中、移動手段がない高齢者を中心とする買い物弱者がふえ、最近では、中山間部だけでなく地方都市    や首都圏近郊の団地にも広がっており、経済産業省の推計によると、買い物弱者は全国で600万人程    度にも上るといわれている。そうした高齢者の新たな課題に対して迅速に対応することが今、行政に   求められており、高齢者が安心して住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、地域全体で高    齢者を支えるネットワークづくりが重要である。そこで以下の点について伺う。    (1) 市における高齢者所在確認業務の実態と高齢者所在不明のような事実があるのかどうか伺う。    (2) 買い物弱者に対する現状と支援策を伺う。 6.2番 八 木 伸 雄 議員  (一問一答)  1.教育研究推進費の事業成果について    6月定例会で補正された教育研究推進費の事業成果を問う。    (1) 中学の生徒指導が困難であるとのことから、5名の嘱託員を採用し、派遣した。      事業の成果、いわゆる生徒の生活態度、学校内の環境は改善されたのか。    (2) 事業の対象以外の中学校では、特に生活態度などに問題はないのか。    (3) それぞれの小・中学校での児童・生徒の生活環境は、学習能力の向上に影響する気がしてならな    い。市内のすべての中学校の学力調査結果のランキングを伺う。    (4) 心身の健全な子供たちを育てるためにどのような取り組みをしているのか。学力の結果はその表     れを示すものでもあると思う。将来の島田市を支える子供たちが健全に育っているのか。    (5) 生徒の学力について、父兄がどのような認識を持っているかを掌握しているか伺う。  2.学校におけるいじめ対策について    先般県外の学校でいじめを苦に小学6年生の女子児童が自殺した。この事件をどのようにとらえて   いるか、見解と認識を伺う。    (1) 報道によると、事件当初教育委員会はいじめはなかったとしていた。その後、いじめがあったこ    とを認めた。この事件と経過を見てどのような認識を持っているか伺う。    (2) 島田市の学校では全く起こり得ないと期待したいが、小・中学校でのいじめの実態について掌握     しているのか。    (3) いじめを防止するための対策をとっているか。あればどのようなことか伺う。    (4) 県からいじめに対しての指導はあるのか。あればどのような内容のものか。    (5) いじめだけでなく、学力の向上、生徒指導の上で県に相談することはあるのか。あればどのよう    な内容であるのか。 7.3番 藤 本 善 男 議員  (一問一答)  1.家族と地域の時間づくり推進事業の成果と今後について    国の休日分散化制度導入の実証事業として、島田市では10月8日に学校を休みとする「家族と地域    の時間づくり推進事業」が実施された。     同事業の実施状況と今後の事業継続に向け、以下の点について伺う。    (1) 家族と地域の時間づくり推進事業で、島田市が取り組んだ事業はどのような成果があったか。    (2) 「家族と地域の時間づくり推進事業」は次年度も実施するのか。    (3) 観光庁が実施した「家族の時間づくりプロジェクト」に関するアンケートの集計結果はいつ頃公     表されるか。    (4) 「家族と地域の時間づくりの日」を条例等で制定する考えはあるか。  2.買い物弱者対策について    少子高齢化や過疎化など社会情勢の変化に伴い、食料品などの日常の買い物が困難な状況に置かれ   ている人の数は、高齢者の比率が高い過疎地域や高度成長期に建てられた大規模団地などで徐々に増    加している。     これらの買い物弱者と呼ばれる人の数は全国で600万人程度と推計され、この問題を解決するため   には民間事業者と自治体が連携していくことが必要であると言われている。     今後、このような買い物弱者対策に対し、国としての支援も見込まれることを踏まえ、以下の点に   ついて伺う。    (1) 徒歩や公共交通機関を使っての買い物が困難な地域は島田市にはどの程度あるか。    (2) 島田市における買い物弱者の人数などの実態は把握しているか。    (3) 現在、買い物弱者に対する国の補助事業が検討されているが、市としての買い物弱者に対する支     援はどのようなことが考えられるか。 8.12番 原 木   忍 議員  (一問一答)  1.島田市交通バリアフリー法基本構想等について    平成17年2月に島田市交通バリアフリー法基本構想、島田市人にやさしいまちづくり整備計画が整    備目標を平成22年度として策定され、最終年を迎えた。また、島田市障害者計画は平成19年3月に策    定され、平成23年度に目標の最終年度を迎える。     計画の進捗状況、今後の取り組み、バリアフリー教育、市内の道路や建物のバリアフリー化等につ   いて伺う。    (1) 島田市交通バリアフリー法基本構想、島田市人にやさしいまちづくり整備計画の平成21年度まで    の進捗状況及び成果と課題・反省点について伺う。    (2) 平成23年以降の交通バリアフリー化、人にやさしいまちづくり整備にどう取り組んでいくか。    (3) 公立小・中学校、幼稚園のバリアフリー化の現状はどうか。    (4) 学校教育、社会教育ではユニバーサルデザイン、バリアフリー化について、どのような教育をし    ているか。    (5) 島田市障害者計画の基本理念、「3 人にやさしいまちをつくる」の中の「(2)利用しやすい交     通の確保、(4)歩行空間、建物等のバリアフリー化」の平成21年度の成果の点検・評価の進行管理
        は実施しているか。    (6) 歩道や自転車道等、生活道路の整備の状況及び今後の整備計画はあるか。 9.14番 仲 田 裕 子 議員  (一問一答)  1.地域活性化のあり方について    平成の大合併による旧島田市・旧金谷町・旧川根町の合併から数年がたち、そろそろ市民意識が落    ち着きはじめ、新島田市民としての自覚も出てきたように思うが、まだ、金谷地区・川根地区の活性    化に対する市民の不安があると思われる。市長は、各地域の自治会等で交流を行い、市民との対話を   大切にしているようである。新聞によると、島田市の活性化につながる事業として、来年度SLサミ   ット・お茶サミットを開催するとのことである。そこで、以下について伺う。    (1) お茶サミットにおいて、島田地域・金谷地域・川根地域、また、農業振興団体やお茶生産者との    連携をどのように考えているか伺う。    (2) SLサミットとお茶サミットの開催時期について伺う。    (3) SLサミットにおいて、スイスのブリエンツ・ロートホルン鉄道や台湾の阿里山森林鐵道との友     好を活用すべきと考えるがいかがか伺う。    (4) 家族と地域の時間づくり推進事業の来年度の計画を伺う。 10.1番 清 水 唯 史 議員  (一問一答)  1.全国「SL・鉄道サミット」の開催について    11月5日付の新聞報道にあった全国のSLファンが集う「(仮称)SL・鉄道サミット」を来年度    島田市で開催すべく準備が進められていると聞く。大井川鐵道沿線地域の活性化のためにも大変意義    のあるものだと思う。そこで、以下の点について伺う。    (1) 開催時期とその時期の意義について伺う。    (2) 開催会場の設定と主なイベント内容について伺う。    (3) 国、県、全国のSLが走る自治体・鉄道会社などとの協力をどのように考えているか伺う。    (4) 1998年に開催されたサミットをどのように参考にしようと考えているか伺う。  2.姉妹都市・友好都市との交流について    現在島田市は国内では富山県氷見市と、海外ではリッチモンド市(アメリカ・カリフォルニア州)、    ブリエンツ町(スイス)と姉妹都市提携を結び、また、湖州市(中国・浙江省)と友好都市提携をし   ている。また、旧川根町が交流していた米国コネチカット州ハートフォード市との交流についても都    市提携調印はしていないが、引き続き交流を継続していると伺う。都市間交流は、それぞれの市、町    の文化交流、市民交流、経済交流に大きな意義があると思う。そこで、以下の点について伺う。    (1) 現在の各姉妹都市・友好都市との本年度の交流実績と来年度の交流計画について伺う。    (2) 現在の姉妹都市・友好都市の中で、富士山静岡空港から直接訪問可能である都市は、国内では小     松空港経由で富山県の氷見市、海外では週2便の上海空港経由での中国の湖州市の2都市である。     その他の都市は他空港を利用するか、韓国仁川空港経由で訪問することになる。しかし、富士山     静岡空港から毎日2便が運行されている韓国の都市との友好を結ぶことができれば、文化交流、     市民交流、経済交流を時間的、経済的にも活発に実施することが可能であると考えるが、今後、     姉妹都市・友好都市を探す意思があるか伺う。 11.6番 曽 根 嘉 明 議員  (一問一答)  1.地震災害対策について    1976年に静岡県を中心とした東海地震説が発表されてから34年が経過し、静岡県も平成13年に第3    次地震被害想定を発表した。人的被害では被害が最大となる冬の朝5時には、予知なしの場合、死者    は5,851人、建物被害は冬の18時に発生した場合、大破被害が19万2,450棟に上ると発表しており、多    くの人が家を失い、避難所生活を余儀なくされると思う。そうしたとき、正しい情報が市民に確実に   届くよう以下について伺う。    (1) 東海地震が発生した場合、島田市での被害想定について伺う。    (2) 避難所は島田市全体で39カ所と聞いているが、地区別の数について伺う。    (3) 避難所の安全度には問題がないか伺う。    (4) FM島田の緊急情報にはレベル1からレベル5まであるが、各レベル別の内容について伺う。    (5) 近隣市の災害情報はどのようになっているか伺う。  2.豪雨災害対策について    今年も各地で梅雨末期の集中豪雨や台風と秋雨前線の影響による豪雨被害が発生した。水害は危険    箇所が事前に分かりやすい災害ともいわれる。そうした中、島田市でも過去の浸水被害などをもとに   島田市洪水ハザードマップ「洪水避難地図」を作成した。こうしたものをもとに水害や土砂災害から   市民の生命・財産を守り、被害を最小限にするためにもどのように対応するのか以下について伺う。    (1) 洪水ハザードマップでは、各河川で時間雨量90ミリメートルの降雨を対象としているが、島田市     の雨量測定地点は何カ所か伺う。    (2) 今年5月下旬より防災気象情報として各市町ごとに注意報、警報が発せられるが、どのように対     応されているか伺う。(ゲリラ豪雨など)    (3) 避難勧告、避難指示の判断基準、伝達方法等の取り組みについて伺う。    (4) 水害時の避難経路の安全性はどうか伺う。 12.19番 松 本   敏 議員  (一問一答)  1.国民健康保険について   (1) 平成20年度に国保税が値上げされた。平成23年度に値上げされるなら、不況による厳しい市民生     活の中で滞納が増加し、税収の伸び悩みという悪循環に陥る危険があると思う。当局の見解を伺     う。    (2) 基金保有額は約5億5,000万円である。基金及び一般会計からの繰り入れにより値上げを抑える    べきと思うがどうか。    (3) 国保法第44条は、医療費の窓口での一部負担金について、減免制度をつくるよう定めている。島     田市における「給付規則」とその運用はどうか。    (4) 平成22年10月時点で、短期被保険者証は1,032世帯、資格証明書は110世帯の発行となっている。     大変多いと思うが、理由は何か。また、それらを減らすことや「特別な事情」を掌握するための    取り組みはどうか。    (5) 国保の「医療費のおしらせ」に約460万円かけているが、効果に疑問がある。経費削減の観点か    ら廃止すべきではないか。  2.空港周辺整備と多目的産業展示施設について   (1) 静岡県は空港周辺地域の活性化と空港利用促進のため「エアポート楽座」や「4つの道」などの    周辺整備計画「空港ティーガーデンシティ構想」を推進しようとしている。そこで、以下伺う。     1) 「空港ティーガーデンシティ構想」の概要はどうか。     2) 「エアポート楽座」に新幹線新駅はどう位置づけられているか。     3) 「風の道」の中に多目的産業展示施設はどう位置付けられているか。     4) 「空港ティーガーデンシティ構想」は、空港周辺に対して大きな設備投資になる。財政状況を     考えれば過大な財政投資は行わないよう、当局は県に申し入れるべきと思うがどうか。    (2) 多目的産業展示施設について    1) 石川前県知事と桜井市長が打ち出した「多目的産業展示施設」の規模等、施設概要はどうか。      その内容で今後も進めるのか。     2) 住宅や茶園、国有地など、これまでの用地取得の面積と金額はどうか。今後の用地取得の計画      と予算額はどうか。     3) 将来の利活用が見通せない以上、これ以上の用地取得は行うべきではないと思うがどうか。     4) 市道牧之原中講線・富士見2号線改良事業については、牧之原中講線側だけにして規模等も見      直すべきと思うがどうか。 13.20番 佐 野 義 晴 議員  (一問一答)  1.学校施設について    現在少子化と言われる中でも、次世代を担う子たちを健やかに育てるために、より良い教育環境の   構築が必要と考える。     そこで以下の諸点について伺う。
       (1) 小・中学校の施設管理経費(主に小学校の施設営繕・維持管理費)の用途と今後の動向を伺う。    (2) 学校の環境対策(主に夏場対策)にどのように取り組んでいるか。    (3) 小学校のプール開放に地域差はないか。    (4) 運動場(グラウンド)の整備のあり方を伺う。 14.4番 星 野 哲 也 議員  (一問一答)  1.高齢者の生活支援について    高齢者の生活を支援し、高齢者が安心、安全に暮らせるための市の施策について伺う。    (1) 高齢者等緊急通報システム事業の内容と対象年齢を伺う。    (2) 市内では、高齢者等緊急通報システム事業を何名利用しているか。また、対象者への告知はどの    ようにしているか伺う。    (3) 高齢者等緊急通報システム事業による昨年度の緊急通報は何回であったか伺う。    (4) 高齢者の暮らしでは火災が一番心配であり、電気を利用する電磁調理器は安全面から見ると普及     するはずである。購入の助成制度もあるが、設置者がいないのはなぜか伺う。  2.市内のプール施設について    島田市の小・中学校のプール設備の現状と、新設したローズアリーナのプール及び川根温泉のプー   ルの将来について伺う。    (1) 小・中学校合わせて、25校にプールがあるが、耐用年数は大丈夫か伺う。    (2) 25校のプールには、トイレ及び更衣室等は完備されているか伺う。    (3) 中規模校以上の小学校には、低学年用の小プールが併設されているが、大きさにばらつきがある    がいかがか伺う。    (4) 本年、5月にオープンしたローズアリーナのプールの評判はいかがか伺う。    (5) 川根温泉の宿泊施設の基本構想策定経費が計上された。場所は、川根温泉のプールの地番と聞く    が、プール設備はどのようになるか伺う。...